藍柿右衛門 瓜文変形小鉢
江戸盛期:径13.2cm 高4.7cm
梅雨の季節になって、雨のない昼には初夏を感じさせる太陽が顔を出す。
実の子供をつけた瓜の花が水玉をのせて輝く。こんな情景を思い浮かばせる細密な絵だ。
裏絵も柿右衛門らしくて良い。裏絵に花鳥文を配した器は大変希少なものだと聞いたことがある。
銘の「渦福」もビシッとしていて、これが渦福なんだなと感じさせてくれる。