Lonicera japonica

スイカズラ

 

 2012年、5月29〜31日にかけてスケッチ。近所の公園で花を咲かせていたスイカズラ。蔓植物で、一応、これでも樹木。「原色日本植物図鑑」保育社では木本編に載っています。良い香りのする白い花を咲かせ、花は茎の左右に、それぞれさらに対になる形で咲きます。開花から1日目は白、1日の終わりから翌日には黄色っぽくなり、3日目にはしおれます。状況によっては白い花と黄色い花が同居するので、とてもきれいなものです。

 花は左右対称で上下がありますが、よく見ると上の花弁は4つに分かれて、下の花弁は細長い形。5放射対称の配置をした花びらのうち4枚が合わさって上の、残りの1枚から下の細い花弁が出来たことが見て取れるでしょう。そういう構造からすれば明らかにモクレンでも単子葉植物でもキンポウゲでもないわけで、特徴からしてエウディコットの中でも派生的な部類なのだろう、ということが予測できます。

 花弁の根元は融合し細長い筒状で、アステリドの共有派生形質を示します。雄しべは5本。花弁の切れ込みに対する位置から考えると、花弁と雄しべの配置は互い違い。雄しべは筒の開口部で花弁と融合します。

  

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