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2008/10/11

 今週末はちと忙しいから次の話のアップは来週中頃かな。ついでにF1日本GPもあるわけだ。生放送は見れないが・・・。

 スパロボZはセツコ編で1周目を終了。スパロボシリーズのオリジナルのボスキャラというのは、参戦各作品の敵役に比べるとどうにも貫禄不足な感じがあるのだが(元祖オリジナルボスのビアン総帥やシュウ・シラカワなんかは別として)、今回のラスボスはその傾向がいつにも増して強かったな。うん、でもある意味今回のテーマの一つによく即したキャラだったとも言える
 主人公達の話をすると・・・新規参戦の面々は初登場だけあってそれぞれに見せ場があった。おなじみのメンバーは一部を除いて控え目だったり、基本いつもどおりだったりだが、中でも注目はクワトロの動向だ。今までの作品だと、物語中でクワトロからシャアに戻りそうな描写が色々とあり、実際シャアを名乗って地球潰しに踏み切ったりもしているのだが、今回はあちこちからつっこまれまくった末、ほぼはじめて徹底して「クワトロ・バジーナ以上でもなく以下でもない」立場を貫いた。若者達の成長がメインで描かれる裏で、こだわりを捨てきれない男シャアの密かな成長物語であった。敵からはシロッコを筆頭に各勢力のトップから糾弾の嵐を浴び、味方であるアムロからも色々つっこまれたりしていたせいか、本来一番シャアの在り方にこだわりを持っているはずのハマーンの存在が薄かった。というかハマーンのアクシズ勢は実質今回何もしていない。これはこのままZシリーズ化の布石か。ただストーリー上で目立っていたクワトロだが、戦闘の方では存在感皆無。乗機が百式のままなのが痛い。
 ところでスパロボだけで過去のそれぞれの作品に触れているとなかなか実感しづらいのだが、キャラクター図鑑を見ていると結構色んな作品で、容赦なく主要人物が死んでいることがあるのがわかる。ザンボット3とか神ファミリー大半が死ぬ、バルディオスとかそもそも地球滅亡するなど、まぁ主にこの2つだが。
 ゲーム面では資金に大分余裕があったのでフル改造機体が結構作れた。特に好んで使っていたのが、まず主人公機のバルゴラ、最強武器のザ・グローリー・スターのアニメがお気に入り。グラヴィオン、最凶合神からの超重炎皇斬は原作ラスト同様燃える1シーンだ。デスティニー、Sフリーダム、∞ジャスティスの3機はSEED発動でほぼ無敵。νガンダムとZガンダムは過去の作品と比べて使い勝手が大幅に上がっている(νには地形適応の難点があるが)。ダブルエックスとターンエーもそれぞれ主役ガンダムとして大いに活躍できる。ニルヴァーシュはマップ兵器が鬼(MXの時のゼオライマーと同じだ)、でもさくさく進めるのにたっぷり活用してしまった。ソーラーアクエリオンの再攻撃つき無限拳はもう反則の領域だ。どのユニットも改造すれば相当強く、難易度イージー〜ノーマルなら精神コマンドをまったく使わなくてもやっていけるくらいなのだが、連続して攻撃されると回避が下がったり、敵の数が総じて多かったりとわりと油断できない。戦艦やイベントユニットがフルボッコで落ちそうになることがしばしばある。
 とりあえず、これから2周目、今度はランド編で。ただ隠し要素とかいくつか残っているし・・・特にステラ生存フラグはセツコ編限定っぽく、1周目では達成できなかったからそこに至るなら3周しないといけないわけだ。やる気と時間がもつかどうか・・・。

 

2008/10/7

『デモンバスターズValkyrie』 STAGE02B アップ

 

 2年前の機体でありながら現行の最新鋭機を大きく上回る性能を誇ったシードデスティニーのフリーダム。対して4年前に圧倒的な性能を誇りながら、現行の新型量産機に劣る00のエクシア(もっとも不完全な状態だったが)。初登場時には従来のモビルスーツを大きく上回る性能を持ちながら、後々は他の機体と実質同程度の性能という辺り、最近のガンダムシリーズにしては、00は宇宙世紀の頃のガンダムに近い。
 とういわけで、大興奮の内に終了したギアスの後番として、ガンダム00セカンドシーズン始まった。ファーストシーズン終了後に散り散りになった敵も味方も、新たな戦いに向けて集まり出す、ってところか。5年も経ちながらメインキャラが一新されるとかいうこともなかったため、TV版ガンダムシリーズにしては珍しく平均年齢が高い話になりそうだ。

 10月から新しいアニメがスタートする。以前は原作ものは、その原作を知らないとほとんど見なかったものだが、最近は気になったものはとりあえずひと通り見ている。今回もそんな感じで色々とある。
 「ガンダム00セカンドシーズン」と「CLANNADアフターストーリー」が第一の期待株だが、他にも「とある魔術の禁書目録」「とらドラ!」なんかも第1話の印象が良かった。他にも「屍姫赫」「ヒャッコ」など、あとは「ef」に「あかね色に染まる坂」と、新規に始まる中ではこんなところか。原作もの7つの内、4つ原作を知らないわけだが、その分新鮮な気持ちで見られるところもある。問題は、アニメ見て気に入った原作を後で見てみようと思う場合があるところか・・・「禁書目録」とか既刊数多いんだ・・・。

 スパロボZ、終盤は2つのルートが存在するらしいのだが、特別なことを何もしてこなかったため普通に原作基準のルートに入ったんでシンとデスティニーが・・・我が軍の最強エースが・・・・・・ザフトとの決着がつくまで戻ってこないんだ、長いな。原作ではああいう流れになったが、個人的にはキラ・フリーダムよりも、シン・デスティニーの方が好きなのだ。議長に踊らされずに真っ直ぐ突き進んでいたらどうなるか、もう1つのifルートの方には期待しているのだが、そちらに行くには2周目か・・・。
 不動のエースがいなくなったので、2番手争いをしてたセツコと斗牙が代わってエースとなっているが、猛烈に追い上げてきているのがレントン。spec2になってからのニルヴァーシュはまさに鬼だ。あるシナリオなど、幸運かけたセブンスウェル(MAPW)で40万もの資金を一撃で叩き出した。α外伝の時と比べてサテライトキャノンの範囲が狭まっていまいちになっているGX・DXに代わって、最強のMAPW要員となっている。合流時には撃墜数に70機くらいの差があったカミーユ、アムロ、ロランらを抜き去っていく脅威のルーキー、でも基本能力はエウレカの方が高いな(笑

 

2008/10/4

『デモンバスターズValkyrie』 STAGE02A アップ

 Bパートは明日か明後日にでも。

 

 人間の想像力の限界ゆえか、古いSFアニメの多くは情報科学の部分が弱い。現代において当たり前の存在である携帯電話のようなものが近未来の設定でありながらあまり標準的でなかったり、といった部分である。その点、今回のスパロボZではそこのところがおもしろい感じに取り入れられている。UNと呼ばれる、全世界を繋ぐ情報ネットワークだ。古いアニメにおいて特に弱い部分を現代風にフォローしている。まさに、現代戦は情報戦こそが鍵というやつだ。しかしそれゆえに、主人公達がその情報に踊らされている辺りが悲しいやら滑稽やら。前半の山場たる日本奪還戦で共同戦線を張って仲間意識が芽生えたかと思ったら、その後分かれて行動してるメンバーの断片的な行動記録を見て、何やってんだー、って憤慨する若者達。一方で早い段階からUNで得られる情報の信憑性に疑問を持ってる人もいたりして、その対比がおもしろい。しかし、シードデスティニーの複雑な主人公陣営の在り方をどう描くかと思っていたが、やはり起こってしまう、一度は共に戦った仲間達同士による決戦。選んだ主人公によってどっちの陣営につくか決まるわけで、両方のルートをやってみようという意欲も沸く。
 とりあえずセツコルートからやっているわけだが、お気に入り作品のキャラがこっちに集中してるわりに、日本奪還戦後の分岐では心情的には反対側の自由人達の集まりの方が好きだったりする、考え方が。でも、バルゴラ・グローリーへのパワーアップイベントは燃えた。
 それにしてもSRポイントを大半取らずにEASYで進めてるためか、資金が潤沢で気持ちよく進められる。HPと装甲以外フル改造のインパルスを駆る我が軍のエース・シンはもう普通にキラのフリーダムと互角の勝負ができるさ。しかし、キラは敵陣に突っ込むと勝手に金の実・・・ではなく敵を落としていってしまって厄介なのだが、一方で一緒に出てくる虎のムラサメは勝手に突っ込んで行って勝手に落ちる、虎弱いヨ! あと、第三軍として出てくるフリーダムは撃墜資金がうまい、必中・直感を使いまくって確実に落とせ! 他の主力は、グラヴィオン、ターンエー、バルゴラ、Zガンダム辺りだ。ちなみに一年戦争の英雄コンビは、乗ってる機体が2段階くらいしか改造されてないため、すぐ落ちる。白き流星も赤い彗星も地に落ちたものだな・・・。

 

2008/9/30

新作オリジナル小説 『デモンバスターズValkyrie』 STAGE01A・B アップ

 というわけで、予定通りに1話目アップで連載開始。前例がありまくるんでもう多くは語らない、ただ進むところまで進めるのみ。

 

2008/9/29

 F1。昨日はシンガポールで初のF1開催、しかも初のナイトレースだ。市街地サーキット全体を照らす照明の量は、サッカースタジアムの実に4倍にもなるという。F1の人気はヨーロッパが最も高く、時差が大きいアジアのレースは視聴率が取りにくい。ゆえにナイトレースとなったわけだが、採算が取れるのかは不明だ。日本GPもナイトレースにしたいとFIAのトップは思っているらしいが果たして・・・。
 肝心のレースの方は、二度のセーフティーカーが入る混乱の中でトップに躍り出たルノーのアロンソが勝利。久々に強いアロンソが見られて良かった。フェラーリは散々だったな・・・。中島一貴は8位に滑り込む活躍で成長を感じさせた。日本GPが楽しみである。

 スーパーロボット大戦Z。戦闘アニメは派手さはないが非常に芸が細かい作りになっている。今まで以上に、細部まで原作を再現しようというこだわりが感じられる。ただストーリーの方は、各原作序盤のエピソードが省かれている場合が多いので、今まで以上に原作を知らない人は置いてけぼりになりやすい形となっている。まぁ、元々原作ファン向けのゲームである以上、それでいいと言えばいいのだが。

 コードギアス。アニメ完結。ここしばらくで一番おもしろいアニメであった。登場人物が多すぎて全員の行動原理や心理描写まで追いきれていないのは残念なところだが、ルルーシュの物語として見たら非常によくできていたと言えよう。結末は大筋で予測できていたが、最後まで計画に賛同した一部の人間以外に心の内を語らずに悪を貫き通したルルーシュの生き様は見事であった。たとえ世界中から憎まれても、ほんの一部、その願いを理解してくれる人達がいたから、きっと彼は幸せだった。
 結局、皇帝が一部語ったとはいえ、コードとギアスに関する謎は残したまま、語り部たるC.C.のことなど消化し切れていない部分もいくらかある。ルルーシュの物語は完結したが、もしかしたらコードギアスの世界がまた別の形で描かれる日が来るかもしれない。淡い期待を抱いて待つとしよう。
 それにつけても数多くいる登場人物の中でも主役コンビに次いで波乱に満ちた物語を展開してくれた男、ジュレミア・ゴットバルト。ゼロが放ったたった一言の「オレンジ」疑惑に始まった転落人生から、半分人間捨てさせられて機械の体になり、ルルーシュを真の主と定めてからは一転栄光の道を歩き始める。ナイト・オブ・ゼロとなったスザクが公式には死亡扱いになった時点で、世界を手に入れたルルーシュ皇帝の第一の騎士は彼に違いなかったわけで、ナイト・オブ・ワンになる夢も叶えたわけだ。最終回でのvsアーニャ戦は、スザクvsカレンと並ぶ見せ場であった。あの後二人がどんな経緯で一緒になったかとても気になる。R2開始時点でメインキャラ的立場にあった顔ぶれの中で、シンクーは中華連邦での話がピークで、ジノはあまり大きな見せ場が作れず、藤堂もいまひとついいところなし、扇達は言わずもがな、敵を見ればシャルルもシュナイゼルも最後はわりとあっけなくルルーシュに屈し、男性キャラの中でルルーシュとスザクに次いで男を上げたのがジュレミアであった。

 小説。新作『デモンバスターズValkyrie』、明日辺り1話目をアップ予定。タイトルから連想できるように、今回は徹底して北欧神話をモチーフに話を組み立ててみた。デモンシリーズでおなじみのキャラ達が例によって出てくるわけだが、今回はちょっと違った雰囲気になる、か?

 

2008/9/24

 さて・・・・・・三ヶ月半振りですネ。決してここの存在を忘れていたわけではなく、それなりに気にもしていたものの、そこそこ忙しい状況もあり、思い切って集中できないこともあって更新が滞っておりました。雑記だけでもと思いつつも、言い訳と愚痴とマンネリ気味のネタばかりになりそうだったので何も書かない形に。その代わり、再開1号の今日はちょっと多めに書くとしましょ。

 定期ネタであったF1は毎回見ているものの、それこそ毎回書く内容が変わり映えしないものになっていたので特に書けずに。とりあえずここまでは、ライコネン、ハミルトンがいまいち奮わない中、マッサが躍進を遂げているようだ。去年をさらに上回る接戦になりそうだが、このまま行くと新チャンピョン誕生か?
 一方、侮れない力をつけているチームがトロ・ロッソ。はじめはスーパーアグリよりいくらかマシ程度のチーム状況だったものが、ついには雨で混乱していたレースとはいえ優勝までしてみせた。もしも別の歯車がかみ合っていたらもしかしたらあの位置には・・・いや、詮無いことは言うまい。より現実的な話題としては、ひょっとするとそのトロ・ロッソから、佐藤琢磨がF1の舞台に復帰するかもしれない。あくまでまだ可能性の話だが、実現すれば喜ばしいことだ。

 

 さて、久々の雑記ではゲームの話をしようか。前の雑記の直後辺りだと「リトルバスターズ!エクスタシー」とかやってたわけだが、新ヒロイントリオがいずれも筋金入りのツンデレで自分好み。特に沙耶の自虐もーどは何度見ても笑える。まぁ、単純におもしろかったこれはこれとして、他にも「あかね色に染まる坂ぱられる」なんかもやっているがそれも置いておいて、ここ最近のめりこんでいたのはこの2本だ。

 「シークレットゲーム」、「G線上の魔王」

 「シークレットゲーム」の方はPS2版をやった後で、オリジナルの同人版「キラークイーン」をやったほどのめりこんだ。ちょっと刺激的なシリアス目の話を求めていたようで、どんなストーリーが展開されるのかとどんどんプレイしていった。発売から一週間でクリアとか久々のハイスピード振りであった。で、PS2版を終えた後に、さらに別の展開があるのではと期待して同人版にも手を出す。そうしたら期待通り、後々両方を比べてみたりする楽しみも得た。
 ここからはちょっと突っ込んだ感想。知らない人にはさっぱりの内容であろうが、お構いなしに。でもネタバレは控え目にしておこう。
 後からプレイしたオリジナル同人版の方は細かい粗が目立ったものの、根幹的な部分はこの時点で完成していた模様。特に同人版エピソード2は、ある意味このゲームのもっとも刺激的部分を突いているのだが、たぶんあまりに刺激的過ぎたためPS2版ではカットされることとなったのだろう。そのせいであるヒロインがPS2版で、重要人物には違いないのだがオリジナル版のインパクトが強すぎて影が薄い存在になってしまっている。ここは残念なところだが、このヒロインをオリジナル版のままコンシューマー版には出せなかったのだろう。いつかPC版18禁逆移植ができたら追加シナリオをして実現するかもしれない、密かに楽しみにしておこう。あと、完全なパラレルワールドになってしまうけど、主人公・総一の亡き恋人が生存していてゲームに参加する話とかも見てみたい(これはもう根底からストーリーが変わることになるから無理そうだが)。
 お気に入りのヒロインは渚と麗佳・・・なのだが実は一番好きなのは、亡き桜姫優希、かも。咲美は、総一を叱咤するシーンとかは好きだ。しかしこの娘は自分がメインヒロインになるシナリオ以外では真っ先に殺されるという、シナリオによって存在感に雲泥の差があるという。色条優希はオリジナル版の方が・・・ただの幼女とか思いきや麗佳や手塚に対してあんな・・・萌える。

 「G線上の魔王」は発売日が延び延びになってる内に興味が薄れていて、発売日から大分経ってからの購入となった。これもやはり、刺激的なシリアスを求めたチョイスである。人の内面を抉るような重厚なシナリオは圧巻で、クリアした後もなかなかの余韻を残している。作中にいくつも名シーンと呼ぶべき場面があり、ここでは自分的に良かったシーンに順位をつけて挙げていきたいと思う。こっちは発売からそこそこ経ってるので容赦なくネタバレ有で。ちなみにシーンの名前は自分で勝手につけたものである。
 1.最終章・フィナーレ
 2.花音の章・決勝のフリー
 3.第5章・漢の死に様
 4.第5章・勇者と魔王の出会い
 5.第2章・姉弟
 最初の1.は言うまでもなく、クリアした人ならわかると思う。基本的に泣かない自分が涙ぐまずには見られなかった。子は偉大なり。昨今の殺し殺される仲の親子達に見せてやりたいシーンである。決して全てが幸せなハッピーエンドとは言えないけれど、きっと未来は拓けていると思えるラストだ。
 続いての2.も親子の絆の物語だ。すれ違い続けてきた親子の、それでも心の底では通じ合っていた、花音渾身の演技。厚顔不遜の女王が、最後に頭を下げるシーンには万感の思いがこもっていて、見ていてジーンときた。物語中盤で、“勝ち”のみを貪欲に求めていた時の花音に弱さを廃した強さがあったが、きっと最後の弱さも内容した花音の方がより強いだろう。
 ヒロインばかりがこの話の魅力ではない。誰もが心の奥に悪魔を潜ませ、それに翻弄される中、ただ一人悪魔を飼い慣らす漢、浅井権三の雄叫び。果たして彼の最期は、一欠けらの情で息子を庇ったのか、それとも自らの悪に殉じたのか、真意は地獄の底に・・・。勇者と魔王の戦いを差し置いて、作中屈指の熱いシーンである。
 上の3つには及ばないものの、個人的に好きなシーン、4.はハルの母親が死んだ劇場でのテロ事件。倒れてるハルの姿に嗜虐心が・・・・・・というのは一面として置いておいて、全ての因縁のはじまりはもっと前にあるものの、勇者を名乗る少女と魔王を名乗る男との因縁のはじまりはこの時であり、作中でも魔王が例えとしているように、ゲームにおける勇者の旅立ちを思わせるエピソードとなっている。 ドラクエ4のオープニングみたいだの、魔王が魔王なりに複雑な事情抱えてる辺りも含めて。二人が対峙する数あるシーンの中で、個人的1番はこれだったりするわけだ。
 最後の5.は椿姫の名シーン。本人シナリオよりも共通シナリオ からの分岐直前のところ。筋金入りの善人だった椿姫が自分の中の悪い部分を自覚しながら、それまでどおり家族との絆を大事にしようと決意する良いエピソードだ。たぶん、椿姫はこの話のヒロインの中では一番強い。
 終わってみると恋愛よりも家族愛のがテーマ的に強いかもしれない。うーむ、泣きゲーの要素はやはり家族愛が王道か。結局、斬新そうでいてそこに落ち着いてしまってるなぁ、という部分はあるものの、良い話であったのは間違いない。

 

 物語において、一つの大きなテーマとなるのは「成長」である。今さら語るまでもない。上記の2つの作品にしても、ヒーローではない主人公が、それでも精一杯がんばって、他人との触れ合いで成長していくストーリーが主軸にある。それも悪くない、むしろ普通に好きだ。しかし、自分が一番好きなのは、何を置いてもヒロイック・ ファンタジーだ。そこにも当然「成長」の要素はあるが、内向的だったり、有事に際して何もできないと思い悩む主人公は自分の描く話には似つかわしくない。自分が求める主人公は、何よりも「強さ」をこそ持っていなくてはならない。強い主人公が生み出す爽快感こそ描きたいものの中心だ。
 が、これまではひたすら「強さ」だけに目を向けてきたものの、それだけでは物語的には不完全だ。今まではそれを知りつつもあえてその要素を省いてきたのだが、やはり対比があってこそ、主眼とするテーマが活きるというもの。よって、より完全な物語を作るために、新しい主人公には「強さ」と「弱さ」を共に持ってもらうことにした。
 要するに、だ。新作の話だ。
 再開を期待してくれている方達からは当然、これまで書いてきた話を続けてほしいという要望を受けている。しかし自分としては今度こそ大幅に見直したい部分もあったりで、いつもながらまた新作をということになった。正確には、これまで書いていた『Demon Busters』とは大筋を同じくしながら根本的に設定を見直したものになるわけだが、まぁ、とりあえず新作だ。近日中にスタート予定なり。

 しかし誘惑はいつの世も・・・スパロボZが・・・・・・。

 

2008/6/12

 先日の秋葉原での事件、怖いことだ・・・場所柄、他人事でもないし。

 

 そんな日でも遠く海の向こう、カナダの地ではF1GPが開催されているわけだ。相変わらず真夜中の生中継は眠いのなんの、半分くらい寝ながら見ていたような気がするが、ちゃんと終盤は起きていた。ピットレーンで大本命の2人、ハミルトンとライコネンがクラッシュを演じるというまさかの事態で予測不可能なレース展開に。そんな中で勝利の栄冠を手にしたのは、昨年このカナダで大クラッシュをしたBMWのロバート・クビサ、初優勝である。さらにはポイントリーダーにもなって、この先の流れ次第では新たなチャンピョン候補となりうるか。

 ホンダのバリチェロや、トヨタの2台が共に入賞を果たすなど、ジャパンパワーも活躍したカナダGPであったが、残念ながら中島はリタイヤとなってしまった。上位が崩れたレースというのは生き残ればチャンスがあるだけに、惜しいところであった。

 次回からは、またヨーロッパに戻ることとなる。フランスである。

 

2008/6/7

 とってもひさしぶりにゲームの話でも。ここしばらくの間に、結構あれこれやったり、まだ途中で積んであったりするものがある。ざっと挙げると・・・吸血奇譚ムーンタイズ、12Riven、11eyes、アオイシロ、ダ・カーポ2PS、ef‐the latter tale。

 ムーンタイズはPC版ドラクリウスの移植作品。とりあえず新ヒロインだけ攻略して置いてある。続きはいずれ。相変わらずもうひと盛り上がりほしいかな、というところで終わっていたりするのだけれど、PC版にはなかった展開になっていてそこは悪くない。キャラのノリも好きなので気に入っている作品のひとつとなっている。

 12Rivenとアオイシロは、正直期待はずれ気味。前がいいと後が難しい、という流れの典型的ケースにはまってしまった感じだ。特に話のテンポがいまいちだったり、前後の繋がりが適当で話が繋がっていなかったり流れが変だったりする部分が多々あるというか、そういうところだらけというか。兄弟作姉妹作たるEver17、アカイイトが良作だっただけに、残念なところだ。アオイシロの方はグラフィックや音楽なんかは文句無しなのだがねぇ、話の題材や雰囲気も嫌いではないし。

 11eyes、これも伝奇ものの部類に入るわけだが、まずまずの感じ。ただヒロイン毎の分岐はちょこっとはあるものの、基本的に一本道。ボリュームは充分だけれど、もう少し大きな分岐があってもよかったかもしれない。

 ダ・カーポ2PS、言うまでもなく移植版。攻略対象ヒロインが倍に増えたわけだが、実際には新キャラは3人のみで、しかもその内の1人はDCシリーズのファンはご存知のアイシアだ。なのでDCPSの時みたいにキャラ増えすぎー、というイメージはなかった。ルート解放するために旧ヒロインのルートをばーっと飛ばし読みしてから、とりあえずまひるとアイシアから攻略。アニメで登場したアイシアの物語の完結編と言うべきストーリーは良かった。

 ef‐the latter tale、後編である。まださわりしかやっていないので、これからだ。

 

 さて、明日はまたF1GP。

 

2008/5/27

 ちょっとまたある程度の見直しも入れつつ再開をさせたいと思っているところではあるけれど、例によって実行に移すだけの時間が充分に取れず。でも、何とかしてみよう・・・。

 

 世界で最も伝統あるレースの一つ、それがF1モナコGPである。一年間戦うF1世界選手権において、1勝はどこのレースで勝っても同じであるが、モナコでの勝利には3勝分の価値があるとまで言われている。そんな今年のモナコは、雨の中での決勝レースとなった。

 多数の車がクラッシュをする中、トップでゴールをしたのはマクラーレンのハミルトンであった。去年の雪辱を果たし、見事モナコ初勝利を挙げた。それに対して、予選で1−2を取っていたフェラーリは、ここ数年勝てないモナコで今年も勝てなかった。特にライコネンは、散々なレースだったと言わざるを得ない。終盤、前を走っていたフォースインディアのスーティルに追突したところなど、下手をしたらペナルティの対象になっていたかもしれない。マッサも予選トップから序盤はリードを持っていたものの、最後は3位となった。フェラーリにとって、モナコは相性の悪い地となっているようだ。

 一方、絶好調と言っていいのが、今回2位になったBMWのクビサだ。また4位に入ったレッドブルのウェバーも、第2戦から連続入賞を続けている。ドライバーの真価が問われるというサーキット、モナコで勝つことは、そのままドライバーの評価に繋がる。チームとしては依然苦しいが、ホンダのバリチェロが6位に入ったのは、さすがはベテランドライバーと言うべきだろう。そしてウィリアムズの中島は、日本人としてモナコで初のポイント獲得となった。見事なり。

 三連覇でモナコマイスターの称号を獲得することを目指したルノーのアロンソは、さすがの走りを披露するシーンもあったが、残念ながらクラッシュもあって下位に沈んだ。ルノーが上位勢に食い込んでいくには、まだもう少しパフォーマンスの向上が必要なようだ。

 伝統の一戦で表彰台に上がったのはいずれも若いドライバー達。ここでもまた、新時代の到来を感じさせるレースとなった。チャンピョンシップ争いも拮抗しており、ますますF1が熱い。

 

2008/5/12

 相変わらず忙しい・・・。

 

 F1はトルコGPなのだが・・・まずは残念な話がある。スーパーアグリF1チームがF1から撤退することになった。惜しまれながらも、日本発のチームが消えることとなってしまった。とても厳しい世界で、ここまでやってきただけでも称賛に値するが、奇跡の挑戦はゴールを見ないまま終わりを告げることとなった。実に惜しい、残念だ。

 チームが1ついなくなっても、F1GPは続く。トルコGPは例によってフェラーリvsマクラーレンの構図で、トップに立ったのはフェラーリのフェリペ・マッサであった。予選1番手からのポール・トゥ・ウィンで、マッサはこのトルコGP、三連覇達成となる。

 激しい追走でマッサを追いつめたのはマクラーレンのハミルトン。おそらく全体通して今回一番早かったのは彼だろう。しかしタイヤの問題から3回ピットストップをすることとなり、最終的には2番手のままゴールとなった。3番手となったのはライコネン、尚もポイントリーダーの座を守っている。

 スーパーアグリの佐藤琢磨がいなくなったことで唯一の日本人ドライバーとなった中島一貴。名門チーム・ウィリアムズの総帥も認める素質の高さは本物に違いないが、今回はスタート直後にリタイヤとなってしまった。チームの方は上り調子なので、また次回以降に期待だ。

 その次回は、伝統のモナコGP。F1で最も注目度の高いレースであり、色々な意味で楽しみである。

 

2008/4/28

 生きてます!

 ・・・と、気がつけば一ヶ月振りですよ。これだけ更新が滞ったのはひさしぶりで・・・。何とも忙しいもので、前回はF1すら見逃す始末。なかなかに世は難しい。

 

 そんなわけで1回空いてF1はスペインGP。アロンソの母国は、例年どおり熱狂的なファンによって大盛り上がりで、そんな中でアロンソが予選2位を獲得したものだから決勝にも期待がかかった。しかし残念ながらそのアロンソはリタイヤし、優勝したのは予選1位のライコネンであった。2位にはマッサが入り、フェラーリが俄然速さを見せ付けている。

 セーフティカーが2度入り、完走も僅か13台という荒れたレース展開。途中、マクラーレンのコバライネンが正面からタイヤバリアに突っ込む大クラッシュでひやっとするシーンもあったが、無事だったようで何よりだ。そんなレースだったため、ポイント圏内にいつもと少し違った顔ぶれも入ってきた。それでもフェラーリの1−2に次いで3位にはハミルトン、そして4位にはBMWのクビサと、この辺りはおなじみだ。5位にはレッドブルのマーク・ウェバー、最近また調子を上げてきている。6位には堅実な走りで荒れたレースを走りぬいたホンダのバトン、ようやくホンダもポイントを取れる流れになってきた。7位に中島、8位にトゥルーリと、ジャパンパワー勢がちょっとがんばったレースであった。チーム状況が相当に厳しいスーパーアグリの佐藤琢磨は、そんな中で最下位ながら完走した。

 ヨーロッパラウンドは第二の開幕戦とも言われる重要な一戦であり、各チームが本領を発揮し始める時期だ。そんな中で一歩抜き出ているのがフェラーリ、そしてそれ負うマクラーレンとBMWというのが現在の図式だ。さぁ、ここからさらなる波乱が起こるのかどうか、おもしろくなってきた。

 

2008/3/24

 F1は灼熱のマレーシアGP。途中雨が降るかと思われたが、最後までドライコンディションで、文字通りの熱いレースとなった。

 そんな中での勝者は、逆襲のキミ・ライコネン! 開幕戦を不振を振り払うかのような圧倒的な速さで予選はフロントロー独占したフェラーリ。決勝レースでも序盤1−2態勢を築いていたのだが、マッサが痛恨のスピンでリタイヤ。残念ながら逆襲のフェラーリというわけにはいかなかったようだ。しかし確実に速さを見せたフェラーリ、エンジンの信頼性が高まれば今後の挽回は確実であろう。

 マクラーレンの2台は予選で3−4番手を取ったものの、他の車の走行妨害としたとして決勝グリッド降格。それでもスタートから飛ばして順位を上げて行きながらピット中のミスで順位を下げ、結局ハミルトンは5位止まり。コバライネンは3位で表彰台に上った。

 2位に入ったのはBMWクビサ。前戦ではハイドフェルドが2位に入るなど、今年もBMWは絶好調のようだ。そして4位に入る快進撃はトヨタトゥルーリ。レース中はマクラーレンの2台と互角のバトルを繰り広げるなど、調子を上げてきていることを感じさせてくれた。逆に今回ウィリアムズの2台はペースが上がらず、予選でも決勝でも下位に沈んだ。

 我らがスーパーアグリの2台は下位ではあったが完走。データが蓄積されたことで、今後少しずつでもマシンは良くなっていくであろう。

 フェラーリとマクラーレンが共に1勝ずつして迎える第3戦はバーレーンGP。果たして勝ち越してヨーロッパラウンドへ向かうのはどちらか。それとも伏兵がさらなる混戦模様を生み出すのか。今年もF1からは目が離せない。

 

2008/3/22

 ACfA・・・機体アセンブリの話でもしてみよう。

 今作はなかなかこれが難しい。前作では耐久と防御はセットになってるようなもので、片方を高めればもう片方も自然と高くなるものだったのだが、その辺りが今作は違う。APと装甲が厚いパーツはプライマルアーマーが弱く、逆に軽量だとプライマルアーマーが強いなど、色々と分かれているのだ。最初は耐久重視で始めて、圧倒的なAPの機体を組み上げたのだが、案外すぐに減らされる、何故ならPAが弱いからだ。なのでパーツが揃った今では耐久と防御の両立を目指してみた。どの道、徹底的に打たれ強い機体というコンセプトには変わりない。

 武装は、対ネクスト戦以外ではブレードを標準装備にした。今までは好きでも使いこなせないため敬遠していた武器だが、今作ではへっぽこブレード使いでもそこそこやれるようになった。なので右手にブレード、左手にはおなじみガトリング、背中にはグレネード或いは時々ミサイル。対ネクスト戦の基本は、ガトリングで削ってグレネードまたはミサイルでとどめ。使い勝手とかはある程度しか考えず、基本的には気に入った武器のみを使う。けど、手強い敵を倒すためなら分裂ミサイル+連動ミサイルという必殺戦法も容赦なく使う。だって基本的に自分へっぽこだし・・・。軽量機体使うと御しきれずにすぐ死ぬ。

 それはそうと、今作は今までの作品に比べて登場キャラ達が立っている。かっこいい奴、笑わせてくれる奴、様々だ。でも注意深く見てないとミッション中突然現れたりした相手が誰なのか全然わからない・・・。

 

 さて、今夜はF1だ。どんな結果が出るかな?

 

2008/3/21

 ACfA、進行中。

 OPムービーの主役メカ、ホワイト・グリント。あれに乗っているのはもしや・・・・・・。出てくるミッションが2つのみ(しかもストーリー中は片方しか選べない、敵か味方か)、しかも対戦相手もろともあっさり退場したりもしてちょっと物足りないが、目立ち過ぎるのもあれだしこれくらいでいいのか。敵にまわしてもそれほど脅威には感じなかったのだが、使ってるパーツの性能は非常に高い。ついでに見た目もかっこいい、意味もなくオーバーブースト連発したくなるくらいに。

 オーダーマッチの上位、後半のミッションの一部はさすがに難しくて大変だ。ミッションにやっては機体構成を根本から見直した方が楽なのだろうが、基本的に武装以外は変えない奴。自分の機体には愛着を持たないと。でも重いから、浮遊型AFの相手をするのはきつい。あと、クレイドルの上から落ちると戻れない・・・。

 

 アニメ・クラナドが最終回を迎えた。まだ番外編が放映されるが、メインストーリーはここまでのようだ。学園編の渚エンドという終わり方で綺麗にまとまったとは思うが、オープニングの感じからアフターまでやるものとばかり思っていたからちょっと意外だった。或いは、既に第二期の予定が? 全編通じて目立ちまくっていたのは風子だったな。風子ルートの話が一番最初に終わってもう出番ないのかと思ったら何度も顔出してるし。それ自体は良かったのだが、いずれちゃんと再会するシーンもあるかと思って期待してた場面がなかったのは残念だった。第二期があったとしたら期待するのはそこだな。

 まもなく4月、新しいアニメが始まる時期だ。最も期待しているのは言わずもがな、コードギアスR2。前作のラストから1年後からスタートするらしいが、特にルルーシュの周囲の一部において前作で起こったはずの色々なことがまるでなかったことになっているような雰囲気があり、さりとてしっかり行動の結果としての傷痕も残っているように見える。いったい何が起こったのか、先が読めない話だけに実に楽しみなことだ。

 

2008/3/19

 全ては答えのために。

 アーマード・コア フォー・アンサー、発売、購入、プレイ!

 出ました、アーマード・コア最新作。前作AC4でかなり度肝を抜かれる部分があったものの、今回はそれをさらに進化させてきたようだ。まずオープニングを見た時点でグラフィックの進化がわかる。ヘリが飛んでるシーンとか非常にリアルで見応えがある。当然、通常のゲーム画面も高いクオリティで、機体の挙動もより細かい部分まで再現されている感じだ。まずは初プレイ感想として、新要素について書いてみるとしよう。

 巨大兵器アームズフォート:
 でかい! が、思ったほどではない。今までも大型兵器の類は出てきたが、それがそのまま大きくなっていった感じだ。主砲の一撃が目前に迫ってくる瞬間は恐ろしいが、懐に飛び込んでしまえば、所詮は動いているだけの要塞、的が大きいから攻撃は当てやすいし、鈍重で回避もできないものなど楽勝・・・・・・・・・甘かった・・・! 相手にするアームズフォートは1機とは限らない・・・1機の死角をついたつもりでも背後から別のやつの砲撃を受ける可能性がある。しかし進んでいくととても鈍重とは言い難いようなのも・・・・・・。

 VOB(ヴァンガード・オーバー・ブースト):
 速い! 初使用時はどう扱っていいものかよくわからずにただ飛んでいた。しかし、かつては地上兵器であったはずのACがマッハ超で空を飛ぶというのは爽快だ。これに合わせてか、通常のオーバーブーストも速度・持続時間ともに上がっていて使い勝手がよくなった。

 アサルトアーマー:
 まだ使っていない。敵ネクストがたまに使ってくるが、回避するのはそれほど難しくはないため、一対一のネクスト戦ではそれほど脅威にはならないかもしれない。むしろ使った方がしばらくプライマルアーマーがなくてもろに攻撃を受けてピンチだ。

 他には、ブレードの使い勝手が向上している。突進距離が伸び、振りも速く、有効範囲も広がったように感じる。正面に捉えればまず、目の前で空振り、とはならなそうだ。とはいえ、対ネクスト戦で当てるのは至難の業を通り越して神技に近いのは変わらないが・・・・・・。全体的に難易度は前作を上回っていると思う。やりがいはあるが、ちょっとつまるミッションもあり。前作のデータを読み込めるのだが、機体図面はあってもパーツがないのであまり意味がないかも・・・エンブレムのデータを引き継げるのは嬉しいが。愛用武器の装弾数が増えているのは嬉しいのだが、グレネードは爆発範囲が大分狭まったな、直撃させないとダメージは望めそうもない。

 とにかく、再び我がネクストが戦場を駆ける日がやってきた。

 

2008/3/17

 2008年度F1世界選手権、開幕だ!

 第1戦は、ナイトレースできるようにしないと未来はないぞー、とFIAから言われて先行きが危ういがとりあえず開幕戦といえばここ!なオーストラリアGPだ。

 チェッカーフラッグを受けたのは結局7台! 完走扱いになったのがたった9台という超大荒れレースを制したのは、マクラーレンルイス・ハミルトン! 2年目に突入した怪物は今年も絶好調、また今年もF1はこの男を中心に回っていくことになるようだと予感させる速さで圧勝。レース中ほとんどハミルトンの姿が画面に映らなかった・・・。セーフティカーが3度入り、後方では混乱が相次いだが、常にトップを維持しての勝利であった。

 大本命と目されたフェラーリはまさかの大苦戦。マッサは途中リタイヤ、ライコネンも後方スタートから怒涛の追い上げを見せたが、レース終了目前でストップ。失格が出て辛うじて8位となったものの、前年度チャンピョンとしては不本意はレースであったろう。速さは今期も一番手と言われていたが、蓋を開けてみればマシンの信頼性に疑問符が浮かんだようだ。果たして次戦以降、修正してこれるか?

 フェラーリ、マクラーレンに続く第三のチームはどこか。今回のレースで2位に入ったのはBMWハイドフェルドであった。冬のテストではいまいち伸びていないという話だったが、どうやら今年も二強に続くチームはこのBMWとなりそうな気配だ。3位に入ったのはウィリアムズロズベルグ、そして4位にはルノーへ行ったアロンソがいる。レース終盤、マクラーレンからルノーへ移籍したアロンソと、ルノーからマクラーレンへ移籍したコバライネンの対決は見物であった。マシンスペックではマクラーレンが圧倒していたが、そこは05、06の2年連続王者アロンソ、見事に抑え切って前でフィニッシュした。BMW、ウィリアムズ、ルノー・・・第三のチームの最有力候補はこの辺りに違いない。

 伝説の日本人ドライバー、中島悟の遺伝子を受け継ぐ男、中島一貴がウィリアムズから参戦している。前年の最終戦でも出走していたが、真の意味でのデビュー戦というべき今回、見事6位入賞を果たしている。チームメイトのロズベルグが3位に入るなど、マシンのポテンシャルも高く、ここまま続けていけば上位へ食い込むチャンスは充分にあるだろう。大いに期待したいところである。

 悔しいのがホンダバトンは早々にリタイヤしてしまったが、バリチェロは粘り強い走りで一時3位まで上がっていたが、ペナルティを受けて6位に下がりそのまま完走したものの最終的には失格で成績抹消。フェラーリ最強時代の礎を気付いた立役者の一人、ロス・ブラウンを迎えてのチーム改革を行っている最中のホンダ、その改革の成果が現れるのはまだ先の話だが、チャンスは作れることを証明しかけたレースだっただけに、成績を残せなかったのは残念極まりない。

 そして我らがスーパーアグリ佐藤琢磨は後方スタートながらスタート直後の混乱に乗じて一気に順位を上げ、10位圏内、さらには入賞も狙える位置にいたが、最後にはリタイヤ。やはりテスト不十分で、マシンの信頼性に難があるようだ。資金難も相変わらずで、ひたすら苦しいチーム状況だが、それでも挑戦し続ける不屈の精神を応援し続けたい。

 今年からレギュレーション変更で、マシンを電子制御するパーツの一部が使用できなくなり、よりドライバーの腕が試されるようになった。その影響でスピンをしたり、コースアウトしたり、接触したりするマシンが相次いだことが今回のレースが荒れた要員の一つだったが、よりレースらしさが増したのは良いことだ。テールを滑らせながらコーナー勝負をするシーンなどは、ドライバー同士の意地のぶつかり合いが見て取れて白熱する。ライコネンやアロンソも何度かコースの外にはみ出すシーンがあったが、あれは限界ぎりぎりまで攻めている証であり、また何よりあの状態から即座に立て直せるのが王者の実力というものだろう。圧倒的な速さで悠々とトップを走り続けたハミルトンだが、他のドライバー達にはがんばって彼のことも同じ位置での争いに引き摺り下ろしてもらいたいところだ。それでも尚抜きん出るとすれば、その時こそハミルトンは真に王者となる者の資格を得ることができるであろう。

 実に楽しみな今年のF1、次はマレーシアGPだ。オーストラリア同様、こちらも熱い気候の中でのレースであり、サバイバルレースとなるに違いない。粘り強いドライバーが勝つ!

 

2008/3/15

 F1の週だー。期待は様々あれど、まずはレースが始まるのを待ってみるとしよう。語るべきことはグランプリの後で。

 書き物の進み具合は相変わらず亀の如く。進んでないわけでもないのでもう少しすれば何とか・・・。そんな中、ゲームは「12Riven」が出た。まだ序盤だが、さてはたしてEver17を超える作品になり得るや否や。

 

2008/3/4

 大変です、もう3月ですよ? 気が付けば2月が終わってしまっていた・・・そしてこの期に及んでもまだ載せるものはないし。

 雑記のネタも真新しいものも特にないし。とりあえず、もうじき今年のF1シーズンが始まるから、それで定期的な更新はするようになると思うが、書くものも書かないとな・・・。

 

2008/1/26

 「スクールデイズL×H」がやばい・・・先にグッド的なエンドから埋めていったせいで、後から次々とバッド的なエンドがどんどん出てくる。なるほど確かにこれは鬱ゲーの最高峰の一つたりえるかもしれん・・・。これはグッドかな、と思ったら後日談で電車に轢かれたりするし・・・・・・この手の後日談は結構PS2版で追加されたものだったりするらしい。グッド的要素ではなくバッド的な要素を増やしてくるとは恐るべき移植作品だ。もう、すぐ引きこもる世界とか、何しでかすかわからない言葉とか、なんともかんとも・・・この話の癒やしはせっちゃんだけだな・・・。あれな展開が多い後日談系の中で刹那が出てくる西瓜エンドだけはまったりできる(誠くんからすればあれもあれだが)。実はPC版の「サマーデイズ」も買ってあるから、さっさと切上げてそっちでまったりするか。

 

2008/1/23

Demon Busters 第一章 −12− アップ

 とりあえずこれで第一章本編は終了。ただ、第二章に入る前にちょっとまだ第一章絡みでの更新もあり。何ともはや、どんどん予定から遅れて行っているわけで・・・・・・。

 

 更新が遅れている原因、というわけでは決してないが今現在プレイ中のゲーム、PS2版「スクールデイズ」。なんだかんだでPC版は未プレイ、アニメは見たけれど、わりと新鮮な気持ちでやっている。いきなり細かいことだけど、PS2版でおそらく新規追加されたであろうシーンで声の感じが変わるのがちょいと違和感。いっそ全編で新規録り下ろしすればよかったものを・・・そんな余裕はなかったのか(笑

 まず最初はひたすら一途に行ってみようということで、一周目は徹底的に言葉寄りに進めていったのに、誠くんはプレイヤーの思惑を無視して、すぐにあっちが気になりこっちが気になり、ビシッと世界に告白したと思ったら次の話ではもうまたふらふらしだすし・・・それでもそんな朴念仁をなんとか軌道修正して一周目は無事、言葉エンドの一つに辿り着いた。途中、言葉が果物ナイフ出した辺りはビビッたさ・・・。

 そして二周目は世界一筋・・・・・・の、はずだったのだけど・・・見事に鮮血エンド。後半、どんどん積極的になる言葉の様子は好感が持てるのだけど、それだけにその状態で世界寄りに進めた際の言葉の壊れていく過程はなんとも・・・そしてザクッと・・・・・・血は出なかったけど、さすがにコンシューマー版だけに。少し前に戻ってやり直して、その状態から言葉エンドに向かったら、珍しく誠くんが男らしいところを見せてくれたけど、この流れだと世界が不憫だ・・・。

 改めて、今度こそ世界一筋で進めていったら言葉とはさよならしたものの、今度は刹那が・・・とはいえ刹那の行動はあくまで世界のためであったり、刹那はいい子だねぇ。というわけで、世界のハッピーエンドのはずが、刹那が輝いていたエンドへ。今のところここまで。これでまだエンディング達成率19%・・・全部で26エンドって大変だ・・・しかもまだバッドエンドも潜んでるし・・・。

 それにしてもこの話はメインヒロインの二人が・・・・・・最初の奥手さが嘘のように後半になると積極的というか暴走気味なところがある言葉に、普段の明るい感じが一転付き合いだすと嫉妬深くて情緒不安定になる世界と・・・まぁ、人間誰しもある程度の二面性はあるものの、それをまざまざと見せ付けられてしまうだけに、サブヒロインである刹那、光、乙女らの方がとてもいい子に見えてしまう。やはり、三角関係は怖い・・・・・・。とはいえ、全体通して見れば、明らかに誠くんに否があるところが多々あれど、この状況を最初に作ってしまった原因は世界だよねぇ・・・言葉との仲を取り持ったりせずに最初から素直になっていれば後々の面倒な状況は・・・って、それじゃお話にならないわけだが。

 

2008/1/7

Demon Busters 第一章 −11− アップ

 やっとこ進行・・・第一章終了まであとちょっと。そろそろまた加速かけないと、第二章途中で息切れする・・・。

 

2008/1/2

 あけましておめでとうございます。

 いよいよ2008年だ。小説更新は週末にするとして、新年一発目は久々にゲームの話題で雑記をば。

 

 年末に出たもので最注目の作品は当然、スーパーロボット大戦OG外伝。OGsが当初の予定より大分延びての発売だったため、いつになくハイペースでの続きとなったわけであるが、OGsのボリュームが凄まじかったのに対して今回はちょっと控え目のようだ。あまり長い時間プレイできていないのだけど、早くも終盤に差し掛かっている。あくまで外伝というわけだ。

 外伝開始直後は、いきなりサプライズの連続。たぶん生きてるだろうとは思っていたけれど、前作ラスト付近で死んだはずのあの人やあの人やあの人が復活してきたり、何より驚いたのがMXキャラ達の参戦。いずれもしかしたら、とは思っていたけれどここで来るとは思っていなかっただけに、開始早々興奮させられた。さらには第三次αの主人公の一人である彼もちらっと出てきたり。ただこの辺の新規参戦メンバー、今回はあくまで顔見せのようで。しかしそれは逆に考えれば、既にOG3の構想は始まっていると考えて間違いないだろう。早くも次の楽しみが感じられる。

 難易度は今作、いつにも増してイージーのようだ。一部熟練度条件が厳しかったりするが、基本的に味方が鬼強いので、ノーマルモードはあっさりめだ。ヤルダバオトやコンパチブルカイザーの強さは反則的だし、エクサランスも後半は弱点だった火力の低さが補われて強い。ぶっちゃけ前作までのメインメンバーがかすみまくってる。イベントでの強制出撃も多いので、必然的にこのメンバーがエース勢として名を連ねることに。それでもトップエースはマサキ。前作で総合力最強と言われ、入手にややこしい条件が必要だったヴァイサーガが無条件で手に入ったりと、今回隠し機体にはあまり力を入れていないようだ。

 

 去年も色々なゲームをやったものだが、中でも特に楽しんだのはこの五本・・・『スーパーロボット大戦OG』、『ひぐらしのなく頃に祭』、『いつか、届く、あの空に』。『リトルバスターズ』、『エターナルファンタジー』。さて、今年はどうなることか。

 小説の方は、第一章はもう終わるとして、第二章のスタートがいつになるか。まずは実生活の身辺整理がちょっと必要なんで、そっちが落ち着いてから、か。

 

2007/12/30

 えー、とりあえず近況報告だけ。忙しかったデス・・・。一応、第一章はほぼ完成してるんで年明けたらちゃんと更新をば・・・。

 というわけで、2007年もおしまい。では、良いお年を〜。

 

2007/12/8

Demon Busters 第一章 −10− アップ

 どうもこう、これだ、って雑記のネタがない日々が続いている・・・。アーマード・コアの最新作が発表されたのは注目ニュースかな。時速2000kmの超高速バトル・・・楽しみだ。

 

2007/11/29

Demon Busters 第一章 −8− −9− アップ

 やれやれ、気がつけばこんな日にちじゃないか。まったく時が経つのは早いもので。間が空いてしまったので、今回は2話まとめてのアップだ。11月中にゃ終わらないな・・・。

 

2007/11/17

Demon Busters 第一章 −7− アップ

 真・三国無双5!・・・と言いたいところだけど、実はまだあまりやっていない。それより今優先してやってるのは、PS2版「いつか届く、あの空へ」。他の移植作品、Fateやらくじらやらがさっぱり進んでないのに、これはもうじき終わりそうだ。もしかしたら、今年やったゲームの中でリトルバスターズと並んで一番好きな作品だったかもしれない。ゲームと言えば、現在アニメが放映中の「ef」だが、ゲームの後編は果たして今年中に出るのか・・・出ないっぽいな・・・。

 

2007/11/11

Demon Busters 第一章 −6− アップ

 第一章は全12回を予定、ちょうど折り返し地点だ。

 ようやく、プレーステーション3の新作で興味の引かれるソフトが出た。真・三国無双5だ。無双シリーズもついに第五作に至り、新しいハードで雰囲気も大幅リニューアル。画面はさすがにPS3、綺麗だ。操作感覚も、今までとは若干違う手応えを感じる。しかし、例によって虎牢関の呂布は反則じみた強さだ・・・しかもそれが第1ステージになってる武将もいるのだから大変である。各武将は見た目の雰囲気が変わってるのに声は同じだからちょっと変な感じだ。まぁ、これはすぐに慣れるだろう。

 

2007/11/7

Demon Busters 第一章 −5− アップ

 今週末は久々に用事がないので、そこで少しペース上げて進められるかな。むしろ雑記的ネタに最近乏しい・・・。

 

2007/11/1

Demon Busters 第一章 −4− アップ

 11月になってしまったぃ。ちょっと色々忙しくて、まとまって集中できる時間がないので滞り気味。とりあえず11月中に第一章終わらせるのが目標かな。

 

2007/10/23

Demon Busters 第一章 −3− アップ

 昨日の予告どおり、アップである。

 

2007/10/22

 ついに・・・ついにこの男がチャンピョンに・・・

 2007年F1ワールドチャンピョンに輝いたのは、フェラーリのキミ・ライコネン!

 F1史上に残る、空前絶後の三つ巴決戦であった。その中で勝利をもぎ取ったのは、一番可能性の低かったライコネン。チャンピョンになったライコネンが110ポイント、2位ハミルトンと3位アロンソが109ポイントと、僅か1ポイント差で大逆転。可能性があったとはいえ、誰がこんな結末を予測できたというのか。

 レースが動いたのはスタート直後。2番手スタートで、そのままのポジションをキープすればチャンピョン確定だったハミルトンが、まずスタートで3番手のライコネンに抜かれ、その隙に4番手アロンソにも抜かれる。そのアロンソを抜き返しに行ったところで膨らみすぎてコースオフ、8位にまで順位を落とす。追い上げようとするも、突然のマシントラブルで一気に18位まで落ちていくことに。ここからがまさにマンガのような超展開。2位走行中のライコネンは前を行くチームメイトのマッサを抜けば、3位のアロンソは2位に上がれば、18位まで落ちたハミルトンも5位まで追い上げれば・・・それぞれが全力を前を目指せばチャンピョンに成り得る、1ポイント差を競う争いになった。

 まず驚異的だったのが後方に沈んだハミルトンの猛追。あっという間に10台を抜き去り、レース中盤にはポイント圏内の8位まで上がってきた。アロンソはいまいちペースが上がらず、一時は4位だったBMWのクビサに抜かれ、その後3位に戻ったものの前を行くフェラーリ2台との差は開く一方であった。そしてライコネンが魅せたのが2度目のピットストップ。チームの戦略として、明らかにそこでマッサとライコネンの順位を入れ替えようという意図は見えた。しかしライコネンがピットから出た時点で後ろから来たマッサとの差は1秒以内。マッサが先にピットに入ってから、ライコネンが入るまでの3周は、ライコネンの全てを賭けた勝負の3周であった。結果、ライコネンはトップに出て、最大のポイントを稼ぐこととなった。

 そして結局、3位で終わったアロンソ、7位だったハミルトンを1ポイント差で上回ってのチャンピョン獲得となった。しかし終盤、4位〜6位を走っていたウィリアムズのロズベルグと、BMWの2人が絡むシーンもあり、またルール違反の審議があったりで、ハミルトンがさらに前の順位になる可能性もあった。けれどそれらもなく、ライコネンのチャンピョンが決定となった。

 4年前、ミハエル・シューマッハ打倒を最初に成し遂げるかと思われ、ぎりぎりまで皇帝を追いつめるも敗れ、2年前、シューマッハを倒す男の地位をアロンソと競い合って敗れ、常にチャンスの時に2位に甘んじてきたライコネン。その僅かな差に泣いた敗因の一つには、常に付きまとう不運なトラブルがあった。最も速い男、されど 不運の男と評されてきたライコネンが、ついに運を味方につけて名実共に最速の男となった。2007年最終戦ブラジルGPは、最高に熱いレースであった。

 これで今年のF1も終了・・・・・・総括の方は、また後日にするとしよう。

 

 ここ三日ほど何やら忙しくて3話の細かい修正がまだ済んでないので、アップは明日で。

 

2007/10/17

Demon Busters 第一章 −2− アップ

 さっそく2話目。最初の3話くらいは一気に書いたので、まずは早いペースでの更新となる。徐々に落ちていくものと思われるが、最終的には週一くらいになれば望ましい。

 

 今週末はいよいよ今年の最終戦、F1ブラジルGPが行われる。最後の最後までチャンピョン争いが続く激戦にもいよいよピリオドが打たれるのだ。大本命はやはり現在トップにいるハミルトンであろうが、いかに超大物と言えど、ルーキーにいきなりチャンピョンを掻っ攫われていいのか、という思いがあり、個人的には他の二人に意地を見せてほしい。もしもアロンソ、ライコネンにマッサまで加えた三人が全員ハミルトンの前でフィニッシュすれば、その並び順如何ではチャンピョンの行方はわからなくなってくる。F1界はそんなに甘くないということを、ルーキーに思い知らせてほしい。また早い内にそういった壁に当たっておいた方が、今後のハミルトンの成長にも繋がると思うんだ。

 シーズンのクライマックスは気になるが、それに合わせてそろそろ気になり始めるのが来シーズンのこと。特にアロンソが来年まであるはずのマクラーレンとの契約を切ってまでどこかに移籍するらしいという話がもっとも騒がれている。候補として一番に上がっているのが古巣のルノー、それから急成長を続けてるBMW、そして世界の巨人トヨタも興味を示しているという。アロンソを中心に、来期の各チームのドライバーラインナップがどうなるのかが実に気になるところだ。

 来年以前に今年の話だが、ブラジルではウィリアムズから中島一貴がレースに出走することになった。日本人初のフルタイムF1ドライバー、中島悟の息子である。また一人、期待の日本人ドライバーが現れた。今回は臨時参戦で、今後どうなるかはわからないが、もしかしたら二年後三年後にはフルタイムで参戦するかもしれない、その足がかりにはきっとなるはずだ。

 

2007/10/15

Demon Busters 第一章 −1− アップ

 今日より新たに、オリジナル小説の連載を開始である。これまでのこと、今後のこと、色々思うところはあるものの、まず今はこれを書くことに全力を傾けたいと思う。例によって、バトルとファンタジーをテーマに掲げた話である。

 

2007/10/9

 今日はあまり良くない話。

 とりあえず・・・・・・真デモンMIRAGE第1〜4話+最新第5話をアップ。

 で、これまで今後について書くの書かないのとうやむやにしてきたものの、ここでバシッと決めてしまうことにした。二次創作書きの全面休止を。こっちの都合で始めて、これまたこっちの都合で止めるというのも勝手な話ではあるが、リアル的な話とか意欲の低下とか色々あって考えた結果こういう結論に達した。もともと旧デモンシリーズが終わった時点で止めておけばよかったものを、何となく再開してずるずるやってきたのが失敗だったと思わないことはないものの、それを今さら言っても詮無いことだ。

 さて二次創作をやめてこのサイトは閉鎖かというとそういうわけでもない。今後も雑記には時々つらつらと何か書くし、それとは別に新しい試みにも挑戦する。即ち一次創作、オリジナル小説への挑戦だ。前からたまに、オリジナルで書いてみれば、という意見はもらっていたものの、その頃はまだ二次創作への意欲が強かったのでそっちを主にして続けていたものの、今度はそっちへの路線変更を考えてみたわけだ。

 言い訳っぽいことをあれこれ書くと、だ。最近好きなゲーム作品が増えすぎたんだ。あのキャラでも話を書いてみたい、このキャラでも書いてみたいと思い出すと、執筆中の長編に対する満足度が下がり結果として進まないという状況になってくる。だいたいどの作品でも気に入ったキャラというのは似通ってくるもので、誰も彼も登場させてたらキャラがかぶりまくってしまい、かといって似てるなら誰か一人でいいじゃんと言ってみてもやはりそれぞれ微妙に違った個性があるわけで、そんな細かい部分も書き分けてみたくなるわけだ。じゃあ短編を書け、というのはもっともな話なのだが、短編で書きたいものというのがあまりない。単に長編ものが好きなだけだが。その点全てオリジナルでいくならば、基本的に書きたいものは決まっているので、二次創作キャラの乱立に悩まされることもない。まぁ、一つの試みなので、何かの拍子にまた二次創作を始めることがなくもないだろう、とだけ言っておく。かっこわるいが、潔くない人間なもので。

 まずオリジナル小説への手始めとして、既に書き始めているものがある。過去の栄光(?)に縋るようで未練がましいというか何というかだが、これも「デモンシリーズ」の一つとなる。言ってしまえば、旧デモンシリーズを完全にオリジナルキャラクターのみで再構築したもの。タイトルもそのものずばり「Demon Busters」。近日中に開始予定だ。というか専用ページだけは今日から公開。あらすじと主要キャラ達の紹介だけ。

 

2007/10/8

 勝負の世界は、何が起こるかわからない。だからどんな時でも全力で突き進むのみ。

 F1中国GPでは、史上初のルーキー王者という快挙に王手を掛けたハミルトンがまさかのリタイヤという結果に終わり、チャンピョン決定は最終戦ブラジルGPに持ち越されることになった。実はレースが始まる前、ライコネンが1位でアロンソが2位、それでハミルトンがノーポイントだったら最終戦が楽しみになるなー、とか思っていたら本当にそのとおりに結果になったので驚きであった。

 そう、中国で勝ったのはライコネン。今期唯一の5勝目を挙げ、最速の男であることを証明するような勢いだ。2位に入ったアロンソも含めて、7ポイント以内に3人のドライバーがいる状態で最終戦に挑むことになった。史上稀に見る三つ巴のチャンピョン争奪戦だ。今のところチャンピョンになる確立は、ハミルトンが6割、アロンソが3割、ライコネンが1割くらいだろうか。ハミルトンの優位は明白だが、富士でアロンソ、上海でハミルトンがそれぞれリタイヤしたように、何が起こるかわからないのがレース。3人とも細かいことなど考えず、とにかく勝ちに来るだろう。仮にチャンピョンを逃す結果になったとしても、今期はこれまでにマクラーレンが8勝、フェラーリが8勝のイーブンでここまで来ている。コンストラクターズタイトルはスパイ疑惑問題でフェラーリが取ることになったが、順当に行けばマクラーレンの勝ちだったはず。チームの威信を賭けて、どちらも絶対に勝ち越しの9勝目がほしいところだろう。

 先週に引き続き雨のレースとなった上海では、やはり波乱が多く起こった。ハミルトンのリタイヤもその一つだが、今回最大の波乱はトロ・ロッソの2台がそろって入賞、4位6位を取ったことだろう。特に4位に入ったベッテルはこれまた若いドライバーで、富士でもいい走りをしていた将来有望である。ほんとに、どんどん若いドライバーが台頭してきている。一方ジャパンパワーではホンダのバトンが今期最高の5位を獲得。スタート後に少々順位を落としたが、雨の中粘りの走りで一時は表彰台も見えかけていた。来期に向けて希望をつなげる結果を一つ残したと言えよう。

 

 さて、新しいアニメの時期になった。また期待作がぼつぼつと。

 今期の筆頭は文句なしに「CLANNAD」。やっぱり京アニ、安心して見られるハイクオリティは健在だ。ただ京アニが作ると完全に王道の展開を行くのは間違いなく、そもそもオープニングを見た時点で渚ルート〜アフターに行く流れが確定なので、意外な展開というのは望めそうになく、そういう意味でアニメとしてはワクワク感に欠けると言えないこともない。

 逆に意外な展開で魅せてくれそうなのが「ダ・カーポU」。キャスティングから見ても由夢か音姫メインの話になるだろうとの予測に反して、第1話から小恋の告白で2人の仲がいきなり進展。雪月花3人娘の出番が多くていい意味で驚きの展開に、先が期待される。小恋と言えばななかを絡めた三角関係の予感も・・・(初期ダ・カーポ、シャッフル、そしてスクールデイズのどろどろが再び!? って、美少女ゲームがアニメで三角関係やるとろくなことにならないって例がずらりと並んでいる・・・)

 同じくゲーム原作のアニメ「ef−a tale of memories」。ちょっと特殊な映像の見せ方に注目だ。

 他には「灼眼のシャナU」にも期待。

 そしてもう一つの最注目が「ガンダム00」。過去のどの作品よりも現代に近い世界観で描かれている辺りが、どことなく現実味を感じさせる。率直な印象は、GW+フルメタ。武力による戦争の根絶という思想が現実にまかりとおるわけはないものだと思うので、話のどの段階でそれを否定する動きになっていくのかが見所の一つと思っている。何より、主人公達の組織、ソレスタルビーイングのボスが明らかに悪人顔で、こいつ絶対ラスボスか中ボスになるな、と断言できる辺りが良い(それを裏切って実は善い人だったらそれはそれでおもしろいが)。しかし第1話から登場人物多くて覚えるのが大変だ(笑

 

2007/10/1

 アニメ・スクールデイズ最終話はほんとにやっちゃったらしいな・・・そりゃ地上波じゃ放送中止にもなろうて・・・。ひぐらしの方は無事だけど、どうも鉈が出てくるシーンが一部修正されている節がある。罪滅し編の最中だったら危なかったかもしれない。

 

 F1はついにやってきた日本GP、富士スピードウェイ! 実に30年ぶりに、記念すべき第一回日本GPが行われた地にF1が帰ってきたわけだ。天候は生憎の雨だったが、第一回の時も雨だったというから何やら因縁めいている。

 予選ではマクラーレンが1−2、フェラーリが3−4となり、チャンピョン争いは一騎打ちになりそうな様相を呈していた。決勝レースはペースカー先導でスタートし、雨脚が強まる中10周余り走ったところでようやくレーススタート。だがその前に、タイヤ選択のミスからフェラーリの2台がいきなり後退。レースはほぼ完全にマクラーレンの2台による一騎打ちとなった。

 結局、雨のレースを制したのはポールポジションからスタートしたハミルトン。これでチャンピョン争いに、ルーキーが王手をかけた。一方アロンソはまさかまさかのクラッシュでリタイヤ。ノーポイントで一気に苦しくなってしまった。これで次の中国GPでハミルトンが勝てばその時点でチャンピョン決定、2位になった場合、アロンソが優勝しない限りやはり決定、或いはもっと順位が低くなっても残り2戦で9ポイント以上取れば決定というわけだ。ルーキーがデビューした年にワールドチャンピョンになるのはもちろん初の快挙。最年少チャンピョンの記録までアロンソからもぎ取ることになる。F1界のカリスマ、皇帝シューマッハが引退した次の年に現れた怪物はまさにF1新時代の申し子と言うべきか。

 一方作戦ミスで後退してしまったフェラーリの2台。チャンピョン争いからは遠のく結果となったが、レース終盤では魅せてくれた。ライコネンは3位走行中、前を行く2位のルノー、コバライネンを猛追。残念ながら抜くことはできなかったが、何度も仕掛けるシーンがあって盛り上がった。それ以外にも、後方から追い上げるライコネンが数台の車を抜いていくシーンに、普段クールな男の熱い走りを見た。マッサも負けずにファイナルラップで前を行くBMWのクビサとゴール直前まで激しい争いを繰り広げ、最後には前でフィニッシュした。

 大波乱の雨のレースでは、普段とは違った顔ぶれが入賞圏内に顔を見せたりする。例えばスパイカーのスーティルが最終的には8位入賞を果たし、スパイカーは初ポイント獲得となった。同じスパイカーの山本左近も12位に入り、自身の最高順位となった。そんな状況で6番手スタートから表彰台を狙いに行ったホンダのバトンだったが、スタート直後のごたごたで順位を下げてしまい、結局10位であった。スーパーアグリの佐藤琢磨は最後尾スタートから15位フィニッシュ。いつも強いBMWは今回ちょっと調子が出ず、逆にルノーがいい成績を残した。特に2位になったコバライネンは、元々ハミルトンと同じくらいの鳴り物入りでデビューしながらシーズン序盤は目立った活躍ができなかったが、段々と評価を上げてきての2位獲得。この後の活躍にも期待がかかる。

 いよいよ残り2戦。今年のF1もクライマックス突入だ。

 

2007/9/22

 劇場版クラナドを見てきた。なかなか綺麗にまとまってて良かったと思う。TVアニメももうじきだし、こっちも当然期待大だ。映画と言えばエヴァも見に行きたいのだけど、なかなか時間が・・・・・・。

 で、アニメと言えばスクールデイズの最終回が急に放送中止になってびっくりした。ものがものだけに、いったいどんなすごい最終回にしてしまったんだー、とか思っていたのだけど、この度ひぐらしまで放送中止になったようで。いまいち事情が飲み込めていないのだけど、要するにヒロインが鉈とか鋸とか持ってずぎゃーっていっちゃう辺りの作品のイメージが時事的に問題がある、ということ? 確か前にフルメタがテロのうんたらで放送延期になったこともあったし。ひぐらしもまぁあれだけど、スクールデイズは最近見てたアニメの中では一番、この先どうなってしまうんだーっ、的なハラハラ感があって楽しみにしていただけに、結構ガクッときた。この先DVDでしか最終回見れないとかなったらどうするかな・・・スクールデイズはDVD購入までは考えていなかったわけで・・・。

 

2007/9/18

 帰ってきた伝統のコース、スパ・フランコルシャン。F1はベルギーGPだが、その直前でちょっとびっくりニュース。かねてよりスパイ疑惑があったマクラーレンが全コンストラクターポイント剥奪という異例の重い処罰を受けた。これにより、先週もはや逆転は困難と思ったフェラーリがポイントランキングトップに躍り出て、さらにベルギーGPでの1−2フィニッシュによりコンストラクターズチャンピョンに確定した。正直こういう形での決着になったことは少々拍子抜けだが、まだドライバーズチャンピョンシップではハミルトンが1位、アロンソが2位をキープしている。楽しみは残っている。

 壁のようだ、或いはジャンプ台のようだ、などと言われるのがスパ名物の1つ、オゥルージュだ。急勾配の坂を時速300kmでマシンが駆け上がっていく様は圧巻だ。もう1つの名物、変わりやすい山の天気によるスパウェザーは今回は穏やかなもので、レース中の雨はなく、レース展開も大きな番狂わせはなかった。予選で1位2位となったフェラーリのライコネンとマッサがそのまま1−2フィニッシュをして、同じく3位4位だったマクラーレンのアロンソとハミルトンが3−4フィニッシュ。フェラーリの2台は逆転チャンピョンへ向けて僅かな希望を繋ぎ、アロンソはハミルトンとの差をついに2ポイントまで詰めた。

 中段グループの間ではなかなか激しい争いが繰り広げられた。伝統のコースはさすがにそれに見合った面白味を見せてくれる。ホンダ・トヨタ・スーパーアグリらジャパンパワー勢は日本GPを目前に控えて奮戦するが、まだまだ力不足かポイント獲得には至らず。マシンのパフォーマンスは上がっていると言っても、条件はどのチームも同じなわけで、易々とは差を詰められない状態だ。そして次回、9月30日はいよいよ日本GP、富士スピードウェイだ。残念ながら用事があるので生放送が見られないのだが、楽しみなことには変わりがない。

 

 さて、水面下ではこっそり書き物を始めているのだが、アップに至るまではまだ少しかかりそうだ。それというのも、ちょっと今までとは趣向を変えた試みをしている。今までになく力を入れられるものができるかもしれない。そのため真デモンの方はちょっと当初の予定よりもコンパクトに話をまとめて締めくくるべく話を再構成中。いずれにしても、次に更新があるのはまず真デモン。できれば10月中には再開させて年末までには終わらせたいが・・・。

 

2007/9/10

 F1はイタリアGP、フェラーリの聖地モンツァサーキット。が、その地を制したのはマクラーレンの2台であった。かのアイルトン・セナ&アラン・プロスト以来となるフェラーリの聖地でのフロントロー独占から、彼らすらなしえなかったワンツーフィニッシュまで決めたアロンソ&ハミルトン、この2人のラインナップは既にマクラーレン史上最強と言うべきなのか。マッサのリタイヤで孤軍奮闘となったライコネンは一時2位にまで浮上するも、ハミルトンに抜き返されて3位止まり。予選前のクラッシュによる影響があったのも事実、終盤のライコネンのペースはあまり良くなったものの、ハミルトンのオーバーテイクは他には真似できない見事は走りであった。今シーズン何度も見られたようなシーンだが、あの限界ぎりぎりの攻めはアロンソでさえ滅多に見られない、ハミルトンの恐ろしさの一端である。

 おそらく、このイタリアでマクラーレンvsフェラーリの争いはほぼ決着がついたと言って良いだろう。まだ逆転の可能性は残っているものの、ここへきてマクラーレンの2人が大きく崩れるような事体はまずないはずだ。コンストラクターズの勝敗は決し、ライコネン、マッサ共にもはやポイントでトップに立つことは無理と思われる。これでワールドチャンピョン争いは、アロンソとハミルトンの一騎打ちとなるに違いない。ポイント差は僅かに3・・・白熱した終盤戦になることは必定だ。

 いよいよ2戦後に日本GPを控え、ジャパンパワー勢も僅かながら勢いを出し始めている。特にホンダが、やっと本来あるべきポジションを視野に捉え始めた。あともう少し、速さが出せるようになれば・・・。トヨタは富士でのF1開催でモチベーションは最高潮に達しているであろう。期待大だ。スーパーアグリは依然苦しい状況の中、着実に速さを増しつつある。この苦しい時期を乗り越えればきっと・・・。

 次回は、帰ってきたスパ、ベルギーGPだ。

 

 ふぅ・・・何事もやる気だけじゃままならないものだ・・・。

 

2007/8/28

 F1トルコGPはフェラーリの逆襲、マッサ−ライコネンの1−2フィニッシュとなった。次がフェラーリの本拠地イタリアGPとなるため、一気に追い上げムードといったところか。3−5フィニッシュとなったマクラーレンのアロンソとハミルトンだが、アロンソは予選〜スタートにかけて出遅れ、ハミルトンはレース終盤にパンクで順位を落とした。それでも最低限の順位は守ったのだから、さすがと言うべきであろう。

 日本勢は・・・トヨタのラルフ、ホンダのバトンなどレースペースは悪くなかっただけに、予選でもう少し前のグリッドを取れればという感じだ。スーパーアグリはチーム状況が厳しく、苦しいレースが続いているが、デビットソンが予選で良い順位を取れたのはプラス材料だ。一ヵ月後に迫った日本GPに向けて、いずれもがんばってもらいたい。

 

2007/8/23

 ひぐらしバスターズ! いやいやいや・・・。

 また盛大に間が空いたものだ。な、夏休みだったんダヨ(何が・・・?

 それはさておき、リトルバスターズ終わった。遊び要素も満喫してたら随分と時間がかかったさ。野球の試合と謎の生命体に勝つのは大変だった。特に試合の方は一度勝ったら投手が剣道部主将になってこれが全然打てない。トゥルーエンド後に目一杯練習してようやく二勝目に至った。全体としてはどんな話かと言えば、最初の一言に戻るわけだ。クライマックス付近はこのまま結末を受け入れてしまうのかとハラハラしどおしだったのだが、ちゃんと大団円へと向かう道筋があったので良かった良かった。総じて私好みの話だったこともあり、大満足の一作となった。

 クリア順序は最初から・・・クド>小毬>葉留佳>鈴バッド>美魚>来ヶ谷>鈴トゥルー>リフレイン。それぞれにちょこちょこと抱いた印象や感想を書いてみようか。

 クドルート:最初のプレイだったので特に強い目的意識は持たずに進めながら各ヒロインと接していく。自然とクドよりの選択をしていたのでそのままルート突入。終盤離れ離れになる展開は予想していたけれど、思った以上に過酷な話になってビックリ。クライマックスの出来事で世界の謎にほんの少し触れる。

 小毬ルート:天然ボケのようでしっかり者、そんなほんわかした魅力溢れる小毬の心の傷に触れる物語。小毬の絵本は本人ルートのみならず全ての話に関わるヒントに含んでいたりする重要要素であった。サブキャラの中でも数少ない立ち絵有りの爺さんがいい味を出してる話でもあったり。

 葉留佳ルート:辛辣な言動が目立つ風紀委員長だが、クドルートで本当は結構お節介焼きな彼女の本質を見ていたので、ずっとその真意を探りながら進めていた。ぶっちゃけ葉留佳本人よりも佳奈多の方が気になるお話。ここまで進めてどのルートでも思ったのは、やっぱりKey、家族ネタ満載だな、と。

 鈴バッドルート:この世界には秘密がある、と言われてもこの時点ではその本質からはまだまだ遠い考えしか持っていなかった。(∵)これはこれでなかなか味のある顔文字だ・・・。

 美魚ルート:一度鈴ルートを通ったことで鈴の言動に変化が見られて、世界のからくりに対して一つの仮説が生まれる。美魚自身の話はあれだ、えいえんは・・・のフレーズで始まるアレ。不思議感漂うお話ではあったが、これもまた世界の謎の一端に過ぎないようだった。

 来ヶ谷ルート:ここへきて世界の謎の核心に迫るような話がきた。最後に持ってきたのはたまたまだったのだが。鈴以外のヒロインルートでは唯一結末がハッピーエンドじゃないと思っていたら、実はそこにはもう一つの結末が・・・。

 鈴トゥルー:謎の中心には恭介、これはもうかなり前から予測できていたことだ。けれどまだ、謎そのものの解明には至らず、逃げ出した先に待っていた結末は謙吾の言葉どおり、暗闇だった・・・。

 リフレイン:最終章。真人、謙吾、恭介と話が進むほどに謎が解き明かされていき、真実へと近付いていく。やり終えるとはっきりわかる、オープニングテーマ「Little Busters !」に込められたテーマ。明かされた真実は過酷でも、辿り着く結末は大団円。ハッピーエンド至上主義者としてはこの上なく満足なわけですよ。

 ほんとに、Key作品には毎回驚かされる。たいていのブランドは、1つ大作が出るとその後出る作品の評価は難しくなるものだけれど、少なくとも個人的にはここに関しては、Kanon、AIR、CLANNADと毎回最高級の評価を下してきたにも関わらず最新作の評価が前回を下回るどころか上回る。最新作が常に最高傑作・・・理想的と言えよう。

 

 さて、心苦しいがはっきり言っておくと、書き物の更新はまだしばらく先・・・・・・。