このQuodlibet とは「ごたまぜ」、「寄せ集め」とか、「メドレー」という意味のドイツ語です。
過去の Quodlibet: 2010年1月

ラッパ関係の話。年末からずっと試していることがある。疲れやすい、バテやすい、という問題点を解決する練習として、レッスンでこんな方法を教わった。クラークのテクニカルエチュードのレッスン2にある、「ドレミドレミファレミファソミドレミド...」というパターンを、最初は指定通りにピアノのスラーで、次は息の流れを止めないようにしながら一音ずつタンギングする。その次はそれをダブルタンギングで。さらにトリプルタンギングで「ドドドレレレミミミドドド...」とやって、音がかすれたり、唇の振動が止まらなければ、半音上がって次のスケールへ、を繰り返す。

かなり地味な練習だが、漫然と吹きまくるより、圧倒的に効果がある。最初はトリプルタンギングができなくて、遅めのテンポで息の流れが止まらないことをチェックしながらやっていたが、コツが分かれば、テンポを上げるのはそれほど苦労はなかった。変な力の入れ方をしていると、音が高くなってきたときに、唇が振動しなくなる(音が歯抜けになる)ので、自然とリラックスした吹き方をせざるを得ない。毎日30分。最近の定番。(2010/1/16)