京都怨霊巡り
1999年12月26〜7日
今回のテーマは「京都ミステリーツアー」です。
初日はまず、宇治の「源氏物語ミュージアム」へ。
前回(98年末)は一日違いで休館期間に入っていて見られなかったので、
今回は第一番に行きました。
でも、それほど見所はなかったですね。ちょっと期待はずれかな…。
ま、「宇治十帖」苦手だしな。
その後京都に戻って、六条堀川の「風俗博物館」へ。
ここは面白かったです。
源氏の六条院・春の御殿を1/4模型で再現展示、
その模型の中では人形達が物語の中の様々なシーンを演じてます。
衣装や調度なども忠実に再現されているので、
衣装の柄で誰だか判るようになってます。
四方八方から(上からも)眺められるので、
奥行きがあって楽しい。
実物大に再現されている部屋もあって、上がって写真も撮れます。
2日目は、
上加茂神社〜一条戻り橋〜晴明神社〜御霊神社〜
八坂の塔〜八坂神社〜建仁寺〜六道之辻〜六道珍皇寺〜六波羅密寺のルート。
「一条戻り橋」は某マンガで有名になったけど、
普通のコンクリートの橋でした。ただ観光客は多い。
案内板の前に人だかりが出来るほど。
で、それを見た通りがかりの地元のおじいさんが詳しい説明をしてくれました。
妙に慣れていたから、いつもしてるんだろうな。
「晴明神社」
すごかったです〜〜〜
晴明ファンの女の子がいっぱい訪れていて華やかなんですよ。
ミステリースポットというよりコミケみたいでした(笑)
京極夏彦や大槻ケンヂ、千秋、(あと忘れた)の絵馬がありました。
「建仁寺」は、
今は祇園の真中にあるけれど昔は北条早雲も修行した大きな禅寺。
庭園には織田有楽が建てた信長の供養塔、
方丈裏には安国寺恵瓊の首塚などがあります。
私達が行った時も特別公開期間だったのですが、
風神雷神図」は見られませんでした。
なぜかと言うと、
ちょうど東京国立博物館で開催されていた「国宝展」に
貸し出されてたからなんです。
こういうことはよくあって、
熱田神宮へ行った時も、東大寺へ行った時も、
宝物などは、東京の「宝物展」に貸し出し中でした。
旅の日程を立てる時点では、
すべての展示会などのチェックは出来ないので仕方ありませんが、
やっぱり残念ですね。
「六道ノ辻」、
今はなんてことのない普通の町ですが、
京都にしては変わった雰囲気の所かな…
こじつけると、ちょっと妖しいかも(笑)
でも、源氏物語の六条という地も、こういう妖しさが含まれてるのでしょうね。
「六道珍皇寺」は、
小野篁が冥界に通ったという井戸がある寺、
篁の閻魔像もあります。
駐車場になった境内の傍らに何気なくあるのが、ちょっと怖かったです。
あんなんでいいのかなあ…
「六波羅密寺」、
教科書で有名な空也像、清盛像があります。