カノン・ファンタジア

 

 

 

 

Chapter 2

 

   −3−

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朋也、杏、ことみの学院三人組がキャンサーと、美凪とみちるがジェミニとそれぞれ交戦する中、往人とサジタリウスも激闘を繰り広げていた。

だが、激しい攻防が行われているにも関わらず、二人は一歩たりとも最初にいた場所から動いてはいない。

道の中央に陣取ったまま手にした鉄弓で矢を放つサジタリウスと、放たれた無数の矢を全て法弾で叩き落す往人。

逆に法弾による攻撃を全て矢が弾き返す。

ひたすらその繰り返しであった。

互いに遠距離タイプであるため、あえて接近することはせず、手数で相手を上回ることのみに集中している。

 

「どうした国崎往人。例のものは使わないのか?」

「てめぇ一人やるのにわざわざ使うかよ」

「使わないのではなく、使えないのではないか? 今後の戦いを考えれば、ここで力を消耗するわけにもいかない、といったところか」

「それで挑発してるつもりか? 使うまでもねぇっつってんだよ」

 

法弾と矢の押収は続く。

そこへ、往人は唐突に変化を加えた。

攻めにまわした法弾を防ぐためにサジタリウスが矢を放った直後の隙を狙って、素早く印を結ぶ。

 

「む」

 

サジタリウスの頭上に、魔力の塊が複数生まれ、降り注いだ。

何も法弾だけが往人の法術というわけではない。

一般的な魔法とは系統が異なるが、魔力を利用した攻撃もその一つである。

 

「飛び道具で俺の上を行けると思うなよ」

 

ズドドドドドドッ

 

降り注いだ光の弾丸を避けるため、はじめてサジタリウスがその場を動いた。

かわしつつ矢を放つが、それらは全て往人の眼前に出現した土砂の壁によって防がれる。

当然、物質に気を込めて操るのは往人が最も得意とする術だった。

法弾ほどの自由は利かないが、直線的な攻撃や防御だけなら、石ころ一つあれば事足りる。

 

ヒュッ ヒュッン!

 

防御の必要がなくなった法弾が逃げるサジタリウスを追尾していく。

さらに往人は、足下から拾い上げた瓦礫にも気を込めて撃ち出す。

直線的な動きをする瓦礫の礫と、複雑な動きをする法弾の両方をかわし続けるのは至難の業であった。

だが、サジタリウスとてそうそう甘い相手ではない。

 

「この程度で、私を捉えられると思ったか?」

 

回避を続けながらサジタリウスは、足元の廃墟に向かって矢を放つ。

廃墟が崩落した影響で土埃が舞い上がり、往人の視界を遮る。

 

「受けよ、千本の矢の雨を」

 

相手の姿を見失った往人目掛けて、空中から幾多の矢が降り注ぐ。

広範囲に降り注ぐそれは、まさに回避不能。

往人の体は、その無数の矢に貫かれる。

 

「他愛ないな、人形使い」

 

仰向けに倒れる往人。

だが、その様子を見ていたサジタリウスの顔色が変わる。

倒れた往人と思しきものの顔には、へのへのもじが描かれていた。

 

「人形!?」

「自分で言っておいて人の異名を忘れんなよ」

 

声は、すぐ傍から聞こえた。

土埃の煙幕で自らの姿を見失わせたと思ったサジタリウスだったが、いつの間にか相手の姿を見失っていたのは、彼自身の方であった。

一体いつ、人形と入れ替わったというのか。

 

「ついでに言うと俺は遠距離戦が得意だが、別に接近戦が不得意ってわけじゃない」

 

法術をかけた往人の掌底がサジタリウスの体に押し付けられる。

 

「法天波!」

 

爆発的な魔力が往人の掌で高められ、衝撃波となって撃ち込まれた。

 

ドンッ!!!

 

直撃を受けてサジタリウスの体が吹き飛ぶ。

廃墟の建物をいくつも破壊して、その身が瓦礫の下に埋もれる。

必殺の一撃を決めた往人は法弾を手元に戻し、油断無く相手の姿が消えた場所を見据える。

 

「おいこら、十二天宮最強の力はその程度かよ?」

 

四死聖と覇王十二天宮とでは、個々の力では往人達の方が上回っていた。

それゆえ結果として単独で戦うこととなった五人は彼らの前に敗北している。

だが、それでも生き残った者達、殊にライブラとサジタリウスだけは四死聖と言えども楽に勝てる相手ではなかった。

 

「ふっ、十二天宮最強・・・か」

 

瓦礫を押しのけて、サジタリウスが起き上がる。

ある程度のダメージは受けているように見えたが、まだまだ健在であった。

その表情が、どこか自嘲的な笑みを浮かべる。

 

「昔のことだよ、国崎往人」

「何?」

「残念ながら、もはや私は十二天宮最強などではない。ヴァルゴ・・・坂上智代は言うに及ばず、アリエス、タウラス、レオ、そしてカプリコーン・・・新たに我らの同胞となった者達はいずれもこの世の者とは思えぬ化け物達だ。奴らと戦えば、貴様はもちろん、あの鬼斬りの幽でさえただでは済むまい」

「・・・ほう」

「この西地区にはあえて奴らを配しなかった。何故なら、貴様らサーガイアから来た者達がこちらへ来ることは事前に調べてわかっていたからだ」

「まるで、ここは通られても構わないみたいな言い方だな」

「さて、どうかな?」

 

引っかかる言い回しであった。

確かにこの男の言うとおり、智代を含む新たに十二天宮に加わった者達の強さは計り知れないのかもしれない。

とはいえ、サジタリウスの実力とてまだまだこんなものではないはずだった。

この場を守っているとしたら、サジタリウス達の言動には妙な点が多い。

まるで時間稼ぎか、或いは何かもっと別の目的があるのか。

 

「何を企んでやがる、てめぇら」

「答える必要はあるまい。いずれにせよ、貴様らは最終的にここを通ることになろう。だが、他の三地区に行った者達は、生き残ることすら困難であろうな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、戦いとすら呼べない代物であった。

一方的な虐殺。

圧倒的な暴力の前に、彼らは成す術もなく踏みにじられた。

見ていた祐一達をも金縛りにするほど、その存在は強大過ぎた。

気がつけば、バーサーカーの周りには、かつて人だったものの残骸が無数に飛び散っていた。

 

「ぅ・・・」

 

あまりの光景に、佐祐理が目を背け、祐一と舞も顔をしかめる。

そしてようやくまともな思考が戻ってくると、祐一はバーサーカーと、その後ろにいるイリヤを睨みつけた。

 

「あら、この間のお兄ちゃん。何をそんなに怒っているの?」

 

鋭い祐一の眼光を、イリヤは笑って受け止める。

そこには罪悪感など、欠片も存在していなかった。

 

「何をって・・・自分のしたことがわかってるのか!?」

「わかってるわよ。敵を殺しただけ。それが何?」

 

逆に問い返すイリヤ。

彼女は本当に、至極当然のことをしたという表情をしていた。

人を殺すことを、当たり前のことを考えているその精神。

あの鬼斬りの幽と同じそれを、祐一は理解し難かった。

舞や佐祐理も同じだった。

だが一人、莢迦だけがイリヤと同じ、この光景を当然のものとして冷静に見ている。

 

「やめなよ」

「?」

「無辜の民を殺したのならともかく、相手に刃を向けるってことは、相手の刃で自分が倒れるのを覚悟するということ。その覚悟もなしに戦うような奴は論外だし、覚悟をもって戦った人が殺されたからって、それを恨んだり怒ったりするのはお門違いだよ」

「そういうこと。だからわたし、ちゃんと言ったじゃない。命が惜しかったら逃げなさい、って」

 

理屈としては、そうなのかもしれない。

戦うということは、命を懸けるということ。

戦って命を失うことは、当然のことだった。

しかし理解はできても、それを納得する事は、祐一にはできない。

 

「ユウイチにも言ったでしょ。バーサーカーに会ったら絶対逃げること、って。じゃないと、その辺に転がってる人達みたいになっちゃうよ?」

「・・・冗談じゃない」

 

祐一は背負った大剣に手をかける。

 

「戦う奴が死ぬのは仕方ない・・・納得はできないけど、それは確かにそうなのかもしれない。でも覇王軍の連中がしたこと、しようとしてることは、戦わない奴らまで巻き込んだ戦いを起こすことだろう! そんなもの、許しておけるかよっ!」

「わたしは関係ない人なんか殺さないけど、でも覇王が復活したら、確かにそういうことになるわね」

「だったら俺は、おまえ達を倒す!!」

 

漠然と、強さの意味を見失い、それを求めてここまで来た。

だが今はじめて祐一は、覇王軍という存在に対して本気で怒りを感じた。

それを倒すために戦う。

祐一はそのために、自らの中の迷いを振り切った。

 

「・・・祐一、私もやる」

「佐祐理も、援護します」

「頼む、二人とも」

 

ダッと地面を蹴って祐一と舞が駆ける。

道の中央に佇むバーサーカー目掛けて、祐一は正面やや斜めから、舞は背後に回りこむようにして接近し、佐祐理は魔力で生み出した弓矢を構え狙撃場所を求めて走り出す。

 

「そう。お兄ちゃん達も死にたいんだ。じゃ、やっちゃっていいよ、バーサーカー」

 

イリヤの一言で解放された巨人は、雄たけびを上げて敵を迎え撃つ。

 

 

 

交戦を開始した祐一達とバーサーカーの様子を遠目に見ながら、莢迦は頭を掻く。

 

「やれやれ、熱血してるねぇ」

 

莢迦自身としては、覇王と戦う理由はある。

だがそれは、祐一達のような正義感とは無縁のものだった。

目の前で振るわれた暴力が許せない。

それと同じことをもっと大規模に行おうとしている覇王が許せない。

そんな理由で戦うのもそれはそれで結構だった。

しかし、熱血だけで勝てる相手でもない。

 

「仕方ない。あれが相手じゃ私も手伝ってあげるしかないか」

 

そう思って足を踏み出しかけた莢迦だったが、背後から別の気配を感じて踏みとどまる。

 

「あんたの相手は、私がしてあげるわ」

「・・・そーいえばあんたもいたんだっけ。こりゃ二年前より強敵だ、覇王十二天宮」

 

振り返った莢迦が頭上を仰ぎ見ると、廃墟となっている建物の上に、仮面の女、十二天宮アリエスが立っていた。

 

「カノンではしてやられたわ」

 

アリエスは手にした杖に雷をまとわせて莢迦に向ける。

 

「詰めが甘いのよ」

 

莢迦は鞘から抜いた刀の鍔元に手を当て、短く呪文を唱えながらその手を刃の上で滑らす。

すると刀は淡く発光しだした。

 

「いいわ。相手してあげる」

「“その状態”で、大した余裕ね」

 

二人は同時に跳躍し、空中で刃を交える。

 

バシィッ!!

 

カノンで祐一が戦った時は、アリエスの雷の刃を相手に直接打ち合うことはできなかった。

だが莢迦は、相手と同じように刀に魔力をまとわせることによって、打ち合わせた時の感電を防いでいた。

互いの魔力の反動で弾きあった二人は、離れながら同時に魔法を放つ。

莢迦の放った炎弾と、アリエスの放った風弾とがぶつかりあって爆発を起こす。

 

 

 

別の戦いも始まっているのが爆発音でわかったが、祐一達にそちらに構っている余裕はなかった。

眼前に立つ怪物を相手に、一瞬でも油断すれば死ぬことになる。

 

「ヴォオオオオオオオオオオ!!!!!」

 

バーサーカーが叫び、斧剣が薙ぎ払われる。

祐一の持つ大剣と同じかそれ以上の大きさの武器でありながら、巨漢のバーサーカーが持つとまるっきり普通の武器であった。

超重量のそれを、バーサーカーは片手で軽々と振るう。

 

ズドンッ!

 

まともに喰らえばただでは済まない。

それは先ほど目の前で見ていてよくわかっていた。

 

「くそっ、こいつ・・・!」

 

さらに、外見からパワーだけの相手かと思いきや、バーサーカーの身のこなし、剣の扱いは熟練者のそれであった。

動きとしては力任せだが、その隙は最低限に抑えられている。

とはいえ、味方は三人。

動き回って撹乱すれば、隙は当然見えてくる。

 

バシュッ バシュッ!

 

すぐ近くで動き回る祐一に気を取られていたバーサーカーは飛来する佐祐理の矢に対しては反応できなかった。

充分な威力のこもった矢が突き刺さったかと思われたが・・・。

 

「なっ・・・!?」

 

魔法の矢は鉛色の筋肉の表面すら傷つけることなく霧散した。

それを見た瞬間、祐一はわかった。

隙をつくなど、この相手の前では無意味だと。

普通の攻撃など、通用しないのだ。

 

ドゴンッ!!

 

振り下ろされた斧剣の一撃を横に跳んでかわす。

地面を砕いたことで僅かに動きの止まったバーサーカーに対し、舞が剣を一閃させる。

両腕に斬撃を放ち、反撃しようとするバーサーカーの剣に足をかけ、それが振り上げられた反動で距離を取る。

鮮やかなヒット&アウェイであったが、斬られたはずの両腕はほとんど無傷だった。

 

「・・・私の剣じゃ、威力が足りない」

 

戦いの様子を見ながら、イリヤが笑っていた。

 

「あっはは、そんな軽い剣じゃバーサーカーの髪の毛一本斬れないよ。それと、魔法もだめ。バーサーカーの対魔法力は段違いだから」

 

その言葉通りなら、先ほどの魔法の矢が霧散した理由も納得がいった。

おそらく、少々魔法の威力を上げても結果は変わらないだろう。

舞と佐祐理では決定打に欠ける。

となれば、あとは祐一しかいない。

祐一の大剣ならば、急所を狙えば或いは決定打になるかもしれなかった。

 

「俺が行く。舞、佐祐理さん、援護を頼む」

「・・・わかった」

 

二人は左右に散り、その動きを見て佐祐理がバーサーカーの周囲に魔法の矢を放つ。

直接は通用せずとも、目くらまし程度にはなる。

爆発で巻き起こった土埃に隠れながら、祐一と舞は別方向からバーサーカーに接近する。

 

「ヴォオオオオオオ!!」

 

迫り来る敵目掛けて、バーサーカーの斧剣が振り下ろされる。

その一撃をぎりぎりでかわし、舞は相手の足下にもぐりこむ。

巨体の相手は、足下が弱点となるのがセオリーである。

バーサーカーの股の下を潜りながら、舞は両足首を斬った。

大したダメージにはならずとも、巨体を支える足に傷を受ければ、僅かなりともその体が傾ぐ。

相手の上体がぐらついたのところを、祐一が頭上から狙う。

 

「(狙うは首筋!)」

 

体重を乗せた一撃で喉下の頚動脈を斬り裂けば、如何なバーサーカーと言えども倒せるはずだった。

だが一瞬、ほんの僅かだけ、祐一の剣が鈍る。

憎むべき、倒すべき敵とはいえ、命を奪うことへの僅かな抵抗が、祐一の剣に迷いを与えた。

一瞬の躊躇が威力を殺し、祐一の剣はバーサーカーの首筋に僅かに食い込むに留まった。

 

「くっ・・・!」

 

食い込んだ剣を引き抜き、相手の肩を蹴って後退しようとする祐一。

だが傷つけられたバーサーカーはそれを追って斧剣を振りかぶる。

逃げ切れないと祐一が思った瞬間・・・。

 

ズドーンッ!!!

 

雷が落ちた。

両者の間に落ちた雷によって起きた爆発で、祐一の体は吹き飛ばされ、バーサーカーは動きを止める。

結果としてその雷は、祐一の後退を助けたこととなった。

 

「こらーっ! 何やってんのよ、アリエス!」

 

それを見ていたイリヤが怒鳴り声を上げる。

祐一が体勢を立て直して着地すると同時に、道の両側の廃墟の上に戦っていた他の二人が降り立つ。

片方は莢迦、そしてもう片方は、祐一がカノンで戦った仮面の女であった。

 

「おまえは・・・」

「悪いわね、イリヤスフィール。手元が狂ったわ」

「あのくらいで手元を狂わすなんて、腕が鈍ったんじゃないの?」

「それはこっちの台詞よ。退屈させないでちょうだい、莢迦」

 

揶揄する莢迦に対し、冷たい声で返すアリエス。

両者の戦いは今のところ互角だったが、余裕はアリエスの方が大きかった。

続きに備えて構える莢迦と祐一達だったが、アリエスは杖を引く。

 

「もういいでしょう、イリヤスフィール。退くわよ」

「そうね。バーサーカーとこれだけ長く戦って生きてるんだから、合格かな」

「合格? 何のことだ?」

「言ったでしょ。ふるいをかけに来たって。この先に進んで、覇王復活祭に立ち会えるのはそれなりに強い人だけなの。本当は魔力のない人もだめなんだけど、ユウイチはわたしが特別に許可してあげる。バーサーカー」

 

動きを止めていたバーサーカーが跳躍し、イリヤの傍らに降り立つ。

それを従えて、イリヤは踵を返す。

 

「もちろん、命が惜しかったら逃げてもいいよ。この次会ったら、ちゃんと殺すから」

 

少女と巨人は祐一達に背を向け、遺跡の奥へと去っていった。

しばらく唖然とそれを見送っていた祐一だったが、すぐに追いかけようと駆け出す。

あれほどの行為をして、散々勝手なことを言って、それでこのまま逃がすことなどできなかった。

その祐一の前に、アリエスが立ちはだかった。

 

「どけっ!」

 

道を塞ぐ相手に向かって、祐一は剣を振り下ろす。

 

キンッ!

 

アリエスは後ろへ跳んでそれをかわしたが、仮面だけが斬られ、真っ二つになって地面に落ちる。

剣を構えなおした祐一は、素顔を晒したアリエスを見て、驚愕に目を見開く。

 

「なっ・・・・・・!?」

 

十二天宮アリエス。

その素顔は、祐一がよく知る人物と酷似していた。

 

「秋子・・・さん? なんで・・・・・・」

 

そんな祐一の反応を見て、アリエスは微笑を浮かべる。

 

「私の素顔程度でそんなに動揺してるようじゃまだまだね。覇王はもちろん、その側近たる十二天宮の一人たりとも倒せはしないわよ」

「あんた・・・一体何者だ・・・?」

「あなたの敵。それだけよ。これより先に踏み込む勇気があなたにあるなら、また会いましょう」

 

祐一の育ての親、水瀬秋子にそっくりな女性は、転移魔法でその場から消え去る。

残された祐一は、ひたすら呆然と、彼女が消えた空間を見詰めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued


あとがき

 みんな戦ってるはずなのに、人数が多いからどうしても描写される部分が限られてくる・・・。この場面、二回に分けた方がよかったのかもしれないけど、先は長いし、ささっと進めようか。そうやって見ていくと、誰がメインキャラとなってきてるのかが自然と見えてくる。