ピラカンサ(トキワサンザシ)属。ヨーロッパ東南部から小アジアの原産。沢山の園芸品種がある。
密集した真紅の果実はまさに炎を思わせる。 常緑低木で、枝の変形したとげをもち、花は白色で散房花序に密につく。
心皮は5個、各室に2個の胚珠がある。果実はナシ状果で、心皮に相当する部分が硬くなって小核をつくり、
中に2個の種子がある。属の学名は「火ととげ」を意味するギリシャ語からの造語で、「火」は果実の色を表したものである。
刈り込みに耐え、花と果実が美しいことから生垣によく用いられる。葉は狭頭卵型から倒披針型、鋸歯があり、
裏面は無毛である。果実は偏球形で直径約6mm、赤く熟す。
上及び右の写真 ピラカンサ 横須賀市長沢 農地の中の民家の庭 2003.10.19 |
花 撮影日時:2007/05/13、16:53 同右 |
花 同左 場所:横須賀市長沢6-41-3 |
撮影日時:2005/10/29、12:05 場所:横浜市金沢区能見台3-29 |
前ページ(五月の花(その2))へ
前ページへ(十月の花(その1))へ
前ページへ(三浦半島の冬ー実を鑑賞する)へ