デモンバスターズ

 

 

第28話 仲間の絆 素直な気持ち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これじゃ、この間と一緒じゃないか。
逃げる楓さんを追いまわして、最後には逃げられる。
冗談じゃない。
今度こそ逃がしてたまるか。

俺とエリスは逃げる楓さんを追いかける。
けど、なかなか追いつかない。
言いたい言葉、やっと見付かったのに・・・。

 

祐一 「楓さん!」

エリス 「待ちなさいっ、楓!」

楓 「・・・・・・」

 

どれくらいそうやって追い回したか。

そのうち、林を抜ける・・・。
・・・ところで俺達は止まる。
楓さんも止まっていたからだ。
その楓さんの目の前には、豹雨がいた。

 

楓 「ひょう・・・う・・・・・・」

豹雨 「何してやがる、阿呆」

俺達を見ても、ただ逃げるだけだった楓さんが、あいつの前では立ち止まっている。
逃げようという意思は感じられるのに、動けずにいる・・・そんな感じだった。

楓 「豹雨・・・私は・・・・・・」

豹雨 「・・・・・・」

豹雨はただ無言で楓さんを見ている。
楓さんの方は、必死に言葉を探していた。

楓 「その・・・あの・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「えっと・・・・・・二年ぶり・・・だよね・・・」

豹雨 「ああ」

楓 「・・・・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「・・・何か、言ってよ」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「ねぇ・・・怒ってる?」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「だって、仕方なかったよ。私、あなたに会わせる顔なんてなかったし・・・あいつに穢された体・・・見せたくなかったし・・・・・・それより本当に見せたくなかったのは、私の醜い心で・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「怖かった・・・自分が。あんなに風に誰かを憎める自分の心が・・・・・・殺しても飽き足らないとまで考えてる自分の心が怖くて・・・・・・って違う! 本当に怖かったのは・・・・・・みんなに・・・あなたにそんな自分を見せるのが嫌で・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「だって私! みんなが思ってるのと全然違う! 綺麗でも・・・強くもなくてっ・・・・・・巫女なんて似合わないし、誰かに尊敬されたり、憧れられたり、そんな立派じゃない! 醜くて弱い・・・ただの女で・・・・・・そんな私を、みんなに見せたくない! 見せて・・・嫌われるのが怖くって!」

豹雨 「・・・おい」

楓 「だから一緒にいられなくって! それで・・・だから私・・・・・・っ!」

尚も捲くし立てようとする楓さんの口を、豹雨が強引に塞ぐ。
自分の口で・・・。

楓 「・・・ん・・・・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「んぁ・・・んむ・・・ぁ・・・・・・」

長く、深いキス。
舌と舌とが絡み合って、楓さんの顔が高潮していく。
とても妖艶で・・・とても美しい・・・。

楓 「んはぁ・・・・・・・・・豹雨?」

豹雨 「今日はよく喋りやがるな」

楓 「え・・・?」

豹雨 「いつもは黙ってやがるくせしやがって」

楓 「・・・だってあなた、うるさいのあんまり好きじゃないでしょ」

豹雨 「阿呆が」

楓 「な・・・なによっ、さっきから阿呆阿呆って・・・!」

豹雨 「阿呆は阿呆だから阿呆だろうが。それを阿呆と言って何が悪い、阿呆」

楓 「そ、そんなに阿呆阿呆って連呼しなくてもっ」

 

祐一 「・・・なんか・・・段々痴話喧嘩みたいになってきたんだが・・・」

エリス 「最初からそれ以外の何物にも思えなかったわよ・・・」

俺達はいつの間にか、そんな必要性はない上、無意味だというのに、茂みに隠れて二人の様子を見ていた。
とてもぼけーっと突っ立って見ていられるような光景じゃない。

 

豹雨 「てめェはいつだってそうだ」

楓 「そう・・・って?」

豹雨 「俺がどう思うか、周りがどんな目で見てるか、他人のことばかり気にしやがった。てめェは何者だ?」

楓 「何者って・・・」

豹雨 「だからてめェは阿呆だってんだ」

楓 「・・・・・・」

豹雨 「おまえはあの時から・・・はじめて俺と会った時から何も変わっちゃいねェ」

楓 「はじめて会った・・・時・・・・・・私がまだ、大地の巫女であった頃・・・」

豹雨 「他人の上に立つ奴の心境なんざ俺の知ったことじゃないが、そういう奴はえてして他人に弱みを見せねェ」

楓 「それは・・・あなただってそうじゃない」

豹雨 「俺には弱みなんてねェ、それだけだ。もう一つ、他人の上に立つ奴は権力なんてくだらねェもんを持ってる代わりに、自由意志ってものを持ってねェ。かつてのおまえのようにな」

楓 「だから私は・・・あなたに憧れて巫女をやめ・・・旅に出た」

豹雨 「なのにおまえは、いつまでもあの頃の・・・巫女の楓のままなんだよ」

楓 「私が・・・?」

豹雨 「周りの理想の存在であろうとする。てめェを慕ってる奴の前で弱みを見せねェ。てめェ自身の意思が弱ェ」

楓 「自分自身の意思・・・」

豹雨 「わがままが足らねェんだよ、おまえは。だからくだらねェことで悩んで、今みたいになりやがる」

楓 「わがまま・・・・・・」

豹雨 「この十年・・・てめェ一度でも俺に対して何かわがままを通そうとしたことがあったか?」

楓 「・・・・・・」

豹雨 「俺とてめェは他人だ。俺がどれほどおまえの望む存在に近くとも、完璧におまえの理想どおりになりはしえねェ。絶対に譲れねェと思うこと、絶対に望むことの一つや二つあって然りなんだよ。一度でもそれを俺に対して言ったことがあるか?」

楓 「・・・・・・・・・」

豹雨 「ねェだろう。そんなんじゃ鬱憤が溜まって、つまらねェことでてめェを見失ったりするだろうよ」

楓 「・・・豹雨・・・」

豹雨 「今この場で何でもいいからわがままを言ってみろ。てめェは、何を望む?」

楓 「・・・・・・」

豹雨 「・・・・・・」

 

祐一 「・・・・・・」

エリス 「・・・・・・」

誰もが黙っている。
ただ黙って、楓さんの言葉を待つ。
それしかできない。

 

やがて、楓さんの目に、涙が浮かんだ。

 

楓 「ひょう・・・う・・・・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「私・・・汚くて・・・醜くて・・・弱い女だよ・・・・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「けど・・・・・・豹雨ぅ・・・嫌いになっちゃヤダぁ・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「お願い・・・私のこと、嫌いにならないで・・・・・・・私、豹雨のこと好きだよぉ・・・・・・だから・・・好きになってくれなんて言わないから、せめて嫌いにならないで・・・・・・ううん、やっぱり好きになってほしいよぉ・・・・・・」

豹雨 「・・・・・・」

楓 「ねぇ・・・豹雨ぅ・・・・・・」

 

俺が知らない楓さん。
甘い声で、子供のように、ねだるような声を出す楓さん。
そんな楓さんの唇を、再び豹雨が吸う。

 

豹雨 「阿呆」

楓 「ん・・・豹雨ぅ・・・・・・」

豹雨 「いいか、おまえは俺の女だ。あの時、おまえが俺についてくると言った時からそれは決まってんだよ。おまえがどう思おうが、俺はおまえを逃がさねェ」

楓 「豹雨・・・・・・」

豹雨 「おまえは俺のものだ。それを忘れんな、楓」

楓 「・・・・・・・・・うん」

 

 

 

 

 

それからしばらく、二人のキスは続いた。

ばちっ

祐一 「・・・痛ぇ・・・」

じっと見ていた俺の顔面を、エリスの平手が覆う。

エリス 「子供には刺激が強すぎ」

祐一 「子供じゃねぇよ・・・」

拗ねたような俺の口調。

エリス 「・・・祐一・・・」

少し遠慮がちにエリスが俺の名前を呼ぶ。
こいつも、俺の思いは知っている。

祐一 「いいってことだ」

わかっていたことだ。
ずっと前からな。

楓さんにとって俺は、いいところ弟だ。
どんなに優しく微笑んでくれても、楓さんが俺に対してそれ以上の感情を抱くことはない。
あの人が全てを曝け出して、全身全霊をかけて愛する男は、豹雨だけだ。

二年前までの俺は、まだ子供だったんだな。
それを受け入れようとしなかった。
けど今は・・・今なら受け入れられる。
多少ショックはあるけど・・・・・・俺の初恋は・・・終わったんだ。

祐一 「心配するな」

エリス 「別に心配なんかしてないわよ」

祐一 「だろうな」

エリス 「・・・・・・」

 

 

さらに少し経って、豹雨は行った。
けど何故か、楓さんは残っていた。

エリス 「・・・いいの、一緒に行かなくて?」

楓 「うん。どこにいても、私はあの人のものだから・・・」

もう、楓さんは逃げなかった。
自然とエリスの問いに答える。
昔と変わらない、楓さんだ。

祐一 「楓さん」

楓 「・・・・・・えっと・・・」

ちらっと遠慮がちに楓さんが振り向く。

じと〜

楓 「う・・・」

俺とエリスのジト目攻撃に、楓さんの額に汗が浮かぶ。
そりゃあ、散々逃げ回って俺達に迷惑かけたんだから、当然後ろめたい気持ちでいっぱいだろう。

楓 「えっと〜・・・その〜・・・・・・ひ、ひさしぶり、エリスちゃん、祐一君」

エリス 「ええ、ほんっとーにひさしぶりだわ」

祐一 「散々探させてもらったよ」

楓 「あはは・・・・・・」

微妙な空気だ。
楓さんの表情もたじたじだった。
が、その楓さんの表情が一瞬にして引き締まる。

 

楓 「・・・・・・」

アルド 「・・・・・・」

 

俺とエリスも気付いていた。
アルドが、楓さんに向かって殺気を発している。

楓 「・・・・・・」

アルド 「・・・・・・」

どちらも無言。
そしてどちらからともなく、動いた。

 

ギィーンッ!!!

 

瞬間、二人が交差する。
アルドのブラッディサーベルと、楓さんの草薙剣とが打ち合わされる。
場所を入れ替わって、帽子のつばと着物の袖がそれぞれ少し切れていたが、両者ともに無傷。

アルド 「どうやら、完全復活のご様子ですね。安心しましたよ」

楓 「アルド君にも、心配かけちゃったかな」

アルド 「いえいえ、嬉しいですよ。これでまた、一つ楽しみができた。あなたの身を血で染め上げる楽しみがね」

楓 「くすっ」

アルド 「ふふっ」

互いに笑い合う。
なんとも・・・不思議な関係だ、こいつとも。

アルド 「では、その日を楽しみにしていますよ。エリスさんと祐一君も、ごきげんよう」

剣をしまい、帽子の位置を直しながらアルドも去っていった。

エリス 「相変わらずね、あいつも」

祐一 「ああ、そうだな」

楓 「・・・・・・」

さてと、あいつの出現でうやむやになりそうだったが、改めて楓さんと向き合う。
言うことがあったんだ。
けど・・・どうやって切り出すか・・・。

祐一 「あ〜・・・なぁ、楓さん」

楓 「・・・うん、何?」

祐一 「良かったらさ、俺の家に来ないか。いや、家っても、居候先だけど。一人二人増えたって全然問題ないところだし・・・また前みたいに一緒に・・・」

エリス 「アタシも賛成。もちろん楓が行くならアタシも行くわよ」

楓 「・・・・・・」

我ながら名案だ。
秋子さんなら、たぶんオーケーくれるだろう。
けど楓さんは・・・。

楓 「・・・ううん」

祐一 「なんで?」

楓 「少しは気持ち落ち着いたけど、やっぱりまだ、みんなとはいられない」

祐一 「楓さん!」

楓 「ごめん・・・祐一君、エリスちゃん・・・」

そして、また踵を返す楓さん。
ここまでこぎつけて、また逃げるのかよ・・・!
追いかけようとする俺・・・だが・・・。

 

?? 「ふっふっふっふっふっふっふっふっふっふっふ」

 

楓 「?」

エリス 「?」

祐一 「?」

な、なんだ・・・この世にも異様で不気味な笑い声は・・・。

ひゅ〜どろどろどろどろ〜・・・・・・

妙な効果音に、人魂の演出付き・・・。
こんなくだらない真似をするのは・・・・・・。

?? 「か〜え〜で〜さ〜〜〜〜〜〜ん〜〜」

楓 「わっ! ・・・って、さやかちゃん?」

エリス 「さやか?」

祐一 「どういう登場の仕方だ、あのバカは・・・」

いったいどこから現れたのか、ヌゥッという感じで楓さんの前に現れるさやか。
そういえば、さっきエリスに聞いた話だと、この二人も知り合いだったな。
しかも、一年半前から半年前にかけては一緒にいたらしい。

楓 「な、なにかな〜、さやかちゃん?」

さやか 「ふっふっふ・・・渡したいものがありまして」

楓 「私に?」

さやか 「ええ。これです」

そう言ってさやかが楓さんに手渡したのは、紙切れだった、
いったい何が書かれてあるんだ?

楓 「請・・・求・・・・・・書?」

さやか 「いぇす♪」

楓 「・・・・・・って・・・何・・・この額・・・?」

さやか 「いや〜、私って基本的にひとところに留まらない性質でしてね〜、一年間も街の郊外に家を借りて過ごすなんてことなかったんですよ〜。しかも、何一つ働かず、日がな一日家でぼけーっとしてる人を養いながらの生活は、お金がかかるんですよね〜〜〜」

祐一 「今のおまえの状態そのもの・・・うわっちゃっちゃ!」

燃やすなよ、いきなり!

楓 「えっと・・・それで?」

さやか 「で〜す〜か〜ら〜、つまり〜、楓さんは私に多大な借金を抱えているというわけですよ〜」

楓 「は、はぁ・・・」

さやか 「そろそろ〜、返済期限なんですけどぉ〜〜〜」

キャラ変わってるぞ、さやか。
うねうね動きながら楓さんを追い詰めていっている。

さやか 「と、いうわけで、どっか行くんなら、今すぐこの場で耳揃えて返してください♪」

楓 「えっと・・・今持ち合わせがないから、もうちょっと待って・・・」

さやか 「だ〜め♪」

楓 「あー・・・うー・・・・・・」

さやか 「返せないんですか? 残念ですね。お金がないんでしたら、体で払ってもらうしかありませんね〜〜〜」

楓 「か、体? その・・・私には豹雨がいるから・・・」

動揺する楓さん、自分が何口走ってるかわかってるかな?

さやか 「返せないみたいですね。では〜」

やたらもったいぶった調子でさやかが楓をビシッと指差す。

さやか 「借金が返せるまで、楓さんは水瀬屋敷でタダ働き〜〜〜!!!」

楓 「・・・・・・」

エリス 「・・・・・・」

祐一 「・・・・・・」

・・・つまり、それが言いたかった、と。
って、さやかの奴が俺に向かってウィンクしてるし・・・。

エリス 「・・・プッ・・・あっはっははははは! あんたの負けだわ、楓!」

さやか 「♪〜」

楓 「・・・・・・くすっ・・・そうみたい」

そういうことで、決まったらしい。
とりあえず、良かった、のか。

楓 「祐一君」

祐一 「ああ」

楓 「そういうことみたいだから・・・しばらく、お世話になります」

祐一 「あそこは俺の家じゃないから、俺には世話なんかかかんないよ。第一俺に遠慮する必要もない。だって・・・」

エリス 「そうよ。アタシ達・・・」

祐一 「俺達・・・」

祐一・エリス 「「仲間」」

エリス 「でしょ」

祐一 「だろ」

楓 「・・・・・・うんっ」

さやか 「これにて、一件落着〜〜〜♪」

どこぞの芝居よろしく、さやかが大仰な調子で宣言する。
本当に、二年かけての、一件落着だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

あとがきでしょう

平安京(以下“京”):プロローグから続いていた問題がついに解決しました

さやか(以下“さ”):全部私のお陰だね〜

祐一(以下“祐”):おい

京:おや、あとがき初登場、とりあえず主人公の祐一君じゃないか

さ:はろはろ〜

祐:俺主人公じゃないのか? なんだよ、この影の薄さは。アルドもエリスも豹雨もさやかも目立っておいて、主人公のはずの俺の立場は!?

京:だから、“とりあえず”主人公と言ったろうが

さ:♪〜

祐:納得いかん!

京:まあまあ、ずっと出詰めなんだからいいじゃないか

祐:けど・・・結局おいしいところ全部豹雨とさやかに持っていかれた形じゃないか!

京:仕方がないさ。ここでの君の役どころは、憧れの女性に失恋する侘しい男、なんだから

祐:うぅ・・・そうだった・・・楓さん・・・・・・ちくしょぉぉぉぉぉ!!!!!

さ:行っちゃった

京:静かになった

さ:今回は長かったね

京:ちょっとな。思った以上に豹雨と楓のシーンが伸びた

さ:このシーンは最初から考えてたの?

京:いや、全然だな。途中からかなり変わった。楓とエリスには元ネタになるキャラが存在しないから、話が進むうちにどんどん変化が生じるんだ。元ネタがいる豹雨やアルドはキャラが確立してるんだがな

さ:楓さんの性格・・・随分あれだね

京:そうか? 俺の書く小説に出てくる女性は、たとえば紫苑とか莢迦とか・・・とにかく心身ともにめっちゃ強いのばっかりだから、たまにはこういう弱いところ見せる女性もいいだろう

さ:ま、いいけどね〜。行き当たりばったりだけど、収拾ついてよかったじゃない

京:うむ、君も当初の予定以上によく動いてくれた。感謝しよう

さ:へっへ〜♪ ところで、なんだか感動?のクライマックスっぽかったけど、まさかこれで終わり、なんてことないよね?

京:うむ。ここからしばらくは楓とエリスが水瀬家に定着する話と、他のメンバーによるほのぼのが続いて、そして新章突入だ!

さ:どんなどんな?

京:詳しくは話せないが・・・キーワードは、秋子さんの素性だ

さ:ほほう

京:次回で少し言及されるが、それがポイントとなり、さらに外伝の面々も加わって、新たな戦いが・・・

さ:私の活躍は?

京:もちろん予定されている。本人の前では言わなかったが、今度こそ祐一君の主人公による主人公たるべき活躍が・・・あるかもしれん!

さ:楽しみ〜、さっさと書け♪

京:うむ。では

さ:ばいび〜、まったよろしくね〜♪