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当花苑の特別展示も100回目を迎えました。 怠け者ハヤカゆえオープン以来の暦月数とは合いませんが、まあ一つの到達点ということでしょう。 花苑としては少々珍しいお皿を展示します。 染付のハヤカと自称していても、コイマリストの端くれ、柿右衛門に憧れを抱かない筈はありません。 元来、私が染付に拘っているのは好みの問題ではなく、当家の諸情勢によるもので自らに課した制限域なのです。 でありますから、古伊万里を愛する人間として、柿右衛門の柿右衛門らしいお皿も一枚は欲しいと長年念じてきました。 そこで出逢ったのがこのお皿、染付のハヤカにぴったりの色絵柿右衛門。 染錦と言えるのでしょう、藍九谷の染付にも見られる草花孔雀文の見込み、色絵の縁周り。 計画的に配された染付に上絵を施して、見事な草花文様を描いております。 梅花、薔薇?、蘭、太湖石、美しい上絵具、完璧な柿右衛門の色絵草花文、嬉しくてしょうがない。・・・(親バカ) これでまた一つ課題がクリアーできた。 心置きなく、染付に専念できることでしょう・・・・ (ナンチャッテ、でしょ!) 2010年10月1日 |
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↑ 少しだけど、瑠璃の上絵があるのが嬉しい | |||||
裏は大きめの唐草 銘は「太明成化年製」 |