ー三浦半島の草花ー

ススキ(薄)/オバナ(尾花)
学名:Miscanthus sinensis    イネ科 ススキ属
イネ科の多年草。堤・土手・荒地などにしばしば大群落を作る。毎年、宿根から新芽を生じ、
高さ2mに達する。葉は線状で尖る。秋、茎頭に大きい花穂をつける十数枝を中軸から出し、
黄褐色を呈する。小穂の下部に白毛があり絹糸状をなす。「尾花」と称し、秋の七草の一。
茎葉は屋根を葺くのに用いる。カヤ。袖振草。
出展:広辞苑(岩波書店)
秋の風情に似合った花として、古来歌人にも詠まれている。
万葉歌人 柿本人麻呂の句に
「秋の野の、 尾花が末の 生い靡き 心は妹に、寄りにけるかも」
「あきののの おばながすゑのおひなびき こころはいもに よりにけるかも」
「秋野 尾花末 生靡 心妹 依鴨」


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