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全長13cmの金属製の丸棒を咥えてもね〜、雰囲気出ませんよね〜。
手を離して咥えタバコにすると、重いから垂れ下がってしまうし面白くないですよね〜。
そこで思いついたのが、以前気まぐれで煙管(キセル)でも使ってやろうかとヤフオクで落札した物があったな。
結局のところ、刻みタバコはなかなか手に入らないし、まだヘビースモーカーだったし、いちいち詰めて2,3服吸っては詰め替えたり、余程の暇人でなけりゃやってられんわい、というころでお蔵になった煙管があったな。中管の太さも同じくらいだし、電子タバコに煙管の金具付けたら面白そうだな。
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ノギスで計ってみると電子タバコの外形は9.3mm、煙管の中管は9.2〜9.5mm ほぼ同じだ。
これならいけるんじゃないのと、煙管を分解してみる。ところが流石に職人技である、引こうと回そうとびくともしない。
これなら多少 振り回そうとコンコン打ち付けようと外れることはないな。出来るだけ部材に傷を付けたくないので、道工具は使えない。手では細くて力が入らないので大きい輪ゴムをグルグル巻きにして必死に回し抜きした。固いはずである竹の中管に段が付くほどの締まり嵌めになっている。おまけに両側3cm以上差し込んでいる。握力に筋肉痛の後遺症が出るほど固かった〜。
煙管の部材の名称は、刻みタバコを詰める方を「雁首」、咥える方を「吸い口」、中管は「羅宇」と言うそうだ。
銀製の金具を電子タバコに当てて見ると、無理繰り入れれば入りそうではあるが、電子タバコはカートリッジの交換やカプセルの交換をしなくてはならないから、簡単に抜き差しが出来て、且つ取り回しで脱落しない固さでなくてはならない。そこで半丸のダイヤモンドやすりで微調整をして収めた。 なかなか良い感じである。
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こうして日常のアイテムとして並べてみても、さほど奇異な感じはない。羅宇にした電子タバコの金属の質感が妙に煙管の金具にマッチしていて、煙管を知らない人から見たら
「何か分からんけど」 現代のアイテムの一つと思うんじゃないだろうかなどと勝手に悦に入っている。 これぞ Neoclassic Style じゃー!
電子タバコの無粋さ、味気なさを解決すると、こんな優れ物はない。火は要らない、灰皿は要らない、煙は出ない、灰をこぼして汚すこともない。 禁煙途上国の野蛮人バカヤではありますが、一応体裁は繕っていて、人前では吸いませんでしたので完全自宅用であります。 これからは家内の超高感度煙センサーを気にすることなく、自室でゆっくり楽しめるようになりました。
それからタバコってのは、依存性はそう強いものではなく、「箱を開ける・取り出す、咥える・火をつける・吸う」という一連のルーティーンが癖になっていて無意識に行っているものだと思うので、電子タバコでこのルーティーンが崩れればそのうち飽きるんじゃないかと期待しております。
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2018/9/9
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