染付 芙蓉手草花鳥文皿
江戸中期:径16.1cm 高2.5cm
見込と芙蓉手の区画すべてに鳥が描いてある。素朴で可愛らしい鳥達である。
この意匠は古染付で見たことがあるので、古染付を模倣したものであろう。
この文様の皿は結構長い期間作られていたようで古作から後期のものまで目にしたことがある。
本品は磁質、呉須の感じ、兜形の形態、三角高台、薄く成型された磁胎など古作の特徴をもっている。
古染からの古い倣い作品であろうと考えている。
裏銘も特徴あるもので、これも窯印ではなく古染の本歌の写しと見る。


2014.2.1