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今月は少し趣を変えて、小品を取り上げました。 水滴であろうと判断するものでありますが、下図のごとく一般的な水滴と比較すると、かなり大振りである。 はたして本当に水滴かどうかずいぶん悩まされた。 野弁当の酒器の可能性もある。お重タイプでこのように小さい穴の野弁当をなにかで目にしたことがある。 しかしこの器は底面も上面も嵌合の形状にはなっておらず、単独使用の器である。 そんなところから、これは水滴だろうと考えている、しかし自信はない。 どなたかお分かりの方がいらっしゃいましたらお教え願いたい。 作りはなかなか丁寧なもので、絵柄も菊花と遠山桜が描かれていて、オールシーズンようである。 釉調や絵付けの感じからして江戸中期から後期にかけてのものと判断している。 2007/2/1 ご覧頂いたお友達の皆様からご指導を頂きました。ありがとうございました。 1.大きいものですが、水滴として作られたものでしょう。 2.緑がかった釉薬から平戸の製品と思われます。 |
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