「ゆっくり歩こう介護の道」

私が年に一度だけ出す近況報告、それは年賀状の「介護をしています」
私は昭和６０年からこの一行だけでした。
母の歩んできた20年、父の歩んできた20年、そして私の歩んできた20年
この道は迷路、でも私自身の道でもありました。
アルツハイマー症、骨盤骨折による寝たきりの状態、意識障害、吸引、胃瘻、
父の数々入院、肺癌宣告、そして自分の病気。
走馬灯のようにあっという間に年月が過ぎていきました。
２１世紀になり学生時代の友より初めてのメールが届き
仕事を辞めインターネットでただ遊んでいた私は
友からの相談を受けるうちに、
私の介護経験やアルツハイマー症の母のことを書き留め
お話することで手探りで進んでいく介護に
少しでもお役に立てればと思いこのページを開きました。

無我夢中に進んでいくもよし。
立ち止まるのもよし。
でも自分の人生は出来れば楽しく過ごしたいものです。
焦らずゆっくりと歩いていきましょう。