ドローの法則で系統解析をしている、分岐学をそういう学問であると考えた人が
いましたが、まあ、これは間違っていますね。分岐学の原理は最節約にある。
でもそんな勘違いは無視するにしても、仮に1回失われた形質が2度と出てこない。つまり、
無い→有る
無い→有る→無い
はありうるけど、
無い→有る→無い→有る
はないという前提を系統解析に組み込むことはできますよね。ただし、実際の進化が
こうしたものであるのかは不明ですけど・・。
仮に実際の進化がドローさんの言うようなものであった場合、最節約+ドローの法則を
組み込んだ系統解析ソフトは、系統をデーターから再現する能力が、最節約しか組み込んでいない
ソフトよりも高いのではないでしょうか?。ただし、実際の進化がそうでなかったら
まずいことになりそうです。
仮定を色々組み込んだソフト(あるいは考え方)は仮にその仮定が正しい場合、あるいは
その仮定があてはまる状況では復元能力が高そうに思えます。でも、他の状況では
使い勝手が悪そうです
色々組み込んでいないソフトは何か色々起こっている場合には復元能力が悪いのでしょうけど、
色々な状況でも使えるってことになるんでしょう(かねえ・・・)。
[2003/03/11 01:31:43]