摩訶ふしぎ図鑑
２００８年１２月０９日発売
保育社
本文執筆・イラスト：北村雄一
*注：２０１１年に改訂新版が増刷されたので、この書籍自体は市場などに残っている現品限りとなります。
概要：
深海ものの第４弾、今回は子供向けで文章は分かりやすく、登場する生物はどれもカラーイラストです。単純にいってしまえば絵本（高学年向け）ですね。ただ、比較的年配の人からも分かりやすいと言われたので、子供以外の人も読める本にはなっているようです。
また、この本は保育社から出版されている「生きもの摩訶ふしぎ図鑑」シリーズの第２巻として制作されています。シリーズのテーマが「生きる力」を生き物に学ぶ、というものだったので、それに沿って乏しい餌、暗黒、軽量化、低代謝、独自の性戦略、共生など、深海生物が存続をめぐって生み出した様々な事例を取り上げました。まあ、深海はスローライフをはるかに通り越した世界なので、生きる力とやらも”すばらしい！！”というような視点ではなく、どっちかというと必死系あり、脱力系あり、やっちゃった系ありというような感じになっています。
生物のリスト：
テーマが「生きる力」だったので生態がそれなりに分かっているものがメインになっています。そういうわけで顔ぶれがメジャーどころに集中したのはいたしかたないところ。以下にそのリストを
オタマボヤ サガミウキエビ クダクラゲ セキトリイワシ バラムツ ダイオウイカ オオタルマワシ アシナガミズムシの仲間 イトヒキイワシの仲間 トリノアシ ヌタウナギの仲間 スティレフォルス ホネクイハナムシ フクロウナギ オニボウズギス クロカムリクラゲとアカチョウチンクラゲ ハダカイワシ デメエソダマシ ムネエソ クラゲイカ サメハダホウズキイカ ギンオビイカ コウモリダコ スジダラ ホウライエソ オオクチホシエソ チョウチンアンコウ アカクジラウオダマシ チョウチンハダカ サウマティクティス ケファロファネス ベニオオウミグモ ヨコエソ ミツマタヤリウオ ビワアンコウ シンカイエソ シロウリガイ ダイオウグソクムシ ギガントキプリス ティサノポーダとオオベニアミ ウルトラブンブク ガラパゴスハオリムシ ゴエモンコシオリエビ オハラエビ スケーリーフット ウカレウシナマコ タヌキソコギス シャクシガイの仲間 シンカイヨロイダラ エウリセネス・グリルス ヒゲナガダコの仲間 ヒメソコエソ センジュナマコ 深海性ギボシムシ ストルティングラとカイコウオオソコエビ
参考までに、書籍中で使用したウルトラブンブクのイラストを紹介。脱力系なので肩の力を抜いてまいりましょう。
やる気がなくても問題ない
する気がなくても大丈夫
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