◆◆◆吉野〜天河◆◆◆
2002年7月28〜8月1日
横浜から東名、東名阪を通って吉野天川まで行って来ました。
1日目は伊賀上野まで、約5時間半。
伊賀上野城 |
昭和10年に再建された木造天守。もとは五層だったらしいが現在は三層。
でも小天守を従えた姿は、なかなか美しい城です。
慶長13年、豊臣攻めのため、藤堂高虎が家康の命を受けて築いた城。
だが竣工直前、暴風雨のため倒壊。
日本一といわれる石垣が迫力!
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翌日は初瀬街道を通って、夏見廃寺、室生時、
370号に出て、阿騎野、大宇田経由で吉野に向かいました。
夏見廃寺 |
大来皇女が父である天武天皇の菩提を弔うために建立した昌福寺の跡と推定されています。
名張といえば、壬申の乱の時に吉野で挙兵した大海人皇子が
最初に駅家を焼いて反乱の行動を示したところ。
やはり意味深い土地だったのでしょうね。
吉野宮滝あたり |
天武・持統帝の離宮跡と推定されているところ。
壬申の乱の時に大海人皇子が挙兵した場所とも言われています。資料館もあり。
とても流れが美しく、盆地に暮す都人が離宮を作りたくなる気持ちもわかります。
古代の祭事品も発掘されているので、
何らかの宗教的意味のある場所という説もうなずけます。
伊賀上野から吉野への道のりは、
壬申の乱の時に吉野で挙兵した大海人皇子と鵜野讃良皇女が
取る物もとりあえず東国へ向った道を逆走したことになるんですよね。
ちょっと感動でした(^^)
吉野水分神社 |
吉野山は暑かった・・・。
オフシーズンということで車で廻ってしまいました。
でも素朴で古びてて歴史を感じるところでした。
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天河神社 |
夏の天川村は一大キャンプ場と化していて、家族連れで大混雑。
「天河は“気”の集まるところ」だそうですが、
天河神社もにぎやかで、気を感じるどころではなかった(笑)
まあ、もともと霊感の無い人なので、静かでも何も感じなかっただろうけど…(^^;)
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午後は二上山のふもと当麻から、竹内街道を通って大阪の太子町まで行きました。
叡福寺のあたりは「王陵の谷」といわれるところで、用明天皇陵、敏達天皇陵、
推古天皇陵、孝徳天皇陵に指定されている古墳をはじめ、たくさんの古墳があります。
叡福寺も桜が美しいお寺だそうで、やっぱり春にゆっくり古墳巡りをしたいですね。
叡福寺 |
聖徳太子廟 |
帰りは山の辺の道に沿って走りながら、名阪国道の福住インターへ。
特に渋滞も無く、休憩取りながら夜8時横浜着でした。