スカシガイ Macroschisma sinensis 2007年1月10日、鎌倉の海岸で拾ったスカシガイ。見た目は赤い”つけ爪”のようですが、これでも巻貝。長さは24ミリ。殻の正中線にそって細長い穴が開いています。ちなみに画面下側が前方。身体にたいして殻が小さく、生きている時のスカシガイはなんとなくウミウシに似た姿で、その背中にこの殻がちょこんとついているそうな。近縁であり、よく似た姿のヒラスカシガイとくらべると殻が長いこと、穴が後方(画面では上)に近いこと、穴の縁が斜になっていることで区別できます。
スカシガイはすくなくとも鎌倉や江ノ島の海岸ではあまり見つかりません。他の貝類にくらべて数が少ないか、あるいはたんに殻が打ち上げられにくいか、あるいはきれいなので興味を持った人にひろわれていくのか?さて??。少なくとも個人的にはお気に入りなので、もっと見つけたいなあ・・と思ったり。