鍋島 青海波に水仙文
文化年頃:径14.8cm*高3.5cm




戸栗美術館の鍋島展で見た、盛期鍋島の神業「青海波」に衝撃を受けてからうん年、庶民には叶うべくも無いが、憧れを抱きつづけている。

この皿に出会った時、あのときの「青海波」の雰囲気十分な香りを感じた。

後期ものとしては、配された水仙のバランスも良く、丁寧な絵付けで、鍋島たりうると判断した。

店主も「表だけなら中期とも言えるが高台の櫛文からすると、やはり後期、文化文政かな」と言っていた。

器形も、いわゆる後期物よりは浅めで、木杯形を留めている。



2004/1/19
 (ビッグサイトのオフ会にて)