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棕櫚葉文としているが、花苑の庭にある棕櫚の葉とは少し感じが違う。 棕櫚は葉裂が深く、葉身が長くバラバラになっている。 ヤシ科の葉であるとは思うが。近いのは「トウシュロ(唐棕櫚)」か「ウチワヤシ(団扇椰子)」。 ウチワヤシはかなり大きいものなので違うかも。 まあそれはそれとして、「交差葉文」は銀杏の葉のものは目にすることもあるが、この葉は珍しい。 交差のさせかたもこの時代らしく、品の良い配置で秀逸である。 末尾に参考図を転載してあるように、器形から類推するに、寛文様式に分類された作品に酷似していることから 寛文時代の作と判断している。(1660〜1670年代) 2005/12/1 |
参考画像 「団扇椰子」 |
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