補食のための適応
深海生物図鑑:pp78~79
イラストの説明
海洋の中層(200~700m )、つまり深海の最上部の領域で暮らす生物をイラストで示したもの。バックがグレーなのはまだわずかな光が届いていることを示すため。しかし当時、トーンを用いた原稿をコピーをするなどして加工したために、モアレが生じてしまっている。ただ、本の中ではもう少し見やすく印刷されている。
生物の名称と備考
ホウライエソ (Chauliodus sloani ) :ワニトカゲギス目 (Order Stomiiformes )
一番下と中央の2匹の魚。下の個体はイサリビハダカを捕まえようと頭ごと顎を伸ばしている。35cm
イサリビハダカ(Notoscopelus resplendens ) :ハダカイワシ目(Order Myctophiformes )
ホウライエソに襲われている個体と、泳いでいる個体が描かれている。7.5cm
ホテイエソ (Photonectes albipennis ) :ワニトカゲギス目(Order Stomiiformes )
一番上の魚。35cm
カンテンダコ
画面、右を泳いでいる。半透明で寒天質の身体を持つ、浮遊性のタコの仲間。数cm
付記:魚類の和名と学名は中坊 et al 95 に、分類単位の学名と和名はNelson 94 と上野&坂本 99 を参考にした。