面白恐竜学で使用する標本の紹介:1 以上の頭骨はハドロサウルス類、植物食の恐竜の頭骨レプリカです 頭骨の縫合線(頭の骨を構成する骨のつなぎ目)は次ぎのようなものです。 J はジャーガル、QJ はクアドレート・ジャーガル、Q はクアドレートです。眼の前方の骨の縫合線のあり方にはちょっと議論の余地があるかもしれません。現在、検討中です。これはレプリカですが、骨の縫合線というのは化石ではいつでも議論の余地があります。実際、この化石も保存は非常によいのですが、潰れてできたひび割れと区別しずらいのですよね。
そして次ぎはワニの頭骨。こちらは本物。
次ぎはオオトカゲの頭骨のレプリカ
恐竜やワニにあったQj と表記された骨がありません。トカゲの系統では頭の骨のパーツ構成がかなり特殊です。クアドレート・ジャーガルがなくなっているのですよね。
以上のような頭骨を比較しつつ、恐竜が持つ独自の特徴や、ワニと恐竜が共有する特徴。骨の構成パーツをどう考えるのか、化石の縫合線はどう判断するべきなのか?。そうしたことを講議する予定です。