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「……分かった。うん、ちゃんと分かっているよ。ともかく抵抗すればいいんだろう?君は戸口から入ってきて私を抱きしめる。私はそれを振りほどこうとする。けれど床に押さえつけられて服を剥がされる。……ん?声が大きい?……別に構わないだろう誰が聞いている訳でもないんだし……君が恥ずかしい?おかしな事を言うね。君が言い出したんじゃないか。それに恥ずかしがる必要はないと思うけど。これは子供の頃にやっていた遊びの芝居みたいなものだろう?まあ、内容は少しアダルトだけど……わ、急に謝らないでくれ吃驚するじゃないかシリウス。どうしたんだい?何だか不気味だよそんな神妙に……気にするな?ああ、じゃあ気にしないけど。それから何だっけ、ああ、そうそう私はおとなしくなるんだったね。何分後くらいに?え、適宜?適宜じゃ分からないよ、しっかり指定してくれないと。だいたいどうして私は唐突におとなしくなるのかな……?
(間)
ああ、……そういう……すまない、シリウスそんな目で見るのはやめてくれ。どうしてこの事柄に関して君はそう僻みっぽくなるんだ。だから私が悪いと言ってるんじゃないか。以前にもう謝っただろう?君らしくない。それと後学の為に、この遊びはどの辺が面白いのか聞いてもいいかな?……ん?男じゃない?前にも言われたねそれは……妖精?私が?とうとう妖精か!まあ何でもいいけどね。
ほらシリウスそんなハスキー犬みたいな顔をするのはやめて、君の考えた不思議な遊びをしよう。……触るな?もしかして本格的に怒っているのかな。困ったな……シリウス……
(物音・間)
嫌がる人間にキスをするのはなかなか難しいね。……ああ、今、少し君の遊びの主旨が理解できたかもしれない。ほらほらそんな所で呆然としていないで。早く始めないと日が暮れてしまうから。

何なら私が戸口から入ってこようか?シリウス」


シリウスさん……(暖かい目で)
2003/04/18














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