エノコログサ(狗児草)
イネ科 一年草 エノコログサ属
我が国各地の路傍に見られる。茎の高さ約40cm。
葉は線形で互生、下部鞘状をなして茎を包む。夏、緑色の狗の尾に似た穂を出す。
この種と極く近縁な同属植物は雑草として広く分布する。ネコジャラシ。
莠
(出展:広辞苑 岩波書店)
2007/11/4 11:18 NIKON D70 横須賀市長沢の農道際 |
2018/10/10 NEC N-01E 横浜市金沢区能見台3 歩車兼用道路の道端 |
ねこじゃらしは高性能植物: 出展 稲垣栄洋「面白くて眠れなくなる植物学」PHP研究所
:身近な雑草としてオオバコとならんでねこじゃらしことエノコログサがある。
それぞれ路端でいくら踏まれても、あるいは激しい日差しにも耐えて繁殖しているのには、
それぞれの生き残り戦略がある。オオバコは踏まれても葉を横に伸ばすことで、人に踏み込まれて
他の植物がい無くなってしまうような逆境を生活の場としている。
暑い夏の日、毎日水をあげている花壇の花や畑の野菜は萎れているのに、道ばたに生えている
エノコログサは、誰も水をあげないのに元気に育っている。じつはエノコログサは特別な光合成の仕組みを
もっているのです。それがC4回路という高性能な光合成システムです。
前ページ(十一月の花)へ
トップページに戻る