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雪景色を描いた古伊万里を目にする機会はそこそこある。 豪雪地域の皆様には申し訳ないが、日本での雪景色は趣のある風景と捉えられているので、絵画や詩歌で取りあげられることが多いからであろう。 この皿の絵であるが、パッと見て雪景色だなと思えるが、よく見ると本当に雪景色だろうかと思うこともある。屋根や樹木に雪の感じがないからである。しかし、更に良く見ると、遠山や庭の石や盛り上がったところは、雪の表現なんだろうなと思う。 まあどうでも良いことなんだが、こうして雪景色と再認識したのである。 見込み絵では後期かなと思ったが、裏を見るとなかなか良い作りになっていて、江戸中期の作と判断している。 2006/12/24 クリスマス特別展示 |