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天保伊万里と称されているお皿ですがデザインとしては誠に秀逸であります。 眺めていて飽きません、輪繋ぎにした鷺、雲の表現、柳の木、林の表現、鷺の周りの濃に散らされた白雪、 技法的には目新しいものではありませんが構成が見事です。 器形は輪花の型物ですが裏の作行など総体に観れば、決して上手とは思えません。 天保時代には染付磁器も庶民の器となっておりましたので、特別な製品ではなかったのでしょうが、 この時代にも才能豊かな職人さんは居りましたですね。 間違いなくこの時代の傑作の一つであろうと思います。 2007/11/10 |
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