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最初からこだわっていたわけではないが、ある時手持ちの印判皿を眺めていたら文字をデザイン化したものが目に付いた。
皿で使われる文字のほとんどは「福禄寿」などの縁起文字であるから、判読が難しいわけでもなく、普段何気なく見過ごしているのものである。
ところが、こだわって見てみるとこれが意外と面白い。
文字そのものをデザイン化して模様としたり、窓枠の中に変形させて収めてみたりいろいろやっている。
それからもっと意外なのは、文字柄なんてごろごろあると思っていたが、いざ手に入れようと探してみると、なかなか無いということである。 |
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最初に注目した皿。
「寿」の文字ですが、三角の中に収めて、見事な連続文に仕上げました。
チョッと見、文字と思えないぐらい模様化していて、大変面白い。
やや中華風な雰囲気でしょうか。
漢字をデザイン化すると、なんとなく中華風に見えてしまう。やはり漢字の起源の国の四千年の歴史のせいかなー。 |
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次の皿は、力強い「福」の字が印象的で、小粒ながら風格があってコーナー飾りとして、一枚看板で気を吐いてます。
縁周りは算木のように見えますが、上を内にした「寿」が並んでいるようです。
文字尽くしで、ほぼ文字だけで構成されたデザインは大変面白い。 |
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「福禄寿」のお皿。
擬宝珠形の窓に納められた「福禄寿」が、大変目出度い雰囲気を醸し出しております。
お気に入りの一枚です。
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これまた「福禄寿」のお皿。
文字はデザイン化されてなくて丸文に収めただけであるが、お皿としてはシンプルながらこれはこれでバランスの取れた良い皿である。
書体の選択が良かったようです。
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これは単純に「福」を書き込んだけ。 イマイチ面白みがないなー。 |
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文字は「寿」。
幾何文様の皿に文字を取り入れたもので、やや異質な感じがする。
和洋混合、新旧混合、この違和感がこの皿の見所。
ということではありますが、決して好みということではありませんです。
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この文字は何だろう、パターン的には「寿」であろうと思うんだが、よく見るとそうは見えない。「吉」かなーとか「善」かなーとか見直してみるんだか、どう見ても納得できるものにはならない。
このさい「寿」ということで手を打ちましょう。
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これはまた、中華料理屋さんで見かけるような文字である。
12時と6時の位置にある文字は「福」だろうと思っている。3種類の文字があるので、これも「福禄寿」かなと想像するのだが、10時と4時の位置が、「禄」とすると、2時と8時は「寿」ということになる。
中華料理屋さんで見かけるような文字なので、中国文字のひとつなんだろうけどそのうち調べてみよう。(はぁー いつになることやら)
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この皿は見ての通り「鶴亀」ですが、なんとこれは象形文字?である。縁周りも3種類のフォント(?)で文字が印形で埋められている。亀さんらしい形があるのでこれも「鶴亀」かと思う。
金石文字か篆文字らしいのだが「ホンマカイナ?」という気もする。おそらく印判の作者の「・・風」オリジナルだろう。それらしくもあり、またインチキっぽくもあり、眺めているとおかしくってたまらない。
(真面目なものだったらゴメンじゃー)
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「こだわり」 その後
文字柄の印判皿には今も注目していて、目に付いたもので、なおかつ気が向いた時には
ポツリポツリ手に入れていました。特に執着とまではいかず、,見過ごしたものも沢山あるので
数は少ないのですが第2弾であります。
こうして注目してみると、デザインの中での文字の扱いには、いくつかのタイプがあるようです。
当然ながら、私の好みもできてきて、このタイプが面白い、面白くないなどと、更なる「こだわり」も
できてくるのです。今回はまだなんでもありですが、こだわりの方向などお話していきたいと思うのです。
2009/6/8
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大黒さま、布袋さま、お福さんと「福」の字で目出た尽くしの縁起の良いお皿。
文字皿の王道というこででしょう。
お気に入りの一枚であります。
「福」字が中央に配されたデザインは、インパクトがあってなかなか面白い。
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文字は「福禄寿」。
6つ割りの区画に市松柄と丸抜きに文字を収めただけのデザインで好み的には、あまり宜しくない。 |
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文字は「福寿」。
行書体の文字を使用しているのが珍しい。
が、4つ割り丸抜きに収めただけで、面白みはない。
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文字は「寿」。
6つ割り区画に文字と柄を交互に配したもので、文字、柄共にデザイン化されたもので、なかなかである。
「寿」のデザインは良くあるパターンであるが、丸抜きに収めるはこの形が収まりがよい。
柄は巴文の三つ輪繋ぎになっていて面白い。 |
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文字は「福禄寿+徳」。
8つ割り区画に文字と柄を配したのだが、「福禄寿」では三文字、一文字足りない、そこで「徳」を加えた。
「福徳・・」などというのもあることだし、「徳」が選ばれたか。
円の分割区画であるから逆台形になる、文字を変形して収めなければならないが、いい感じに収められている。特に「寿」が良い。
文字柄印判の面白さは、書体の選択と、柄との取合せに応じた変形にあるような気がしてきました。 |
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このお皿は中央に立派な旧書体で「寿」が書かれております。片身変わりの下側は絵と文がかな文字で書かれています。
絵はちょんまげ行商人の絵で珍品とのことですが、文字にしか興味ありませんのでどうでもいいのです。
したがって文を解読しようなどと言う意識もエネルギーもありませんです。 |
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芭蕉葉文のお皿は良く目にしますが、中央が文字になっているものがありました。
「寿」と思われますが上下対称の文字で、厳密に言うと寿ではありません。これまでの丸寿は文字をならったデザインとなっておりますがこれは手抜きです。
文字の意識はないようですな〜
「寿と読みたかったら勝手に読めばー」と言っております。 |
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久しぶりに文字皿らしいお皿に出会いました。
「寿」の文字が四方に配された枠に収められております。
でも枠の周りが変な形の白線で囲われています。これは何じゃろかいと良く良く見ると、地紋は松の葉です。と言うことはこれは松の枝を描いているということです。
決して美しい意匠とは言えませんが 「ほほー! なーるほど」 と言わせる意外性の面白みがあります。
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