ネットオークション徒然草


つれづれなるままに、日暮し模似多にむかいて大苦諸奴、

画面にうつりゆくよしなし物を、そこはかとなく買いつくれば、


あやしうこそものぐるほしけれ

〔口語訳〕
なすこともなく、たいくつなのにまかせて、一日中モニターを前にしてオークション、
次から次へと画面にうつってくるたわいのないものを、別にこれと言った順序もなく買いつづけていくと、
われながらまったく、変にわけのわからぬもの狂おしい気持ちがする。


(高校の教科書を参考にしたが、肝心の最後の文節の訳のお粗末なこと、わけ分からん。
これじゃ高校生が古典嫌いになるのは当たり前だな)

〔ハヤカ告白訳〕
気ままに仕事もほったらかして、来る日も来る日もモニターに向かってネットオークションにはまる、
次から次へと映し出されるあれやこれやを、特別なこだわりもなく、後先も考えずに目に付くままに買いあさってきたら、
いつのまにか、われながら呆れるくらい気違いじみてしまったものよ、オバカ だ。

いとおかし。
「赤貧なるも、なんとおもむきのあることよ。」

「なに気取ってるのよ、明日のお米どうするの!」