ルリガイ Janthina.prolongata Family Janthinidae 薄い殻、丸みをおびた形、殻口の外側の中央に波打ったような痕がある 以上のことと、文献の図からルリガイと考えました 参考:「日本海洋プランクトン図鑑」第3版 保育社 S.59
ルリガイは温かい海の海面をただよって暮らす巻貝です。泡みたいな浮きを作って、それにさかさに張り付いているのだとか。本などではそういう画像を見ることができます。この貝殻は2002年の夏、台風通過後の江ノ島で拾いました。いやもう、その時は江ノ島はどえらいことになっていて、海の家の前まで流木やら木材がどっさりうちあがっておりました。
そんな中、流木の中にポツンとあざやかな紫色の点になって目立っていたのがこのルリガイ。別アングルから見るとこうなります。
見ての通り、殻の上の方が色が薄いですね^^)。とてもきれいな巻貝です。ルリガイはカツオノエボシというクラゲを食べるそうな。江ノ島で殻を拾った時、カツオノエボシではありませんが、近い種類に分類されているギンカクラゲの残骸がたくさん流れ着いていました。そのクラゲも浮きの部分は見事な銀色ですが、周囲の触手は濃いブルーです。