Fate/夏の雪
二夜 7
藤村組での用を済ませ、深山の商店街へやってくる。
8年経って、新都の方はあの頃と比べてさらに発展しだしているが、ここは変わらない。
世の中が進めば、色々と変わっていくのも摂理だと思うが、こういう変わらないものがあるというのも良いことだ。
顔見知りに会う度に挨拶を交わしながら、色々と必要なものを購入していく。
「ふむ、こんなところか」
意外にも、二週間はもつくらいのものを買ったにも関わらず大した荷物にはならなかった。
考えてみれば今あの家には俺とイリヤの二人のみ。よく食べる面子が皆いない現状では、ほとんど食材が減らないのも道理。大体のものは家に充分な蓄えがあるのだ。仮に召喚したサーヴァントの分も考えても、全然足りるだろう。
・・・・・・もし、“あのセイバー”をまた呼び出すようなことになれば、足りないかもしれないが・・・。
そてはさておき、仕方がない。ついでに今日明日の食材も買っておくとしよう。
何にするか、などと考えながら、ちょうど目の前にあったよさげな大根に手を伸ばす。
はっし!
と、横から差し出された手が同時に大根を掴む。
「む」
「あら」
ちらっと、互いに横目で相手の姿を見やる。
今し方まで誰かがいた気配はなかった。
この大根の良さをやってきて即座に見極めるとは、デキる。
そう思って相手の姿を見て、少し固まる。
そこにいたのは、着物に割烹着という珍しい出で立ちをした、赤毛のおかっぱ頭で大きなリボンをつけた琥珀色の瞳の女性だった。
いや、年齢的には女性というよりは少女か? だが、彼女がまとっている雰囲気が見た目より少し高い年齢を思わせる。
「あは、この大根の良さを即座に見抜くなんて、なかなか見る目がありますねお兄さん」
「なんの、そちらこそ」
向こうも、こちらと同じ感想を抱いたようだ。
それはさておき、二人は共にまだ大根を手にしていた。
どうも、あちらは譲る気がないらしい。
俺は別に譲ってもいいのだが、相手にこう出られてはこちらも意固地になってしまう。
何となく、割烹着の少女との間に火花らしきものが散る。
むぅ、遠坂風に言わせれば、心の贅肉になりそうなことをしているな・・・。
「困りましたね〜」
少女の方は、そんなことを呑気な声で言っている。
実に不毛。されど互いに手は離さず。
「どうだろう。ここは平和的に、半分こというのは?」
さすがに周囲の視線が気になりだしたところでそう提案する。
「乗りました」
幸いなことに、少女の方もあっさり賛同してくれたので、俺が購入して後で半分に切り、その分の代金をもらうことになった。
大根の縁もあって、何故か最後まで一緒に買い物をすることになった少女と、商店街のはずれまで歩いてきた。
その間、食材選びや料理の話で大いに盛り上がった。
「そういえば、まだ名乗っていませんでしたね」
別れ際に、彼女はそんなことを言った。
特に必要を感じなかったのだが、これも何かの縁か。
「わたしのことは、琥珀と呼んでください」
「俺は衛宮士郎だ」
「ああ、あなたがそうでしたか」
「俺を知っていると?」
「はい。衛宮のお屋敷と言ったらちょっと有名ですよ」
そうかもしれない。
藤村組との繋がりやら、他にもあれやこれやとあり、そもそも大きな武家屋敷ということもあって我が家は巷ではなかなか有名なのだ。
ただ、魔術師の家に無関係の人間があまり集まっては困ることであるし、遠坂の家ほどではないが人除けの結界が施してあるので、実態までを詳しく知っている者は少ないだろう。
彼女が俺について知っているというのも、そんなちょっと不思議な屋敷の主、という程度のものに違いない。
「実は一度お会いしたいと思ってたんですよ。一家の主として、家事全般に長けてらっしゃると聞いてましたから」
「長けている、というのは少し大袈裟だな。今では全面的に弟子の方が優れているよ」
掃除や洗濯は元より、料理すら今では桜の方が腕前は上だ。師匠としての面目は丸つぶれだが、桜は喜んでいた。
遠坂も藤ねえも完全に桜の方を支持しているが、唯一イリヤだけはいまだ俺が作った方がおいしいと言ってくれる。お世辞でも嬉しいことだ。
「今度是非、一緒にお料理をしてみたいですね」
「機会があれば」
「縁があればまたすぐに会えますよ。それでは失礼しますね、士郎さん」
ペコリと頭を下げて、琥珀さんは俺の屋敷とは反対方向へ向かって歩いていった。
あっちは遠坂や桜の家がある方の住宅街か。どこかの家で給仕として働いていると言っていたから、あの辺りにその家があるのだろう。
しかし、あの二人の家以外にそんなに裕福そうな家があったろうか?
まぁ、全ての家のことを把握しているわけではない。むしろ知らない家の方が遥かに多いのだから、そうした家があっても不思議はない。
さて、少し遅くなってしまったが、帰って昼食を作るとしよう。
―――interlude―――
「ぅー・・・・・・だるい・・・」
私はハンバーガーショップのテーブルの上にぐでっとなって突っ伏している。
起きたのはついさっき。その時からずっとこの気だるさは続いていた。
ランサーによると、サーヴァントの召喚には多大な魔力を使う上、召喚した後はそれを現界させておくために常に魔力供給をしなければならないらしく、この気だるさは魔力を消耗した状態によるものらしい。
それでも並の魔術師なら丸一日寝込むこともあるらしいから、半日で起きたのは大したものだ、とのこと。
「ええいっ、こうしててもしょうがない! 消耗したなら補給すりゃいいのよ!」
目の前に山積みになったハンバーガーの一つを手にとり、5秒で体内に取り込んで次に手を付ける。
味とか栄養はこの際関係なし。安くて大量のエネルギーを得るにはこれが一番!
そうやって食べながら少しずつ頭が働き出したところで、現状を整理することにした。
私、麻弓・タイムは現在旅行中である。
最初は友人達と一緒に遊ぶ、っていうのを考えていたんだけど、色々あってそれはやめた。
まぁ、友人の男子が幼馴染で私の親友でもある娘を含む複数の女の子とのハーレム状態になって、パフェ50杯とかケーキ100個くらいの見てるだけでお腹一杯甘甘幸せモードになってて邪魔するのも悪いなぁ、とか思ったりしたわけだけど。
後は腐れ縁のバカとか連れてきてもよかったんだけど、ガールハントに夢中みたいだし、今回はちょっと一人旅というのがしてみたかったので置いてきた。
そうして旅先で立ち寄ったこの冬木市で、私は突然すごいことに巻き込まれた。
夜に街を歩いてて道に迷ったら、いきなり鎧を着た女の子とお面を被った侍が斬り合ってて、あまりの光景に唖然としつつも思わず癖でしっかりその現場をカメラに収めたら見付かっちゃって、慌てて逃げたら追いかけられて、路地裏で侍の方に刀を突きつけられた。
あまりのことに、その時は怖いって感情を通り越して妙に冷静になってた。
あー、死ぬかな私、なんて他人事みたいなことを考えて、侍が何か言いながら刀を振り上げて、それが振り下ろされたら死ぬんだって思って、それで――。
――頭にきた。
何でいきなり殺されなきゃならないのか。
その時の感情を何て言っていいのか、正直よくわからない。
ただ単純に死にたくないって思うのと他に、たぶん私は昂揚感に包まれてたんだと思う。
この旅の目的。今まで出会ったことのないものに出会いたいっていう願い。それに私は、今確かに直面している。でも、まだ見たりない。
もっと深く、この世界を見てみたい。
普通に生きてたら絶対に巡り会わない神秘の世界に、もっと触れてみたい。
だから、こんなところで死んでたまるか!
って、そう思った瞬間、光に包まれた。
そして次の瞬間、私の前にはランサーの背中があった。
ランサーは自分をサーヴァントと、私のことをマスターと呼び、侍を退けた上でさらに敵がいるからと言って駆けて行った。
全然何が起こったのか理解はできなかったけど、とりあえず助かったという事実だけを認識して、その時の私は腰を抜かしてしまっていた。
だから動けるようになった時にはランサーの姿はすぐ近くにはなくて、何となく勘で走ってたらランサーと男の人が斬りあってるのところを見つけて、割って入った。
で、ランサーと聖杯戦争のことを話して、参加することを決めて、今に至る。
『しっかし、よく食うな、おまえ』
「――ぶっ!」
あ、危ない・・・思い切り噴き出すところだった。
「ラ、ランサー、ち、近くにいるの?」
見回しても姿は見えない。
一人で喋っていては変な人だから、声を潜めて問いかける。
『ああ、まだ言ってなかったな。俺らサーヴァントは霊体だからな。ま、普段はこんな風に姿を消してられるのさ』
「なるほど、便利・・・って、それ使ってお風呂とか覗いたりしないでしょうね!?」
『するかよ。してほしいってんなら別だが・・・・・・』
姿は見えないのに、何となくじーっと見られている、というか観察されてるような気配がする。
この後何を言われるかなど、経験上重々承知している。
「ふんっ、どうせ覗く価値もない体だ、とか思ってるんでしょ。いいのよ、この体型こそが私の持ち味なんだから」
『まだ何も言ってないんだがな。それより腹が膨れたところでマユミ、今後の方針について何か意見はあるか?』
腹が膨れた、の辺りに何か含みのあるものを感じる。
悪かったですね、慎ましやかな淑女じゃなくて。
『何顔まで膨れさせてんだ? 健啖なのはいいことじゃねぇか。俺はどっちかって言うと好きだぜ、こう、酒を樽からガッと飲む様な女の方が』
「そこまではしないわよ。で、今後のことだったよね」
といっても、私は戦いのことなんててんで素人だし、ほとんどの部分はランサーにまかせっきりなるだろう。
まず目的の確認だけど、ランサーは戦いがしたくて、私はその戦いをこの目で見てみたい。
それ以上の目的はないわけだから、後はせいぜい気をつけるのは、周りに被害を出さないこと。だから行動するとしたら、人気のない夜が一番、かな。
「他のマスターとサーヴァントって、簡単に見付かるものなの?」
『さて、難しいな。俺はそもそも探知能力は低いし、すぐ近くで実体化されてなきゃわからねぇ。その上アサシンやキャスターなんて連中は特に隠れるのがうまいからな』
「そうなると見つけ出すのは困難、か・・・」
よく考えれば当然かもしれない。
私達の目的は、単純にサーヴァント同士の勝負ができれば達せられる。究極的に言ってしまえば、勝敗すら意味はない。もちろん戦うからにはランサーは負けるつもりは少しもないだろうけど、仮に全力を出し切って戦えたなら、たとえ負けても彼に悔いはないだろう。
だけど他のマスターとサーヴァントは違う。それぞれに目的があって、そのために勝利したいと思っているはずだ。確実に勝つために、真っ向勝負に応じる可能性は低い。
でもじゃあどうするか。簡単だ。
真っ向勝負せざるをえない状況を作り出せばいい。
ランサーは実際戦う段階になれば絶対的に強いけど、こういう戦略的な部分はあまり考えてなさそうだ。
なら、ランサーが最高の条件で戦える戦場を用意するのは、私の役目ってことなのですよ。
約束だものね、最高の戦場を与えるって。
それが私と彼の、契約だから。
「とりあえず、釣りかな?」
『あん?』
「こっちから歩き回って、姿を晒して、向こうに仕掛けさせる。そこを迎撃する。後手だけど、そうすればまず、相手の存在を知ることができるでしょ。そこで倒せなくても、次の対策は立てやすくなる。どう?」
『上等だ。俺は釣りは大得意なんだぜ』
「決まりね。じゃあ、さっそく今夜から行動開始なのですよ!」
―――interlude out―――
――さて。
もう何度目かわからないがとりあえず状況を整理しよう。
そもそも、俺は衛宮士郎。って待て、そこまで戻ってどうする。ずーーーっと飛ばして、そう、買い物から家に戻って俺は、遠坂に習ったことを一通りおさらいしながら魔力を高め、夜になってサーヴァント召喚の儀式を行った。
完璧、とまではいかないが手応えはあった。召喚には成功したと思ったのだが――。
何故かサーヴァントはいなかった。
おかしい、と思ったのも束の間、屋敷の方に強大な魔力を塊の存在を感じて、俺は土蔵から屋敷へと思った。
そうして魔力の出所、居間まで行ってみると、そこにはやたらと偉そうな態度で当然のように居座っている、この上なく綺麗な女性がいた。
そして開口一番――。
「ちょっとあんた、何ぼさっとしてるのよ。まぁ、私の美貌に見惚れた、って言うなら許してやってもいいけど。この私がわざわざ召喚に応じて来てやったのよ? 相応のもてなしで迎えるのが道理というものではないかしら? わかったらさっさとお酒と肴の用意をなさい、マスター」
などとのたまった。
何と言う傍若無人振り。あの遠坂がかわいく見えてしまった。その上マスターなどと呼びながらそこに主人にという存在に対する敬意のようなものは一切感じられない。まぁ、あちらはそもそもこちらより遥かに高位の存在だ。人間風情に頭を下げないという態度はわからないでもないのだが、それでも曲がりなりにもマスターと呼ぶからにはもう少し接し方というものがあるのではなかろうか。
しかしそう思いつつ、俺も何故口より先に手を動かして言われた通りに酒と肴を用意しているのか。
とりあえず、俺をマスターと呼んだからには彼女が俺の呼び出したサーヴァントで間違いないだろう。気配でもそれはわかる。
どこの英霊かはわからないが、西洋人の風貌なのは間違いないから、出すなら日本酒の類よりワインがいいか。幸い、ヨーロッパ土産のものがいくつか貯蔵していある。さて、どれを出すか・・・。
「言っておくけど、お酒は一番いいやつにしなさいよ」
だそうだ。そうなると・・・やはりこれか。秘蔵の一品で、何か祝い事があった時に皆で飲もうと珍しくあの遠坂が奮発して購入したものだが、この際仕方あるまい。半端なものを出して彼女の機嫌をそこねるのは避けたい。酒の善し悪しでサーヴァントの信頼を失くすなどという事態は避けたいからな。
あとは適当につまみを・・・こちらはどこか気品を感じさせる彼女が満足するような高級食材はないな。何とかありあわせのもので最大限うまいものを作るしかあるまい。時間もかけられないから、こんな感じか。
用意ができたところで、それを彼女の下へ持っていく。
俺がグラスにワインを注ぐと、彼女はまず軽く口をつけ、それから手の中でグラスを弄びながら赤い液体を眺める。
「まぁまぁね。こんなあばら家でこれ以上高級なのを期待しても仕方ないし、良しとしましょう」
あばら家で悪かったな。これでもこの辺りでは一番大きな家なのだが。
彼女はそんな俺の視線は意に介さず、つまみに手をつける。
「ふぅん。安っぽい食材だけど、味はなかなかじゃない」
そっちは普通に気に入ったようで、ぱくぱくと口の中に放り込んでいく。
「はぁ、サーヴァントは基本的に食事は摂らないものだと思っていたが」
「そう言うわりにあんたも、あっさり用意したわね」
「人間の姿をしてるものを人間以外とは思えなくてね、周りからはおかしな奴と言われている」
「確かに変な奴っぽいわね。でもまぁ、料理の腕は悪くないし、お酒の選び方も及第点。私のマスターとしては、一応合格かしらね」
「それだ。まずその話をするべきだろう。一応確認するが、おまえが俺のサーヴァントで間違いないか?」
うやむやにするわけにはいかない事柄なので、わかってはいてもはっきりと確認しておく。
彼女が俺のサーヴァントであることと、何のクラスであるのか、どこの英霊なのかなどなど。
「そうなんじゃないの? パスも繋がってるし。魔力供給は・・・ま、こんなものか。充分ではないけど必要量は確保できてる」
「パスはこっちでも確認してる。間違いなさそうだな。では、おまえは何のクラスだ?」
「私が騎士や戦士の類に見える?」
率直に言って、見えないな。
そこで改めて、彼女の姿をよくよく観察する。
まず言えるのは、とんでもなく美人だということだった。
さらりとした、背中まであるプラチナブロンドの長い髪。澄んだ色の海のような瞳。上から下まで隙のない体の造り。纏う衣装にも、ちょっとした仕草にも、高貴な雰囲気が感じ取れる。
思わず見惚れざるを得ないほどに美しい。
そうして見ているのを察せられたか、彼女の口元が歪む。
「・・・確かに見えんな。となると、キャスターか?」
「そういうこと。あ、ちなみに真名は秘密」
「む、何故だ?」
「知っても大して価値がないからよ。私の宝具は役に立つ代物じゃないし。そんなものなくても戦闘に支障はないし」
「そうか。話す必要がないとおまえが判断したなら、それでいい。後は、今後の方針などについては明日になったら話そう。俺の名は衛宮士郎。まずは、これからよろしく頼む、キャスター」
俺が握手をしようと手を伸ばすと、キャスターはそれには応じず、手の甲をこちらに向けて差し出した。
これは、つまりそういうことか。
どうも主従関係が逆のような感じがするが、それはそれで構うまい。
差し出された手を取り、俺はキャスターの手の甲に口付けをした。
あとがきタイガー道場!
タイガー 「第二夜を一挙に公開! 新たに琥珀ちゃん、そして新キャスターが登場したわね」
ブルマ 「琥珀についてはコメントがあります師匠!」
タイガー 「なになに? ――この琥珀は原作Fateと世界観的に繋がりのある月姫に登場する琥珀とは良く似た別人でありまったく関係ありません――とな。どうでもいいことね」
ブルマ 「ウッス! どうでもいいことでーす」
タイガー 「じゃ次、この新キャスターはどちらさんなのカナ?」
ブルマ 「それも本編内で言ってる通り秘密でーす。作者としては宝具を使う段階までは明かさないつもりらしいわ。宝具を使えば知ってる人にはわかるだろうけど、逆に使わない限りまずわからないかもね。ライダーやアサシンよりも難易度は高いわよ」
タイガー 「ヒントくらいはないの?」
ブルマ 「その1、ギリシャ神話。その2はヒントらしいヒントにもならないけど・・・彼女については特に魔術師だったという類の話はないわ。だから魔術が使えるって辺りは作者の創作。でも、結構有名な伝説に関わっているとされる存在よ。あとはそうね、シロウとの相性は、最高であり最悪、ってところかしら」
タイガー 「むむむ、最高にして最悪とはこれいかに・・・?」
ブルマ 「さて、第二夜はまったりとしたまま終わったけど、第三夜はまた戦闘勃発ッス! ・・・・・・・・・って、大事なことを忘れていました師匠!」
タイガー 「何事か?」
ブルマ 「弓の英霊がいまいち決まらないみたいッス。一応候補はいるけど、より相応しい英雄はいないか、ということでアイディアを募集したいらしいッス!」
タイガー 「・・・そういえばFateって、まともな弓の英霊って出てこないわよね。弓使いで有名なのって・・・誰?」