初期伊万里 四方襷梅鶯文扇形皿
江戸前期:長辺16.5cm*高2.8cm

この手の作品は初期伊万里と称されることが多いいが、初期から藍九谷への移行期の作で、
初期藍九谷と呼ばれることもあるようです。

雰囲気的には、中国の祥瑞手の影響を色濃く受けたもので、この特徴的な縁周りの意匠を有する皿は
、展示会、骨董市などでしばしば目にするものと思います。
比較的生産技術が良くなった時期で、生産数も上がっていたのでしょう。

この手の名品には、日本の茶人の注文で作られ輸入された中国の祥瑞に引けをとらない、
見事なものが数多く伝世されているようです。

2005 元旦


裏銘拡大