スイカズラ (吸葛) 忍冬
Japanese honeysuckle
学名 Lonicera japonica
吸葛科
半常緑 つる性低木。 山野に自生。葉は楕円形。全株に褐色の細軟毛を密生。初夏、芳香
のある長漏斗状淡黄色(咲き始めは白でやがて黄色に変化する)の唇形花を開き、
花筒の底部にある蜜腺から甘い蜜を出す。二個相接してやや瓢箪形をした黒色の
液果を結ぶ。茎・葉を乾かして利尿・健胃・解熱薬とし、花を乾かして瘡腫の洗浄用とする。
葉が冬でもしぼまないので、忍冬(にんとう)の名がある。
日本、朝鮮、中国、台湾に自生し、北アメリカやヨーロッパでは観賞のために植えたものが
野生化し畑地の雑木となり嫌われている。
(参考 広辞苑 (岩波書店)、世界大百科事典(平凡社))