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盛期の鷺図も染付に興味をもった時からの憧れのひとつ。 このお皿は甘手。私に手の届くのはここまで。 しかしながら私にとって、十分な美しさを持っている。 見込の鷺図は下の拡大図にみられるように、表情豊かで動きのある鷺が描かれている。 流水に足を踏ん張り魚影を追う姿などは、まさに入念な観察を重ねることでしか得られない姿であろう。 藍九谷や盛期の動植物の絵は鋭い観察眼を感じさせるものが多く、いつも敬服させられる。 縁周りの唐花は花唐草の原型をイメージさせ、高台の形状や裏絵は藍九谷の雰囲気を残す。 2003/12/1 |
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