Iris
イリス
公転周期:1346.42日(3.69年)
軌道長半径:2.936~2.386天文単位
およそ200km
大きさ200キロを超える小惑星で、6・7等まで明るくなります。イリスの名はギリシャ神話の虹の女神に由来します。
2017年 11月12日〜12月24日にかけておひつじ座を移動するイリス
連なった円は25倍の視野を示し、おひつじ座γ(ガンマ)星メサルチン(MESARTIN)近辺にあったイリスが、カーブするように動いていく様子。線でつなげられた微星がイリス。色はやや赤みがかかっています。
左上の大きな円は200倍の視野を示したもので、メサルチンの拡大です。メサルチンは二重星なので拡大すると同定しやすい。右上の小さな円は11月25日から11月30日までのイリスの移動を50倍の視野で描いたもの。25倍の視野ではスケッチの中央でカーブが一番上にあがった時の様子です。
スケッチは画面ほぼ真上が西。ですからイリスはメサルチン近辺から西へ逆行を初めて、11月25日から12月の7日まで動きが鈍くなり、そうして再び東(画面では下)へ順行を開始したことが分かります。11月末から12月頭にかけて50倍の視野でないと動きが描ききれなくなったのもそのため。