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どうして寝違えが起こるのか?
こんにちは。
いかがお過ごしですか?
後ろは向けますか?
ここ1〜2週間、寒の戻りがひどいですね。
その前は5月初旬、下手したら夏の始まり位の暑さだったのに、急に10℃も15℃も気温が下がっちゃって。
正直、温度の変化についていけないです。
これは温暖化の影響なのか、それとも寒冷化の始まりなのか。
地球の歴史で言うと、本来は『現在は氷河期』らしいですぜ。
何十万年、何百万年単位の変化は私の知見ではもう付いていけないですわ。
で、表題の件ですが。
『寝違え』って痛いですよね。
朝起きたら、突然首が痛くて上手く動かせなくなっている。
ここ先週と先々週、そういう『寝違え』の患者さんが急増しました。
こんなに寝違えが続いたことはかつてないですね。
どうしてこんなに寝違えの患者が増えてしまったのか。
それを解くためには、「寝違えはどういう理屈で起こるのか」というのを理解する必要があります。
まず、ですね。
人間は体を動かす時に、筋肉を使います。
筋肉に力が入り、ギュギュっと短くなります。
筋肉は骨と骨にまたがって付いているので、筋肉に力が入って短くなることにより、骨と骨の距離が近づいて体が動くわけです。
ところが、何度も何度も続けて使っていると、筋肉は疲れてくるんですね。
この疲れがすぐにゼロまで回復すればいいんですが、その疲れ具合によっては次の使用までに回復しきれない時が出てきます。
すると、ゼロでない所に次の疲れが来るので、疲れが溜まってくるんですね。
ある一定以上疲れが溜まってくると、筋肉は力が入りっぱなしになって固くなります。
これを我々は『凝り(コリ)』と呼んでいるのです。
そして、この筋肉のコリ部分は疲れが回復するまで使用しないように、脳に向かって『コリ部分の使用を嫌がる信号』を発し始めます。
これを我々の脳は『凝りの痛み』として認識するのです。
だから寝違えも基本的には首の筋肉の使い過ぎで痛みを感じているのです。
でも、寝違えの痛みは『ただの』首の凝りとは違いますね。
爆発的な痛みです。
何が違うのでしょう。
東洋医学でこういう痛みを『痛痺(つうひ)』と言います。
東洋医学的な説明をすれば、この痛い場所に『寒邪(かんじゃ)』が入った、と表現します。
用語説明するとですね、寒邪ってのは『体を強く冷やされる状況』のことです。
つまり、この痛い所に冷たい風が当たって冷えた、と考えているのです。
寝違えが起こるときってのは、首の筋肉に疲れが溜まっているところに、冷たい風がピューピュー当たって皮膚が冷え、そこの筋肉と皮膚が寒冷ショックにより過敏に反応して、脳に超強度の痛み信号を送るようになってしまった、ということです。
今回の当院の寝違えフィーバーが起こる前、気温が一気に上がりました。
だから皆さん、長そでを仕舞って一気に薄着になりました。
そこへキツイ寒の戻りですよ。
この痛痺が起こりやすい状況ってのは、『体全体では寒くないのだけれど、体の一部分だけがガツンと冷やされたとき』です。
つまり、
何か作業をして首の筋肉を使った。
→暑くなって脱いだ。
→→全体としては寒くなかったから上着を着なかった。
→→→首だけ強めに冷えた。
→→→→次の日の朝、首が痛くて動かせない。
→→→→→寝違えだーーー!!
ということです。
皆さん、朝起きたときに痛みを感じるので、「寝ている間に何かあったに違いない!!」と判断してしまうんですが、そうじゃない。
体全体が冷えたわけではないので、首が冷えたことに気付かないところがポイントです。
首が、首だけが冷えたんです。
皮膚の冷えが原因なので、基本的には皮膚の冷えの解消ならびに中の筋肉を緩めてやれば痛みは治まります。
なので、ご自宅ならば使い捨てカイロを患部に当てていただくと、痛みが引くのが早くなると思います。
「そうなの!? 今スゲー痛いの! 早く良くなるってどれだけ??」
さあ、それは個人個人違うので何とも。。。。
「いや、今、痛くてどうしようもないんだけど、どうにかする手段は無いの?」
無い? ある?
そう!
あるんですよ、コレが!
こういう時、鍼灸マッサージが抜群に効きます!!
今回のような痛みは患部の筋肉を緩めるのと同時に、寒邪に対しても処置をしなければなりません。
そういうのは、鍼灸マッサージの得意とするところです。
そして小浜治療院は寝違えを治すのはとても得意なのです。
当院のように少ない回数で治せる治療院はおそらくほぼ無いでしょう。
だから、寝違えが起こりやすい気象の後には寝違えの患者さんがバンバンやってくるのです。
皆さんも、もし寝違えになったら、まずは使い捨てカイロを痛い患部に当てて様子を見てください。
それでもどうしようもなかったら、小浜治療院へお気軽にご相談ください。
当院だったら、少ない回数でパパッと治してみせます。
皆さんのお力になれれば幸いです。