黒部渓谷 |
三日目、10月8日。 朝8時宇奈月温泉駅出発、黒部渓谷「欅平」行き。 小雨降ったりやんだり。 雨に煙る夕べの宿泊地、宇奈月温泉街。 駅前の駐車場は超満員だが、日帰りや通過の 観光客が多いようで、ここもやや斜陽。 関東で言うと鬼怒川温泉と同じ? ここの列車は、「トロッコ列車」で有名。 本当に可愛い。 |
こんなに小ッチャいけど、12両も引っ張って走る、凄いのだ。 渓谷沿いにクネクネ、トコトコ走る。 平らで直線の所もあるらしく、えらいスピードで走ることもある。 「おいおい、時間調整はやめてくれ!」 写真ではオープンの列車しか写ってないが箱車両もある。 私たちの乗った後部車両は箱車だった。 下りの雨の中すれ違った列車のオープン車両のお客さんは、全員カッパを着ていた。駅に用意されてるのかな。 |
終点の「欅平」まで1時間チョイ、途中の景観が素晴らしい。これで紅葉であれば見事なものだろうと惜しまれた。 立山は海抜 2316m、欅平は 599m、これはしかたのないことか。 観光屋のおっさん、言うことが良い。 「このコースのツアーは、立山か黒部溪どちらか一方しか紅葉は見られません。こちらが盛りの今月末には、立山は終わってます。我慢してもらうしかありませんです。ハイ」 うんうん、それはそうだが・・・・・ 途中の景観であるが、列車はクネクネ曲がるし、落石柵の支柱や木立が沢山あるし、おまけに雨は降ってるし、写真は撮れなかった。 歩けば良い写真が撮れそうだけど、道がない。 線路の所は、列車一杯の幅しかない所がほとんどだから、見つかればツマミ出されるのは目に見えている。見つかる前に転落するのがおちか。 というわけで「黒部渓谷」の写真は、欅平周辺だけ。 ここでも、ラッキーはあった。 渓谷沿いの遊歩道、先月の豪雨で破損箇所があって、昨日まで全面通行禁止だったらしい。 今日から一部開放になったそうです。 |
ダイモンジソウ、岩肌に群生していました。 |
クサキ という名札が付いてました。菱で実のようです |
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ヘイ、見事なピンボケでおます。・・・ダッテー雨降ってたんだもん。 アキノキリンソウ、岩の割れ目で健気に咲いておりました。 |
黒部渓谷ではご覧のように紅葉は見られませんでしたが、雨に煙る渓谷の峰々がそれはそれで趣のある佇まいでありました。 紅葉は今月下旬頃からのようです、赤や黄の葉を想像してお楽しみ下さい。 この後また、トロッコ列車で宇奈月温泉駅まで戻りましたが、途中から土砂降りになりました。 「もうええぞー、気の済むように降ってくれ」 、まだ欅平には沢山沢山観光客の方がおりましたのに、まことに好い加減なジジイ、ババア連であります。 麓のお土産センターの大食堂で昼食の後、午後2時、直行帰路に付きました。 関越道の小千谷、魚沼地域ではまだ震災の復旧が行われており、路肩や山肌に傷跡が残っておりました。大変な災害であったことを改めて実感いたしました。 自宅帰着、午後9時30分。チカレタベー! |