ミズウオ

Alepisaurus ferox

Aulopiformes(ヒメ目)

Alepisauridae(ミズウオ科)

 

分布:大平洋・大西洋・インド洋・地中海

水深:200m 前後、小型の個体は1000m 以上まで。

体長:普通は50~120cm、最大では2m

 

 系統上の位置についてですが、Nelson 94 では、棘鰭上目(Acanthopterygii)+側棘鰭上目(Paracanthopterygii)+ギンメダイ+アカマンボウ目(Lampridiomorpha)+ハダカイワシ、以上の外群という扱いです。

 別の言い方をすれば、ワニトカゲギスよりはスズキに近く、ハダカイワシよりは縁が遠い、という扱い方なわけですね。

 

 肉は水分が非常に多くて柔らかく、ウロコと浮き袋を持ちません。背びれはとても大きく、また、大きくて鋭い犬歯のような歯を持っています。同種の個体も含めて(要するに共食い)、多くの生き物を手当りしだいに食べているようです。

 駿河湾ではハシキンメ・タチウオ・カタクチイワシ・ハダカイワシ・サクラエビなどを食べていることが分かっています。