M46 (NGC2437)

とも座にある並んだ散開星団の暗い方

2017年12月21日 2:00のM46とM47

下段、連なった小さな円は25倍の視野を示します 左の明るい星はおおいぬ座γ星 M46とM47は連なった円の右端近くにあります

上の円は50倍で見たM47とM46 左が明るいM47、右が暗いM46

 

M46はとも座の散開星団です。しかしここでは、おおいぬ座γ星が比較的近くにあるので、そこから辿っています。散開星団の場所はおおいぬ座γ星から東9度いったところ。続き番号であり、これまた散開星団であるM47と東西に並んでいます。しかし、明るいM47と違ってM46は暗く、わかりにくい星団です。25倍では見えません。

 

2017年12月22日 50倍の視野で大きく描いたM47とM46

左が明るいM47 右が暗いM46

 

左が明るいお隣M47、右がM46。46は暗くて分かりにくく目につきません。さらに北(画面では下)に微星の集団があるので こっちが46か? と勘違いしてしまいそうです。しかしよく見ると、暗い星の集団があること、その周辺がわずかに白っぽいことが分かります。これがM46です。

46の星は明るい星でも10等級。自分が持っているのは口径125ミリで、その限界等級は12等級。空の状態から実際に見えるのは11等級ぐらい。10等級以下の星々が群れる46が目につかないのは当然なのでしょう。

ただし、M46は距離5000光年。近くにあればもっと見事なものかもしれません。所属する星は500を超えると言われます。

 

参考:

[Burnham's Celestial Handbook]

[Guidebook to the Constellations]

  

 

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