映画ゴブレット感想

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シリーズで初めて、原作を越えたと思った映画でした。
小説の4より映画の4の方が面白かったです。
カットする部分が的確だったのでしょう。
的確だったので……
ええと……。
シリとかルのことは忘れて(笑)楽しむのが正解です。
(私がCMで見たゲイリーのシーン、カットされてました…)

子供達めっさ大きいー!!
映画館を間違えたかと思いました。
「ハイスクール白書」とか「フレンズ」とか、
青春ドラマを髣髴とさせる成長ぶり。
それからロンと双子がどんどん似てきましたよ。
兄弟ですから当然ですが…て兄弟じゃないよ!
何でだよ!ハリーはもはや色々なところで言われていますが
ヨン様とすり替わっても私は気付きませんよ。
たぶん7作目あたりになったら彼のアゴは4つに割れます。
それと映画はハリロン映画でしたよ。
君達あんな恥ずかしいナンチャッテ喧嘩は
廻りが迷惑ですよ!!
それから今回ハンサム無差別投入ですよ。
クラウチジュニアとか別に期待してないのに
何故何故ホワイあんなにハンサムですか。
セドリック君も今回限りの登場なのが残念なくらい
要領の悪そうなハンサムで、ますますお別れが悲しいです。
4巻、映画になってやっと私にも全貌が見えましたが、
あれはハリーが可哀想です。大人の無策が悪い。
ツケを食らったのは結局子供です。セドリックにしがみついて
号泣していたハリーの気持ちが分かります。

前作の美術をエキセントリックな重厚さとすると
今回の美術は正攻法の重厚さでした。
裁判のシーンとか、引き延ばした写真がほしいです。
冒頭のワールドカップ、すっごい楽しそうだった。
誰しもそう思ったと思うのですが、あんな面白そうなお祭りなら
行って、一緒に観戦したかった!
でも食堂、横幅がかなり縮んでませんでしたか?

そういえばダニエルさんのSEXYショットは
あそこまで必死に隠されると見たくなるというか
いやそれよりも背中の筋肉に眼が釘付けです。
どこのランボーですかあなたは!
そしてスネイプさんはシリーズで一番
いい人ぶりを発揮してらっしゃいました。
授業中の折檻で腕まくりするところなど、
アランさんの楽しんで演じてるオーラが出まくってます。
カルカロフ×スネイプさんが増えるのではないかと思ったり。
杖から幽霊ボーンは、ジェームズさんの顔を覚えようと
頑張って眼を凝らしたのですが、なんだかモヤモヤして
造作は良く見えないのに頭髪の寂しいところだけはハッキリ見えて
複雑でした。
俺様は映画でも一人称はおれ様でした。
鍋から全裸でご登場です。
(あ、でもすぐにお召し物をお纏いになり、
その衣装は大変上品で素敵なものでしたが)
レイフさんは発火するくらいの気合で大熱演されていましたが、
そもそも状況がコメディですから、恐怖を感じるとかそれは
無理な相談でした。
鍋からマッパで出てきて、部下呼んで大威張り、
昔の話を掘り返してはジャイアンリサイタル、
シメは子供をいじめて大喜びですからね…。
ハーマイオニー番長のパンチ1つでフッ飛びそうです。
全体的に『ハりー・ポッ夕ーと愛と青春の旅立ち』って感じでした。

で、ですね。
あの男。
シリウスについて……
色々……
書こうとしたのですが……。
私が考えた諸々より、
友人Cさんの言った一言のほうが
この映画でのシリウスさんを正確に言い表しているので
そちらを筆記したいと思います。

「原作を読まずに映画の4から見た人は
シリウスの事を 暖 炉 の 精 だと思っちゃうねー」

わー!本当だねー!
ていうか私にもあれは暖炉の精に見えたよー。_| ̄|○
てかゲイリー出てなかったよね映画に。
あのゲイリー、CGじゃん。
……。
うん、まあ。
仕方がないのでこの映画は
『ハりー・ポッ夕ーと暖炉の精』だったと思うことにするよ。
むしろ
『シリウス・ブラックと賢者の火掻き棒』
『シリウス・ブラックと秘密の備長炭』
『シリウス・ブラックとアズカバンの薪』
『シリウス・ブラックと炎のシャベル』
『シリウス・ブラックとフェニックス火ばさみ』
『シリウス・ブラックと混血のログ・ラック』
『シリウス・ブラックと消火バケツ』
全7巻で読みたいです私は。
貧乏な一家の暖炉に住む妖精が、
その家の子供と友達になって、
とうとうラストは命賭けの試練を経て人間になる
冒険あり純愛ありのファンタジー小説なんですぜ。
……めそ。



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