Centaurus

ケンタウルス座

 

 2016年2月19日 南中しつつあるケンタウルス座

 ケンタウルス座は暗い場所で星がよく見えれば、ああなんとなく形が分かる、という星座です。東西に星がちょこちょこ並んで、東隣にあるおおかみ座にちょっかいをかけている感じ。しかし関東からでは南に低く、おとめ座の下にあるからす座の、その下をうねうねと東西に伸びるうみへび座の、さらにその下にある星座です。これだけ南に低いと空気に遮られて明るく見える星がありません。都市部の明るい空では、θ(シータ)星とι(イオタ)星がなんとか見えるぐらいです。からす座の東にうみへび座のγ(ガンマ)星とκ(カッパ)星があり、その南に対になるようにケンタウルス座のθ(シータ)星とι(イオタ)星が見えます。ケンタウルスの頭部に見立てることができる、1番、2番、3番星の近くには変光星ケンタウルス座T星があります。

以下はキャプションが無い画像

  

 

Centaurus ケンタウルス

所有格はCentauri ケンタウリ

ケンタウルス座:半人半馬の存在ケンタウルスを模した星座です。おとめ座の南にあるので、春の星座に含めています。東隣におおかみ座、そのさらに東に夏の星座さそり座があります。

日本からは南に低く、おとめ座の下にあるうみへび座の、そのさらに下に見える星座です。α(アルファ)星、β(ベータ)星は0等級の明るい星ですが、関東からでは見えません。関東から見える星でもθ(シータ)星などは2等級ですが、南に低いので、見落とされがちです。

ちなみに英語ではcをサ行で発音するので、Centaurusはセンタウルスと読みます。*ラテン語ではcはカ行の発音なので、ケンタウルス。

 

主な星は以下の通り。

Rigel Kentaurus リゲル・ケンタウルス α(アルファ)星 光度-0.01等 南に低く、関東からは見えません。呼び名のリゲル・ケンタウルスとはケンタウルスの足の意味。オリオン座のリゲルと意味は同じです。α(アルファ)星なのでラテン語でアルファ・ケンタウリとも呼びます。この場合はラテン語の所有格なのでケンタウルスの語尾が変わり、ケンタウリとなることに注意。呼び名としてはアルファ・ケンタウリの方が有名かもしれません。肉眼で見える恒星としては地球に一番近い星です。

  

その他の天体

ケンタウルス座T星  

 

参考:

[ Guidebook to the Constellation]

  

 

 

  

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