(3−4人分)埼玉やさんの絹ごし豆腐2丁(普通に作るなら1丁)・魚一切れ(今回は鰆(右写真))・青紫蘇の葉5枚・胡瓜1本・ごま大さじ3・みそ(合わせか白)大さじ6−7杯・だし5カップ
基本は魚すり身入りの味噌汁を作って冷やす!というレシピである。最後の時点でどのくらいだしが冷えているかによって味付けの濃さが異なる。比較的熱いうちに仕上がってしまうようなら、濃い目の味付けにしておいて、氷をいれて冷やして食べる。
今回はどうしても欲しい調理器具がひとつ。ちゃんとしたすりばちとすりこぎ。とはいってもなかなか一人暮らしでこんな器具は買わない、という場合は、フードプロセッサを使うと良い。それも無ければ…包丁で刻む!
- 昆布とかつおぶしで5カップ分のだしを取る。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
- 魚(冷汁の本場宮崎では、鯵、カマスの干物を使ったりするようだが、あまりこだわらなくてもそれなりのものができる。普通の切り身で大丈夫)を焼き、皮と骨を取り除く。
- 魚をすりばちで荒くする。これをいったん別皿に取り出す。
- 胡麻をいる。
- 味噌に風味をつけたければ、オーブントースターかテフロンのフライパンで焦げ目をつける。
- 胡麻をする。五分ずりになったら、味噌を投入してすりこぎですり混ぜる。
- さらに取り出しておいた魚を戻し、すり混ぜる。
- 冷やしておいただし汁を少しずつ加えながらすり混ぜる。普通のお味噌汁より、魚が入るぶんだけとろっとした感じになる。味を見ながら加えていくこと。
- しそはせん切り、胡瓜は小口に薄切り。お豆腐は手でつぶしてすべて汁にくわえて出来上がり。前述のように、十分だしが冷えていなければ氷を入れてでも冷やすこと。
- 本来これは麦飯(または玄米入りご飯、歯ごたえのある飯のほうが良い)にかけて食べる夏のお料理。邪道ながらそうめんや細いおうどんを入れてもなかなかいける。今回のようにお豆腐が美味しい場合には豆腐には火を通さないこのレシピがお奨め。いまいちのスーパーのお豆腐の場合には、あたたかいだし汁の段階で少し手で崩したお豆腐を煮てしまうのも手である。
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