デモンバスターズ Valkyrie
登場人物解説 (最新話までのネタバレ有)
エリス・フレイヤ本編の主人公。19歳。双剣の使い手で、十年前に殺された母の仇を追って、伝説が眠る地・黄金都市レギンレイヴへと辿り着いた。性格は無愛想でひねくれ者、内面は暗いが考え方は常に前向き。復讐が無益と悟っているが、それでも生き方を曲げる気はない。
デモンシリーズではおなじみのヒロインが今回はメインで登場。例によって外見年齢は実年齢より幼いロリ少女。さらにツンデレ率は今までに出てきたどの話よりも強くなっているかもしれない。今作に登場するキャラ達の大半は名前のどこかに北欧神話に関する言葉を含んでいるのが特徴だが、エリスの場合は言うまでもなく、苗字が北欧神話の女神からきている。『Demon Busters』で主役にした祐漸は常に受け身の姿勢のキャラなので、中心にして話を動かしにくく、そのためこっちではエリスを主役に据えて活動的に動き回ってもらおうという考えに至った。 ヒロインという言葉はゲーム業界においてはもっぱら主人公の周りにいる女性キャラのことを指しているが、エリスは本来の意味でのヒーローの対義語たる女主人公としてのヒロインである。
祐漸
ライバルで、相方で、もう一人の主人公。本名はユーゼン・ハーヴィ、22歳。古の神器を祭る家系で、史上唯一神器を手にすることができたことから、家では英雄的扱いを受けていたが、それに納得行かず出奔した。生まれつきの君臨者で、常に高い位置から物事を見る性格で態度は尊大だが、能力の高い人間は対等以上に扱う。最終的な目的は、自己の証明、または否定。
こちらもおなじみで、例によってメインキャラ。いつもの受け身の性格だと出番が作りにくいので、今回は祐漸の方から積極的にエリスにアプローチをかけていくかも。エリスと同じように、本名の苗字が北欧神話に関連しているのだが、これは果たしてわかるかな?
物理的にも心理的にも敗北というものから程遠い人物ゆえに、もう一人の主人公と言いながら物語序盤では出番が極端に少ないキャラになるであろう。
ハルナ・ヒルディス
学園パートにおけるエリスのパートナー。学園へやってきたエリスを一目見て只者ではないと見抜き、おもしろそうという見解から親友を名乗り、行動を共にするようになる。ヴァルキュリアクラスに編入して以来、万年最下位の序列をキープし続けている。様々な分野で平均より高い能力を有しているが、特別優れている点はない。唯一、人を見る目だけは自信を持っており、他人の本質を見抜くことを得意とする。
デモンシリーズのメインキャラとしては珍しい非戦闘員。トップを志すクラスにいながらトップになれないという非常に中途半端な立場だけれど、超人達を一番近くで観察している一般人代表みたいな感じである。苗字の由来は、女神フレイヤの飼っている猪、ヒルディスヴィーニから。エリスと行動を共にする者という意味を込めてみた。ちなみに名前に含まれる北欧神話のキーワードに関しては、単なるイメージである場合と、物語的に重要な意味がある場合とがあり、ハルナの場合は完全に前者。本当にただの一般人である。
天壌 かなた
たぶん、本編のメインヒロイン。 空から(ユグドラシルの上から)落ちてきた記憶喪失の少女。神話に語られる英雄の恋人たる乙女の生まれ変わりと噂されており、ユグドラシルの秘密を解く鍵であるとされ、様々な人間から狙われている。剣の腕は達人レベルで、魔法のような不思議な力も使える。ぽけ〜っとした天然娘だが、自分にとっての敵味方を見分けることには長けている。
物語上の中心人物なので、主役のエリスに次いで様々なキャラとの絡みがある。エリスとかなた、祐漸とヴェルハルトという二組のコンビと、エリスと祐漸、かなたとヴェルハルトという二組のカップルの絡み合いが全体を通して重要な要素となるので注目である。名前は、天の彼方、という言葉から神様に関わりのある者という意味を込めてある。本名ではないので北欧神話との関連性はない、が、前世での名前はそのまま北欧神話のある登場人物と同じである。ただし、前世云々の話が真実であるかは、まだ謎である。
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