M16 (NGC6611)

Eagle Nebula

へび座の小さな散開星団 メシエ16

 

2017年6月22日、日付が変わる直23:00のM16

*画面上にM17も示しています

 

スケッチには”たて座の散開星団”と書き込んでありますが、これは間違い。M16 はへびつかい座の巨人が持つへび座、その尻尾にある散開星団です。ここはたて座といて座とへび座の境界がひしめくところ。連なった円は25倍の視野を示し、スケッチ右にあるアを振り当てられている明るい星はたて座γ(ガンマ)星。これがこの近辺で一番目立つ星で、M16の場所はこの星から西へ2.6度あまり。

相対光度でテを割り当てた画面中央下の星から左がへび座

右がたて座の領域

さらに画面の上、方位としては南へいくとM17がありますが、このあたりから先がいて座となります。画面は左が西、上が南。

画面左の大きな円は50倍の視野を示し、M16を見た様子。見ての通り小さな散開星団です。左下は星団だけを抜き出して、星の相対的な光度を示したもの。ちょっと手違いでこの星団の一番明るい星にも相対光度を示す”ア”を割り振っていますが、これはご愛嬌。一番明るいよ、という程度の意味でとらえてください。この星は25倍の視野では周辺の星に対して相対光度でニ、50倍の視野では周辺の微星の中ではこれが一番明るく、ラとなります。

星団周辺がぼやっとしていますが、これは自分の望遠鏡では分離して見えない微星たちのせいなのか、星団を囲むガスのせいなのかは分かりません。ただ、22日は快晴で月もないものの、空の透明度はけっして良くありませんでした。それを考えると、ガスが見えたとは思えません。多分、ぼやっと見えるのは微星のせいでしょう。

M16は散開星団を囲むガスがあるので、散光星雲としても扱われます。

 

  

 

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