三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

シャガ(射干・胡蝶花) Raphanus sativus
学名Iris japonica
アヤメ科の常緑多年草。山地の斜面などに群生する。高さ30−60cm。地下に根茎があり、
厚くて光沢のある剣状の葉を叢生。春、花茎を出し、花は白色で紫色を帯び、中心は黄色。果実を
結ぶことなく、地下茎でふえる。
出展:広辞苑(岩波書店)

Iris japonica Thunb.
中国、日本に産する。古く中国から渡来したと推定され、低山地に群生している。葉は常緑で表面に光沢が
あり、茎は七つ前後に分岐して、枝ごとに次々と25輪くらいの1日花をつける。走出枝で増えるのが特徴である。
葉は長さ45cmくらい。幅2−3.5cmの剣形で扇状になり、一方に傾く。花は直径約5cmくらい。外花被片は倒卵形で、
縁に細かい切れ込みがあり、中央に橙色のとさか状突起と橙色と紫色の斑をもつ。内花被片はやや小さく平開し
6弁様になる。花期は日本に野生するアヤメ属中最も早い4月。日本のものは三倍体で種子は実らないが、中国の
ものは実るといわれている。まれに斑入葉がある。
出展:世界大百科事典 平凡社



左下の金沢自然公園は、円海山の続きの古くからの山道で、自然の植生としてのシャガは貴重なものである。

2009.03.31横浜市金沢区金沢自然公園NIKON D70 2006.04.12横浜市金沢区住宅街の民家の庭 OLYMPUS C2500

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