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男性不妊の治療について

 

こんにちは。

いかがおすごしですか?

 

不妊症で妊活、となると原因を女性ばかりに考えがちですが、やっぱり男性が原因の不妊もあります。

子作りは男女2人、いわば「チーム」でやるんだから、原因が片方にしかない、なんてことはない。

まあ、当たり前と言えば当たり前なんですが。

WHOの調査で、不妊のカップルのうち、男のみに原因のあるものが24%、女性のみに原因のあるものが41%、男女ともに原因のあるものが24%、原因不明が11%だそうですよ。

男性にもじゅーぶん原因があるってことですね。

 

で。

男性不妊の原因を分けると、

@性機能障害 ・・・ 性行為ができない

A造精機能障害(精子形成障害)・・・ 精子がたくさん作れない

B精路通過障害 ・・・ 精子が通れない、でてこない

の3つに大別されます。

まあ、鍼灸のホームページなので鍼灸で考えますが、これら3つの状態を鍼灸で解決できるのか?ってことですね。

 

まず、「@性機能障害 ・・・ 性行為ができない」に関して。

こいつもさらに2枠に分けられます。

@−1 性行為が開始できない。

いわゆる「勃たない」ってやつですね。

そもそも勃たなければ始まらない訳で。

@−2 性行為が射精まで継続できない。

いわゆる「中折れ」ってやつですね。

最初は元気でもフィニッシュまで持たずフニャフニャ〜となってしまう。

(これらの他に「腰が痛くて性行為に集中できない」とかの「腰痛」「○○痛」ってのもありますが、それは鍼灸で当然治せるものとして話を進めます。)

 

「@性機能障害」のこれら状態に対して、東洋医学ってのは歴史が長いですから診断法、解決法を持っています。

昔から中年以降の男性なら大体気になる内容ですからね、情報の集まっている量が多いんです。

まず、患者さんの体質で、大体2グループに分けられます。

腎虚(じんきょ)グループと脾虚(ひきょ)グループです。

「腎臓と連動する神経」の働きが悪いグループと、「膵臓と連動する神経」の働きが悪いグループ、ってことです。

@−1「勃たない」ってのは腎虚の人に多いです。

@−2「中折れ」ってのは脾虚の人に多いです。

みんなそれぞれ体質は違いますから、腎虚だけ、脾虚だけという単純な状態ではないかもしれません。

素人では絶対に分かりません。

「精力の付く食べ物を食べれば…」とか、そんな単純な話じゃないんです。

ご近所の腕のいい鍼灸師に見てもらってハッキリさせましょう。

この「@性機能障害」ってのは割と簡単に治せる部類のもので、解決しやすいです。

男性の鍼灸師なら親身になって相談に乗ってくれると思いますよ。

ちなみに私自身が「中折れ」の期間をしばらく経験してますから、患者さんが「中折れなんですけど・・・」と言おうもんなら、それはそれは飛び掛かるくらいの勢いで親身になって治療します。

小浜治療院にお任せください。

 

問題は残りの2つですね。

A造精機能障害(精子形成障害)・・・ 精子がたくさん作れない

B精路通過障害 ・・・ 精子が通れない、でてこない

これをどう治していくのか。

 

チョット逸れますね。

専門書の多い本屋さんに行くと、お医者さんの読まれる医学系の専門雑誌ってのが置いてあります。

内科とか整形外科とかの症例報告とかが載っている雑誌ですね。

そこには置いてないのかもしれませんが、じつは『東洋医学の専門雑誌』もあるんです。

鍼灸師や漢方薬を扱う薬剤師が読む症例報告とかが載っている雑誌が。

「○○の症状に△△の配穴・方剤で治癒した数例」的な内容が載っております。

そんでまあ、雑誌なので、月ごとに「特集」とか組んでたりするんですね。

「不眠症特集」とか「腰痛特集」とか。

そんな中でやはり、定期的に「不妊症特集」ってのがあるんです。

不妊症特集でも女性に対する治療の記事の方が圧倒的に多いんですが、男性不妊に対する記事も少し載るんです。

「○○(方剤やツボ)を用いた男性不妊の治療」で60例中治癒率○○%、のような。

運動率○○%向上とか、妊娠何例中何例とか。

検査や効果の判定は精液を顕微鏡で見たり、その後の妊娠率で見たりしています。

さすがに100%効果ありってのはないんですが、かなり良い報告は上がってるんですね。

 

で、ですね。

これらABの男性不妊の症例に共通するのが、患者は基本的には「冷えがある」「腎虚(じんきょ)である」ということ。

(当然ですが腎虚以外も少数おられます)

そして、それぞれ人によって、腎虚プラス何かの虚があって精子に問題が出てるんですね。

腎虚とは『腎臓の働きと連動する神経群の機能が低下している状態』です。

単純に「腎臓が悪い」「臓器が悪い」という話ではないんですね。

なので病院で調べても腎臓の機能に病的な変化は出てないです。

そこが東洋医学と病院の診る場所が違って面白いところで。

物質ではないんです。

機能なんです。

神経の働き具合を見ているんです。

 

で。

東洋医学では長年の経験から「腎臓の働きと連動する神経群は、精子を作る器官の働きにも精子を送り出す器官の働きにも影響している」と判断していて、それらの神経の不調を改善することにより精子の状態を改善させて男性不妊を治療できている、ということになります。

ですから、ご近所の東洋医学に精通している鍼灸院や漢方薬を取り扱うところに行って相談すれば、良い結果が得られることになります。

神経に働きかけて、精子を作る機能を亢進させたり、精子の通り道を締め付けている筋肉の神経に働きかけて通り道を緩めたり、そうして最終的に出てくる精子の量や活動量を向上させるんです。

鍼灸か漢方薬か、なんてのは手段の選択に過ぎません。

鍼灸の方が結果が出るのが早く、体質の変化に合わせて治療方針を変えやすいです。

しかし、 専門家しかツボを正確に探せません。

漢方薬は結果が出るのが遅いですが、薬を飲み続けるだけですから手軽です。

メリット・デメリットがあります。

どちらでも東洋医学をきちんと理解した腕のいい先生なら治せますので、まずは相談してみることです。

 

当院ですか?

つい先日まで男性不妊の患者さんはおられなかったのですが、ついに来ていただけました。

許可が取れたので記事に書くんですけどね。

 

この患者さんは奥さんに勧められて当院を受診されました。

 

男性不妊をどうになかりませんか、と。

 

話を聞くと、精子の運動率が調べるたびに30%→10%→最近では20%となっている、その他の数値も軒並み悪い、とのこと。 

 

私 「まあ、色々あるんでしょうが、とりあえず週1で続けてみましょうか」

 

ということで治療を開始しました。

 

当然、当院で受ける鍼灸マッサージ治療だけでなく、ご自宅でもココとソコとアソコにお灸をしてね、○○って漢方薬を飲んでね、杜仲茶も飲んでね、などの生活指導も行いました。

 

で、4回目ぐらいの来院時に報告を受けました。

 

患 「精液検査の結果がすごく良くなりました! 10倍くらいになりました!!」、と。

 

私 「ん〜ん〜ん〜、細かい事で申し訳ないんですけど・・・、『運動率20%』の10倍は『運動率200%』になってしまうんですけど、そこは・・・?」

 

患 「あ、すいません。すべての数値が上がって、総合的な評価が10倍くらいに良くなったと医者に言われたということです・・・」 

 

私 「あああ、すいません。それなら理解できます。すいません・・・」 

 

でその後、奥さんも出産まで継続的に受診され(奥さんの話だとこの時精子の運動率は90%近くまで上がっていたらしい)、この度、無事奥さんが出産されました。

 

患者さんは妊娠できる、私は男性不妊の治療実績ができる、ウィン−ウィンの関係ですね。

 

この記事を見て、もっともっと男性不妊の患者さんが当院に来られることを期待しております。

 

 

 

 

 

東洋医学、そして鍼灸マッサージには男性不妊を治療することができるんです。

 

どうせダメだ、とか、嘘っぱちだろう、とか、大げさに言いやがって、とか、後ろ向きのことを考えている時間はもったいないですよ。

 

お近くの鍼灸マッサージ院か小浜治療院へ、お気軽にご相談ください。

 

実績は出来ました。

 

お力になれます。

 

一緒に頑張りましょう。

 

皆さんの助けになれれば幸いです。

 

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