藍柿 梅枝柴束散し長皿 元禄期 径20.5*10.2cm 高3.2cm

芝垣の皿に憧れていたので問答無用で手に入れた。
絶妙の配置で縁の口紅とあいまって大変上品な仕上がりである。裏は作りも花唐草もカチッとしていて気に入っている。
渦福の形体から藍柿でも時代のあるものと判断している。
この皿は、購入した時「柴垣桜花散」になっていたのであるが、花のつき方、つぼみの形状からして、明らかに「梅花」である。
また、「柴垣」の表現は、いろいろな書籍を見てみたが、こちらはこの形体も柴垣になっているようである。
しかしながら、私としては「柴束」もしくは「束柴」が適当であると思っている。

2002/2/3