古染付 芙蓉手宝文深皿
明末清初  径14.7cm*高3.0cm


久し振りに古染のお皿を取り上げることにしました。

この手の芙蓉手のお皿も欲しいと思っておりましたが、なかなか気に入ったものに出会えませんでした。

見込みの絵柄には色んなものがありますが、この手は珍しいと思います。私も初見でした。

「冊子」に「房飾り」それに、なにやら「火炎宝珠?太鼓?」
のようなものも描かれています。
・・・・・「火の車」はいけません、身につまされますです。

この時代特有の、薄作りでカリッとした焼上がりのものです。高台内側の面は箆跡という筋が入っております。

これらはこの時代の古染付の特徴で、しばしば真偽や時代判断の材料として参考にされます。



2006/8/1