◆◆◆ 京都夜歩き ◆◆◆
2000年11月25日
今回の目的は、清水寺の御本尊特別公開と夜間特別拝観めぐりです。
連休で人の多い時期だったので、お祭りのような華やかさがありました。、
でも・・・
ふとした闇の中に"あやしい都"の雰囲気が漂っていました(^^)
京都の夜歩きはお薦めです!
特に、「あんなマンガ」や「こんな小説」がお好きな方にはお薦め(*^_^*)
まずは京都駅で昼食を済ませて、哲学の道に沿った法然院へ。
紅葉の庭など拝見して、さらに安楽寺へ廻りました。
この辺りはいわゆる鹿ヶ谷、境内には松虫・鈴虫のお墓があります。
夕日を受けて輝く竹林を背景にした墓所は
静かで美しかったです。
次がお隣の霊鑑寺、
ここは毎年11月の最終土日しか公開されません。
「谷の御所」と呼ばれ、代々皇女が住職を勤める尼門跡寺院です。
紅葉も美しいですが、花が多く綺麗な寺院です。
この辺りは哲学の道沿いにずっと歩きです。
夜間拝観は5時半からなので、お茶しながら休憩してました。
永観堂に着いたのは4時50分頃だと思うのですが、
すでに長い行列が出来ていました。
5時半に開門で、なんとか入れたのが5時50分頃。
でも境内が広いので、中は歩けないほどの混雑ではなかったです。
ライトアップされた紅葉と本堂内は本当に美しくて、
これだけの人が訪れるのも納得できました。
永観堂を出て、人の流れについていくと、次ぎは南禅寺門前に。
ここでは山門だけがライトアップされています。
闇の中に突然浮かび上がる山門は圧倒的な迫力!
人も少ないので、静かな中で山門を見上げていると、
平安時代の人物になったような気分になります。
誰か出て来そうなの〜♪
都ホテルで休憩して、青蓮院、知恩院を見ながら、高台寺へ向かいます。
このあたりは道からして、すごい人!
さらに高台寺は境内の道が狭いので身動きできない〜(笑)
早々に出て来てしまいました。
高台寺の夜間拝観は長い期間行われているので、
もっとゆっくり拝観出来る時に訪れた方が良いようです。
三年坂の忘我亭で、また休憩。
もう9時近いのに二年坂、三年坂も縁日のような人混みです。
そして最後は清水寺。
御本尊特別公開(1時間待ち)、胎内めぐり、
成就院の庭の夜間公開などを見て1日目が終わりました。
蝋燭に光に浮かび上がった御本尊は
確かに力を持っているように見えました。
10時過ぎても混雑はあいかわらず。
道路は大渋滞でバスもタクシーも来ないので、
駅に向かいながら(ホテルは反対方向)タクシー探し。
11時過ぎにホテルに到着しました。
今年の紅葉は、かなり遅れていてまだ6〜7分。
気温が高く、雨が多かったせいであまり色づきは良くなかったようです。
でも、夜というのは不思議ですね。
見慣れたもの、光景も違って見えます。
特に史跡や歴史的文物は闇の中で見ると、
それぞれの生まれた時代、生きた時代がよみがえって見えるようです。