広東形蕎麦猪口 2点 |
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栗文蕎麦猪口 天明期 口径7.6cm 高6.3cm |
牛追童子文蕎麦猪口 江戸後期 口径8.4高6.4cm |
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この形の器は広東形と呼ばれている。 広めの高台や、高めの高台があって、そこから直線的に開いていく形状である。 このタイプの器は1780年頃(天明期)から特徴的に出現する。 栗図の猪口は上質の磁胎磁質で白さの美しい薄作りの綺麗な猪口である。 蕎麦猪口図録に掲載している広東形の飛行龍文の猪口と同質の上品なものである。(下掲画像) 裏銘も筆致まで同じで、同窯の産であろうと思っている。時代は天明期、広東形の出始めの作。 牛追童子の猪口は作り、磁質ともに手が落ちており、同銘とはいえ崩れているので時代の下がった作であろうと判断している。 2008/9/1 蕎麦猪口コレクションを見る |
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(参考)広東形飛行龍文猪口 |