テッポウユリ (鉄砲百合)
white trumpetlily Lilium longiflorum Thunb
ユリ科テッポウユリ亜属Leucolirion
テッポウユリは花型がらっぱ銃に似ているところからつけられた名で、長さ15cmほどで
純白色。ほのかな芳香を漂わせる。ユリの代表的な種類で、奄美・沖縄諸島などに自生する。
ヨーロッパやアメリカでは19世紀以降、復活祭用としてマドンナ・リリーにとってかわり、
クリスマスや冠婚葬祭になくてはならない花となっている。日本でも促成切花をはじめ
、鉢植えや庭園植え用として一年を通じて栽培される。
(以上 世界大百科事典 平凡社)
古来、ユリを詠みこんだ歌は多い。
万葉集で大伴家持は「物部の八十乙女らが汲みませ、寺井の上の堅香子の花」と詠み、
堅香子はユリ
同じく万葉集「道の辺の草深百合の花咲に、咲まひしからに妻といふべしや」
(巻7・1257番) ゑみ ゑ
とある。
場所:横須賀市YRP野比の農地の民家の庭 撮影日:'06/06/18 13:41 OLYMPUS C2500L |